芦田成人ブログ

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2008.11.25

先月、工事完成後に撮影していただいた「篠山の家」のリフォーム完成写真が届きました。

又、後日ホームページへもUPしますが、そんな中からお気に入りの1枚。

狭い空間へ光が回り込み、余分な要素が打ち消され、縦横の素材の微妙なバランスが美しい、そんな構図です。

元あった柱を現しとし、片持ちにした板材が、その微妙さをつくり出しているように思います。

キッチン横に設えたワークスペースです。

竣工写真

2008.10.24

1週間ぶりの更新となってしまいました。

その間引渡し準備、現場定例、新規案件打合せなど毎日が、めまぐるしく過ぎておりましたが、先日「篠山のリフォーム」がようやく引渡しを迎えました。

引渡し前の柿渋塗装を住まい手のセルフ施行としていただいたのですが、単なる柿渋塗装ではなく着色塗装も兼ねたもので、住まい手所有の家具色を基調とした古色仕上げで、これまでウチの物件では蜜蝋仕上げ、柿渋仕上げまでは経験がありましたが、今回のような濃い色仕上げは初。

過去の経験から面積的に施行時間を半日で想定していましたが、あまかったです。

白い壁、と濃い色、おまけに幅木の部分も古色塗装とあって壁を汚さないようにマスキングテープの上からマスカーと言う、養生ビニールの先に養生テープがついた物での二重の養生作業で半日以上。(マスカーのテープの粘着力は強いので、先に粘着力の弱いマスキングテープで下貼り)

着色粉入りの柿渋は全然のびない。柿渋原液で薄め、ようやくのびる様になり、刷毛塗りの後からウエスで擦ると、濃い色の中から木目が綺麗に浮き立ち中々いい感じに仕上がります。

次週、竣工写真撮影で締め、です。

引渡し

 

写真は、増築した部分の入り口。

右に見えるのは既存離れ建物の柱で、その後ろには手水鉢置場が少し顔を見せています。

 

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2008.10.17

追い込みの時にも紹介しました「篠山のリフォーム」

外構工事も進められ現場では所狭しと多くの職人さんが出入りします。

いくら、家の中が綺麗になったとしてもやはり、中から見える景色も美しくあって欲しいものです。

周囲の自然を借景として取り込むのも一つの方法ですが、全てにおいてそれらが実現できるわけではありません。

であるなら、自ずと景色をつくらざるを得ません。

そこで役立つのが樹木になるのですが、こちらの現場でも本日植栽工事が行われました。

シマトネリコ2

 

キッチンの窓からのぞく、シマトネリコの株立ちです。

さらっとした立ち姿が美しい木ですが、半常緑樹と言う事で夏場の強い西日を和らげ且つ育て易さをあわせもつ言う事で、住まい手自らが農園にて直接見つけてこられたものです。

いい塩梅に、ポジションニングしておきましたのであとは上手く育てていただける事を期待しております。

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2008.10.14

「篠山のリフォーム」の現場も追い込み。

この時期になると現場に入る職人さんも増え、現場はごった返す。狭い現場なので余計に人口密度が高くなり、自ずと各職人さんの作業効率が落ちるのだが、現場も時間との戦いでもあり、お互いが気を遣いながら作業を進めて行く。

このあたりは各職種の普段の連携になるのでしょうね。

さて、内装の仕上げは今回は初の古色仕上げ。

追い込み

 

いつもとは違った風合いになりますが、これも又良し。

住まい手と協議の上、決まった色です。

天井高もぐんと控え目、落ち着いた空間です。

住まい手、お気に入りの樹木が週末に入り、いよいよクライマックスです。

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2008.10.10

あっちこっちの現場、どこへ行っても今年はスズメ蜂が多い。

ブンブンと飛んでいて、ある現場では空いている窓から工事中の家の中で飛び回り、ある現場の道向かいの家の軒裏からは次から次へと飛び立っては戻って来て、どこかしら空いた穴から家の屋根裏への出入り繰り返している様子が見ていて気持ち悪いくらいです。

夏が暑いからなのか、異常気象なのか、単に活発に動き回る時期なのかは定かではありませんが皆様もお気をつけ下さいね。

台風前の日本海

 

写真はエントリー記事とは直接関係ありませんが、台風前の日本海です。雲は夏の雲ですが、強い風で打ち寄せられる白波は冬の日本海を連想させられるもので、ゴーゴーと蠢く波音は恐いくらいの勢い、そんな冬も、もうすぐ。

