芦田成人ブログ

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2017.05.10

カラフルな図面

どんどん色がつき、カラフルな図面となりました。

木拾い(きびろい)と言う作業です。

材料の断面寸法や長さごとに色を変えて

この断面、この長さの材料が何本必要か

と言う情報を表にまとめるための作業です。

建物の形状や規模によって、この作業非常に

複雑さが増します。

その場合、色が付いてない材料が拾い漏れている

事になります。

プレカットと呼ぶ機械で材料の加工をする場合

プレカット側で、このような作業をしてくれるのですが

私共の住まいづくりでは、木を見せる家です。

構造体が即ち意匠として見えてくるために

プレカット任せにしてしまうと、プレカットに都合の良い

組み方にされてしまいます。

そうなると木組みが美しいとか、そのような事は

二の次になります。

木の家が木の家たる所以は、構造体を美しく見えるように

組むことにあります。

よって、図面の段階で木が組まれた状態を想像して

組み方を考えておかねばならないのです。

写真の物件の場合は、矩形の単純な平面ですので

作業としては、そんなに複雑にはなりませんでした。

27坪の家

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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2017.03.31

リビングダイニング

3月も無事に平日毎日更新できました。

明日から新年度ですね。

今週は、内勤の多い週となっていますが

4月も忙しかったと言えるように頑張って

参ります。

さて、先日届いた竣工写真より1枚紹介

させていただきます。

こちらのお住まいは電球色の黄色い照明によって

木の雰囲気を、より温かそうに感じることが

出来るのですが、昼白色、昼光色と呼ぶ

白い光に慣れている方が、この照明の家に

住み始めると、少し暗いと感じることがあります。

所が、人の目には順応性があるため、

暫く住んでみると意外に、そのように

感じなくなることが多いようです。

最初、暗いと感じるのは日本人の瞳の色も

関係すると思います。

詳しいことは分かりませんが、黒目であることも

関係するのではないでしょうか?

只、お年を召されると電球色だけでの

生活は少々、厳しいと思いますので

照明計画を検討する余地があるかもしれません。

只、明るいばかりが良いとは決して思いません

明るい所と暗い所があってはじめて明るいことの

有難さを実感できるのだと思います。

私共では、食品の色を見極める必要のある台所

手元作業の必要な場所に関しては

昼光色などの白い光の照明を選択するようにしています。


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2017.02.07

添景(てんけい)とは、写真のような模型の

木や人、備品など、建築の主役では無いけども

脇に添えて色を加える、景色やシーンをつくる

そのような役割を果たすものです。

これは模型だけでなくパースと呼ぶ

立体的な図を描く上でも非常に貴重な

パーツとなります。

模型

3次元模型は画材屋に行けば販売している

ことはありますが、紙の添景があることを

知り実際に、どのような物かを確認するために

購入してみました。 テラダモケイ

1枚ほど、ちょっとお遊びの物もありますが

ご愛嬌と言う事で(^^

最初は建築の添景のつもりだったのかも

しれませんが、今ではバリエーションが増え

それが商品となり様々なシーンの物が

販売されているようで何だか楽しげです。

紙と言う平面を組み合わせたり加工したりすることで

3次元を表現しているのが実にユニークです。

しかし縮尺が1/100と言う事で

かなり細かな作業が予想されます。

ROGAN’Sには辛いかもしれませんが

時間のある時に気長に楽しみたいと思います。

テラダ模型

 

