日曜日の丹波新聞より

私が親しみを込めて「Ashidaプロジェクト」と名付けたので正式名称ではありませんが、つい先日の丹波新聞に当事業についての紹介がありました。
概略;兵庫県の県民交流広場事業として、当芦田自治区の住民が交流を深める意味での活動拠点を整備しようと模索され、空き家となっていた旧JA支店の建物を買い上げて中身を少しお化粧直しして、この夏より本格活動開始です。
さて、私が関わっているのは勿論、そのお化粧直しのお手伝いに、役立つためですが、本日1回目の図面提出でした。
内容を説明し、しばしヒアリングなどをすると、少しご要望も増えました。
住宅のリフォームと同じです。ついでやから、これもと言った感じで、ついつい増えます。
どこで線を引くか、難しいのですが、住宅と違うのは施設を利用する、より多くの方が関わると言う事です。
それに比例して要望も増えます。
最終的には、予算との兼ね合いで、どこを優先させたいか?と言った恒例の段取りになる事は間違いないのでしょうけども
予算の事も頭に置いて頂きながら、進行するのも私の役割ですね。
今週も非常に寒い1週間でしたね。
三寒四温と言える時期まで辛抱です。
現場は順調ですが、検査機関のハプニングには驚かされました。
「TATAMIリビング」の家では外壁の色が決まりました。
当初考えられていた色からはだいぶん方向転換して見直して頂けたので、良い感じに仕上がる事と思います。

外壁のモルタルも仕上げ塗りが施され、平滑に仕上がっていました。
片流れの屋根とオーバーハング(2階が飛び出している)のように見える外観が特徴です。(構造体はオーバーハングではありません)

そして内部は断熱施工も施され、全てのサッシが入っている事から、外との温度差も随分と違います。
これで内部の作業は、ようやく寒さから開放されたのでしょうかね?
多分、暖房器具1台あれば家中随分と暖まると思いますが、作業中の現在は効果の検証もままならないので、住まい手の感想と温熱測定によって確認させて頂く事にします。
住設機器類が入り始めると、生活のイメージも湧き易くなります。
楽しみですね!
今日、昼過ぎから降り出した雪は30~40cmほど積もり、少し落ち着きつつあるようです。
折角なので建築に関する雪ネタでも
只今、概算見積に向け設計中の住まい、積雪の多い地域故に、通常よりも多い荷重を想定しておかなければいけません。
調べてみると、積雪150㎝、豪雪地域の指定を受けています。
積雪1cmで3㎏/㎡の荷重を想定しないといけないので1㎡あたりに450㎏の荷重が屋根に載る計算になります。
兵庫県の南部、降雪の滅多にない地域では、これは、60㎏の想定でいいので、実に7.5倍の荷重が載っかると言う事になります。
こうなってしまうと上下の階で柱の位置がずれるととんでもない大きな梁が必要になります。
試しにやってみると、2間(3.64m)梁を飛ばしてそのスパンの真ん中に束を建てて母屋を受ける構造にすると、その梁は材種にもよりますが60cm以上の梁成(梁の高さ)が必要と言う事になります。
となるとそんな大きな木材を使える事はめったにありませんし、あったとしても値段もバカ高くなります。
ですので集成材のヤング係数の高い物(たわみに強い物)に変えるとか、下の柱と束が同じ位置になるように構造計画を見直す等が必要となります。
今回は登り梁の採用によって、これらをクリアする事になりそうです。
謹慎中と言っても、私ではありませんよ。
今日、中間検査の検査申込のために電話問合せをした所、「実は今、業務停止命令を受けているので、来週からでないと受付できないのです」
と言う事、と言われると一体何が原因なのですか?と聞きたい所ですが、聞き辛いので思い留まりましたが、当機関のウェブサイトによると
保存義務期間の過ぎていない書類を誤って破棄してしまったと言う事で、1ヶ月のペナルティー中だったようです。
耐震偽装事件に結果として加担してしまった、とかでなくてよかったのですが、しかしあと数日待てば、業務再開出来ると言う事で、私の場合は待てば済みそうですが中には待っていられずに、合えなく他をあたらざるを得ない方もいらっしゃった事でしょう。
今回は現場が兵庫県外と言う事で、いつも提出する機関とは別の所に持って行ったのですが、検査手数料も機関によりマチマチ。
検査の内容はどこも似たり寄ったりですので、出来れば費用も安い方が、住まい手の負担も少なくて済みます。ですのでそれを大きな理由に機関を選択している場合は、予算も狂ってきます。
さて、週明け、スムーズに検査申込出来るのかな?
信頼を回復するには相当頑張らないと大変ですよ!
って完了検査の時までは最低、存在してもらわないと困るんですけど。
昨年ご相談いただき事情により、中断されていた住まいづくりが再開します。
ローコスト案件では設計料のウェイトもそれなりに割合を占めるようになります。
ですので、今回それに対応できるように設計の効率化を図り、可能な限り、ご予算にも協力出来るシステム化を目指します。
システム化とはパターン化ではありませんので、プランをパターン化する事とは意味が違います。
あくまでも住まいはオリジナルである事に変わりはありません。
寒かった1週間も、既に週末。
今週の現場も又寒かったのです。「シアタールームのあるライトハウス」は先週上棟し、屋根仕舞いへと一直線ですが、何せ建物が大きいので手間取ります。