今シーズンは雪、少な目でお願いしたいものです。

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2008.09.30

篠山のリフォームも10月に入るとラストスパート

内部外部、沢山の検討事項も残っていて、ますますバタバタですが

さて増築される土間ギャラリーの出入り口付近もその一つ。

完全に外部の庭園石と化していた石臼。

実はこのリフォームに取り掛かるまで、その消息が不明になっていたのだそうです。

庭に伏せて置いてあった為に、それが石臼だとは思っておられなかったようで、珍しい形をした丸い石と思っておられたそうです。

所が今回のリフォームにあたり、外構の一部も触る事となった為にその丸い石と思っていた物を動かしてひっくり返してみた所、石臼だったと言う事で

さて、これを何かに使えないかと言う事で丁度、懸案事項になっていた手水鉢の候補と相成った訳ですが、写真のように実際の場所に置いてシミュレーションしてみた所

手水鉢

残難ながら、住まい手のお眼鏡には叶わず違う物を探す事となりました。

うーん、残念!

土間にはタイルが張られて写真とは又違った仕上がりにはなりますが、さて又何か探さなくてはなりませんね。

 

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2008.09.24

休日を挟み、あちこちの現場を動いています。

「姫路的形の家」は10月5日の棟上げも決まり基礎工事も終盤です。2回目の基礎コンクリート打設前にアンカーボルトの据付を確認。

天気予報では時間が遅くなるほど悪くなるとの事でしたので朝一番で現場へ直行、幸い行き道降っていた雨も、検査中はあがってくれていました。ラッキー、と言うか自分には晴れパワーがあるのかも?と変な自信をもってしまいました。

それを証拠に、検査後に行われた住まい手との打ち合わせ中はずっと大雨が降ってましたから。

現場あれこれ3

 

休日の明けの今日、2件の現場で打ち合わせ。

「篠山のリフォーム」では4人居た大工さんも他の現場の都合で、1人になったり2人になったりで少しスピードダウン。まあスケジュール的にも先が見えてきたので大丈夫でしょう。

現場あれこれ2

 

写真は引き込み戸の戸袋の中の壁、写真のように先に枠を組んでシナベニヤを貼ってから建て起こす手順です。

午後からは先週解体が始まったばかりの「山東町のリフォーム」現場へ

こちらも大工さん1人です。解体時にあれだけ大勢居た職人さんの賑やかさから比べると少し寂しい感じもしますが、これからじっくり、しかしスピードも上げながら進みます。

床の大引き、根太が敷かれました。

現場あれこれ

 

今週も、まだ動きます。

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2008.09.01

前回のエントリーにも、やや符合しますが、今回のリフォームの見所の一部には、元あった柱をそのまま生かそうと言う試みを企てている部分が数箇所ありますが、

前回にも出た柱の傾きがその仕上がりを左右しかねないために、現場ではああしよう、こうしようと議論がされるのですが、その案の中には柱を傾いている側だけ削って、反対側は傾きに従って、木の貼り物をして真っ直ぐに見せようと言うものでした。

しかし、そこで僕の頭の中に浮かんできたのは柱の細長比(ほそながひ)と言うもの。(音読みしてさいちょうひ、って言う人もいます)

細長比とは、細くて長い物は荷重などによって簡単にぽきっと折れてしまう傾向にある為に、柱の長さに対して、その太さに制限を与えようと言うものです。

マッチ棒って簡単に折れますよね。家の柱があれでは困るんですよ。

ちなみに細長比とは

細長比=座屈長さ÷断面二次半径

と言った難しい公式で表されますが、これ主に鉄骨を設計する際に用いられる公式で

木造の場合は、建築基準法の中に柱の長さに対して、ある値で割った数値以上の柱の太さが必要と謳われています。

普段、新築などで設計している場合には納まり上の都合などで、たまに4寸角(12センチ角)よりも細い柱を使いたいなあと思う事があるのですが、そんな時にいつも頭に浮かぶのは、細くして細長比、大丈夫かな?と言う事です。

ですので、必ずそれは、チェックしてますよ。

 

話がそれましたが、この現場で柱を削ってしまうと、細長比がアウトとなりますので、違う方法で対応していただく事になりました。

水平垂直感に若干、違和感があるかも知れませんが、性能をおろそかには出来ませんので全体でバランスを取る事にし、上手く納まる事を期待しましょう!