2017.02.04

2月4日

晴天の今日、引渡しをさせていただきました。

思い起こすには、結構な時間が経ちましたが

資料を辿って行くと、2011年9月に一番最初の

提案をさせていただいた記録がありました。

4年と思っていましたが、そこからカウントすると

5年半になりますね~。

まあ、実質プランが固まってから足掛け4年ほど

と言う解釈ですが、ようやくこの日を迎える事が

出来ました。

何よりも、住まい手さんが、一番ほっとされている

ことと思います。

おめでとうございます。(^^

完成を迎えることが出来たこと、

皆で喜びを分かち合うことが出来た

瞬間かと思います。

これからは、この家で暖かく、そして伸び伸びと

お暮しいただければと思います。

1枚目・・・今日は最高の青空でした

2枚目・・・取扱い説明中

3枚目・・・1月中に荷物を入れたいからと先に鍵をお渡ししていましたので、お子さんの部屋は既に遊び場と化していました。

青空取扱い説明子供部屋

2017.02.03

先日の見学会が終わってから、

竣工写真撮影の日までの間、

温熱測定の機械を設置させて頂きました。

期間にして1月22日から26日の間です。

雪が降り寒い期間に、これをすることは非常に

意味のあることなんですが

言い訳になるかもしれませんが、

この住まいは4年前に設計を済ませています。

訳有って工事時期がずれてしまったのですが、

断熱などの仕様は予算の関係もあり

当時のまま変える事が出来ませんでした。

但し、気密層は確保しています。

その当時のグレードと言う前置きを

させていただいた上で温熱測定結果を

発表させていただきます。

測定期間中、作業などのために建物に

人が入る時間はありましたが、それ以外は

未だ入居されていないために無人の

状態でニュートラルな状態と言えるでしょう。

1枚目が測定データです。

小さすぎて見えませんね。

縦軸(青囲み)が温度湿度を示し

1本目から10、20と10刻みの罫線です。

横軸(赤囲み)は日時の経過です。

計測開始が1月22日の夕方4時頃から

計測開始だったと思います。

見学会時はエアコンを作動させていましたが

翌日の昼ごろに掛けて徐々に温度が下降し、

7℃くらいまで下がりました。緑丸あたりです。

そこから又温度が急に上がるのは人が入って

作業をしたのか日が射して暖かくなったのかは

不明ですが、急に上昇している所を見ると

誰かが作業の為に建物に入りエアコンを

稼働させたのかな?と判断します。

横軸の1本目の縦線が1月23日、

次の縦線が24日です。

一番、参考に出来るのが

3本目と4本目の縦線の間、つまり1月25日ですが、

室内最高室温8℃程度、最低室温6℃程度、

屋外最高気温6.7℃、最低気温-3.7℃

最高温度こそそんなに差はありませんが、

最低温度は屋内外で約10℃の差があります。

生活が始まれば、もう少し温度の下がり方の

カーブが緩やかになり、潜熱や蓄熱の影響で

最低室温も上がることが想像されます。

又、現在の当方の仕様になれば

もう少し差が出ることと思います。

参考までにPDFデータが下記です。

測定結果170122-26w
温熱測定結果気象庁データ

 

 

2017.01.31

とある住まい手の発想で始まった企画

シリアルナンバー

「芦田さん、ウチで何軒目ですか?」

実は、それまで考えた事もなかったんです

多分、二十数軒目だったと記憶しています

「ウチの家にも芦田さんに建てて貰った証みたいなのが欲しいなあ」

そのような感じの会話だったと思います。

厳密に言えば、私は設計監理をするだけで

私が建てる訳ではありませんが・・・

この際、それは置いておき

当時、とあるデザイナーさんの椅子には

シリアルナンバーが打ってたのです。

それに習い、「じゃあウチも、それでいこう!」と

では、何で作ればいいのか?

建物に直接シリアルナンバーを打つのか?

住宅に、ビルの竣工銘板みたいなのは大袈裟だなあ

と考えてたのですが、当時も現場から出る廃材を貰っては

何かに使えないかなあ?と思案していました。

現場で使うには寸足らず、持って帰ると大き過ぎ

今も、そんな材料がちょっとずつ事務所に増えてはいます。

厚めで節の無い綺麗な材料の殆どは

階段の材料であることが多いのですが

一体、何に使えばいいんだろう?

と考えていた時の、このお話でしたので

現場廃材で作ることは、直ぐに決まりました。

あとは、それを使ってどのような形に仕上げるか

どうやってシリアルナンバーを打つのか

木にインクは載らない、じゃあ焼印かあ

そして、形と大きさの問題が一番迷いました

当初はもう少し簡単に四角形も候補としていた

と思います。

最終的には家型である、五角形に決まりましたが

大きすぎると置き場所に困る、小さすぎると作り難い

当初の物よりも少し小ぶりになりましたが

デザイン的にも良いサイズにまとまったと思います。

「40」とせずに「040」としているのは、多くのご縁に恵まれて

生涯で、三桁の住まいの設計を目指したいとの思いです。

シリアルナンバープレート

 

 

2017.01.30

理科室に入ると薬品独特の

匂いがしていた記憶

おありではないでしょうか?

あれ、何の匂いだったんでしょうね?