こちらの住まいは寄棟屋根です。軒裏の木組が美しいので蓋をしてしまうのが勿体無いくらいです。
そして、もう一つ「TATAMIリビングの家」

こちらは今週始めに断熱材が施工されたばかり。

グリーンのフィルムで覆われている部分がセルロースファイバー、透明のフィルムで覆われベージュの中身が見えているのがグラスウール。
何故、違う種類の断熱材が使われているかと言うと、外周部、つまり本当に断熱施工が必要な部分にセルロースファイバーを、トイレやお風呂などと居室が隣り合う部分には防音目的にグラスウールを入れています。
セルロースファイバーなのに何故、防湿フィルムが施工されているのか?
応えは、材料の組み合わせや気候条件によってはセルロースファイバーを使っていても結露は起こりうる、と言う計算結果が出たからです。
私も計算し、メーカーも計算し、両者の結果が一致。
セルロースファイバーを使えば結露が起こらない、即ち防湿層が不要 は実は嘘なのです。
ですので、防湿層を無くしたい場合は事前に材料の組み合わせを考え、結露の定常計算で確認し担保する事が必要となります。
結露は木の家にとっては大敵、住まいの耐久性を縮める要因ですから、きっちりとこれらの事を考えて住まいづくりをする必要があります。
昨年から続けてきたパッシブデザインワークショップ、先日その発表会が行われました。
東日本大震災後、如何にエネルギーを無駄にしない生活を送れるか、省エネルギー住宅とは?と言った事が着目されるようになっています。
しかしハウスメーカーが掲げるスマートハウスとは違い、パッシブとは出来る限り機械に頼らずに自然の恩恵を上手く利用し生活に生かすための工夫や知恵、そして自然を読む力などが問われるもので
西日本の猛者たち?が集まる中、全8グループに別れ、与えられた敷地条件を任意に選択し、仮想の建物、実際の建物などをモデルに如何に機械仕掛けでなく自然の力を利用して、冬暖かく夏涼しく過ごせ、それが省エネで且つ経済的にもランニングコストを抑える事が出来るかと言ったシミュレーションなどを交え、ユーモアやセンス、プレゼン能力などを競い合うと言った内容でした。
当初、競い合う形式でなく、講評や論評などに留まるものと思っていたのですが、まあでもやはり非格差社会ではつまらない、せっかくなので上位3位までは発表しましょうよ!
と言う事で我々のグループは見事、第2位に輝いたのでした。
我々のグループは昨年末に完成した「ありがとうの家」をモデルプランとして利用させて頂いたのですが、本当のこちらのお住まいも、内部の仕様こそやや違えどもパッシブな考え方は丸っきり生かした内容ですので、当然本物の住まいも暖かである事は言うまでもありません。
今回の入賞は私達グループ皆の力でなし得たものですが、最初から皆が顔見知りであった訳でもなく、全く初対面の方々の集まりでした。
回を重ねるごとに小さな和が生まれ、それぞれの分担を決めて責任感を分担した事も功を奏したのだと思います。
今回の入賞を受けてより、この分野の研究とそれに伴う実践を深めて、寒い北近畿の地でも又そうでない地域に於いても快適に過ごして頂ける住まいの提供を続けて行けるように、心に誓うのであります。
京丹後市にて新たな住まいづくりが始まります。
昨年より打合せを重ねて参りました、こちらのお住まい、建築地も将来への発展を望んで慎重に検討されました。
愛称 「発展する家」 と言うのはどうかな?と思いますが
住まいの名称、一瞬で、ひらめく時、そうでない時あります。又住まい手自らが付けられる事もあります。
設計者である私目線でつける名前は、こうなって頂けたらなあと、半分期待を込めた気持ちが多いように思います。
逆に、住まい手自らが名付けられる時はどんな、お気持ちで付けられるのでしょうね?(^^
ひとまず、予算にも限りがあるので概算見積を取る所からスタートです。
さて、設計頑張るとしますか~!
本日は「TATAMIリビングの家」の定例会議。
こちらのお住まい、外部には出来るだけ木を露出させて使って欲しくないと言う事で、一部を除いては外部には木の部分が少なくなります。
そして、玄関戸も今回始めてかもしれません、既製品を使用してみました。
装飾の無い、主張しすぎない物で値段もそこそこ、と言う事で採用してみました。
未だ養生が掛かっていますので、全貌を拝めませんが、ネーミング、もうちょっとどうにかなりませんか?トステムさん。

既製品が悪いとは思いませんが、あまりそれの羅列ばかりでは、それはもはや設計ではなく、コーディネートしているに過ぎないので、バランスが大切なのでしょう。

写真は2階バルコニーの軒下。
ご覧のように、いつも見える軒裏の垂木は、なりを潜めています。
あれから17年
誰もが知る、とも言えない月日が流れました。
今日の調査地の隣には小学校があり、その校庭では全校集会が行われており、校長先生のお話には「今から17年前・・・と始まりました」
そう言えば、小学校6年生でも既に阪神大震災時には生まれていない年齢です。
あの時を知る者が語り継ぐ重要性を感じました。
ですので語れる場がある方は、是非とも口伝して頂きたいと思います。
そして、もう一つ
「あれから」な出来事
「シアタールームのあるライトハウス」がようやく上棟を迎えました。
地盤改良を終えてから3ヶ月、この間、手刻み加工に約80日、年末年始を挟み、ようやくです。
と言えども、棟木が上がる本当の棟上げは明日なんですけども、明日は地域行事の厄除祭、当番なので、現場には向かえそうにありません。
1日早めの現場立会いです。
そして、この現場の手刻み加工を主になって担当してくれたのは、実は私の教え子、と言う事で
これまた「あれから」何年経ったの?とでも言える出来事です。
独立間もない頃、ふとお呼びが掛かった非常勤講師のお仕事、その1年目の生徒さんの1人だった彼が今や28歳となったそうで、もう何軒も棟梁として活躍しているそうです。
教え子と言っても私は座学担当でしたので、彼に何を教えてあげられたのかは分りませんが、それでも不思議な感覚です。
写真左手が、その彼です。

このような繋がりを大事に長く仕事を続けていると、又このような再会があるのでしょうね。
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