細長比

 

さて、現場はさておき明日まで住まい手の奥様が、大阪で絵画のグループ展をされているとの事で、道頓堀まで行って来ました。

がけっぷち

 

タイトルは「がけっプチ」と言う事ですが、何故このタイトルにされたのかは聞けていませんでしたので、又今度聞いておかなくては・・・。

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2008.08.30

さて、各地で集中豪雨による被害が報告され、あの暑かった日々が嘘のよう、お盆以降めっきり日差しが遠ざかっているようなそんな日々が続く中、篠山のリフォームも進行中です。

こちらの住まい、元は四つ間取りで南東面には床の間を持つ和室の続き間の外に下屋の縁側を設け、その縁側目一杯に掃き出し窓を設けた典型的なつくりです。

今回のリフォーム工事では、そちら側には手を付けない事となっていますので、工事完了後も姿形が変わることは無いのですが、

このように工事範囲の内装を全て取り除いて、骨組のみの状態にすると良く分るのは、柱が必ずどちらかに傾いていると言う事です。

しかし、これは欠陥工事による物では無く、長年にわたり荷重を受け続けた結果と言えます。年月をかけて少しずつ傾いていきますのでそこで暮らす人にはその傾きは感じられませんが、改めてこのような工事の時に見るとその傾きが良く分ります。

で、柱1本1本がバラバラの方向に傾いているのかと言えば、そうではなく全体的に同じ方向へ傾いている傾向にあります。

それは先に挙げました、窓の多い方向、つまり耐力要素の少ない方向へ少しずつ傾いています。

こちらのお住まいもそのように、縁側の窓が多い方向へ向けて少しずつ傾いています。

本当に建物とは正直にそのような力学的性質を現してくれるものなのですね~。

 

とここまで頻繁に傾きと言う表現をするとまるで、家が潰れてしまうのではと、お感じの方がいらっしゃるかも知れませんが、そこまで酷く傾いている訳ではありませんのであしからず・・・。

 

で、その傾きを直す事は至難の技ですので、その傾きの基準をどのように考えて枠や建具などを納めるかが新築とは違うリフォームの難しさでもあります。

建物は正直

 

2008.08.29

夏の気配も姿を潜め、秋へと移り変わるのか?とも思えるような感じですね。

3つの現場可動、そして又一つ一時中断していたお話が復活しそうな、お盆を境に秋以降も何だか慌しそうです。少し無理をしてお盆期間中に仕事を進めておいて正解だったなあと今思えば、ほっとしております。

それにしても変な天気ですね~。すかっと晴れ空が待ち遠しいそんな1週間でしたが

各現場も進行中です。

「丹後町の家」断熱材の施工中です。今回使用したのはパーフェクトバリアと言うペットボトルのリサイクル品。ペットボトルのリサイクルといえばフリースですね。家が暖かいフリースジャケットを着ているようなそんなイメージ?

粗雑な言い方すれば、まさにそのような感じです。

見た目も、さわり心地も綿のような感じです。現場に布団綿が置いてあるの?とでも言える様な光景で大工さんにはチクチクしない感触が好評のようです。

以前は断熱材の部分のみで販売されていましたが、やはり施工性が悪いのに気付いたのか、現場の声を製品性能にフィードバックした結果かは分りませんが耳が付きました。

断熱材に薄いシート状の繊維が貼り付けられているだけですがこのシート状の部分を木部に留めていくことで施工性がUPと言った狙いのようですが、現場の職人さん曰く、シートの貼り方が未だ完全でないとの事です。

このような繊維系の断熱材の場合、いかに隙間をつくらずにきっちり納められるかがポイント。コンセントやスイッチボックスが取り付く部分の周り、換気ダクトの周りや構造金物周囲、こんな所が重点的なチェック個所でしょうね。

断熱材

 

さて、フローリングも搬入されましたので、監督さんと1枚1枚仕分けをしました。

大まかに分けて上中下の3段階に

仕分

 

いずれも同じ等級の物ですが、それでも1枚1枚に顔が違い、節が多い物少ない物、大きい物、小さい物、木目の流れが綺麗な物、そうでない物、色の白い物、赤身が多い物、一つ一つ違う所は人と同じ

木は奥が深いと言われる所以でしょう。

そして樹種によってもちょっとずつ、その香りは違うのですよ。

杉、柔らかなふわっとした感じ

桧、かなり独特の香りですが決して悪いものではありません。

地松、食欲をそそるようなおいしい香り

香りを文字で表現するのは難しいのですが、私個人の感覚ではそんな感じかなあ~。

 

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