1つの実験台を複数人のグループで

囲み、隣の実験台との間を

取り持つように据えてあるのが、

そう、実験用のシンクなんですよね。

白く深めのシンクの底にはお椀を

伏せた蓋ような物があったの

記憶にありませんでしょうか?

あれはトラップと呼ぶ物で

日本語にすると罠とかそのような

意味になるかもしれませんが

罠ではなく、下水管から上がってくる

臭いや虫の侵入を防ぐために

設けられています。

具体的には水を貯める構造に

なっていることが殆どです。

こちらのお住まいでは、この

実験用シンクを洗面台に埋め込む形で

採用しています。

但し、理科室にあったそのままの物なのか

どうかまでは理科室なる教室の記憶が

遥か遠くなった今では確証をもてません。

もう少し深かったような、椀トラップ(お椀型)

だったようなそんな記憶があるのですが

メーカーが実験用シンクとして

販売している製品を採用しています。

但し、理科室っぽい感じがしないのは、

水栓と呼ぶ吐水口(蛇口)の部分が

家庭用の物だからではないでしょうか。

実験用シンク

2017.01.28

先日、内部の竣工写真を撮っていただいた

「27坪のワクワクしながら暮らせる家」

この家のタイトルの一部となっている、

ワクワクと言う感情は

回れる迂回する動線、

見通せないアイストップ

そして可変するベンチなどが

ワクワク感を生み出すのですが、

この可変とは何でしょうか?

実は、このベンチ畳めるんです。

小さな家なので空間を

固定するのでは無く、

可変させることで

変化をもたらせ、使い方を

限定しないことが、

ワクワクにつながるのではないか?

と、ここに設けたのです。

1枚目・・・ベンチの状態

2枚目・・・畳んだ状態

3枚目・・・背もたれであり、玄関からの目隠しにもなるアイストップ天は光るんです

4枚目・・・ベンチの脚はコタツの脚のように外せて、そして仕舞えるんです

ベンチベンチ畳んだ状態光る衝立脚が収納できる

2017.01.25

さて、前々回の見学会御礼時に

少し紹介させて頂きました

「からパネル」の説明です。

無垢で幅広の1枚板を

使おうとすれば金額も

相当なものになります。

そこで小幅のからまつ板を

幅方向に剥ぎ合わせ

木材の欠点である反りを

打ち消すために

繊維方向を直交させ

3層に積層したものが

このパネルなのですが

私が、このパネルを知ったのは

YKITハウスの設計時です。

木童さんが取り扱われているのですが

丁度、その時にこちらの

お住まいも設計を進めていました。

但し、こちらのお住まいは

造作家具の殆どを

この、からパネルで統一しています。

そのため、非常に統一感のある

無垢っぽさが全面的に出た

お住まいに仕上がっています。

写真は、からパネルで作った

家電棚と小物置棚です。

いずれも小口がそのまま

見えるようにして仕上げています。

同じような材料として

杉で加工されたJパネルと呼ぶ

物がありますが、どちらかと言うと

Jパネルの方が認知度が

高いとは思います。

食器棚からパネル

 

2017.01.23

雪予報の出ていた週末の天候でしたが、

幸い予報が覆りました。

しかし、一歩外に出ると外は寒い

冬なので当たり前と言えば当たり前ですが

元々、雪の多い地域ゆえに雪が降りそうな日は

気温も下がり、うんと冷え込みます。

工事を担当して頂いたのは、工務店の

外(そと)の大工さんです。

「僕たちって意外に完成形を見ることが少ないんです」

と、ご家族で見に来られました。

意外だと思いませんか?

工事を担当している大工さんがですよ。

2階の内装仕上げまでは現場に居る事はあるけども

それ以降は大工さんの仕事は既に終わっている

ことが殆どなので、床の養生もあがっていないことが

殆どなのです。

それだけ、愛着を持って仕事をして頂いたんだなあ

と思うと、嬉しかったです。

この大工さん、名前をひらがなにすると、

私と一文字違いなんです。

苗字は全然違いますよ。

姓名の名の方ですけどね。

今回、ご覧頂けなかった方のために少しだけ紹介させて頂きます。

通称、「からパネル」と呼ぶカラマツを3層に積層したパネルで

造作を統一していますので統一感がある内装となっています。

「からパネル」に関しては又後日説明させて頂きます。

キッチンカウンターベンチ

 

 

 

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