芦田成人ブログ

2017年5月
« 4月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

カテゴリー

2005.09.16

本日もご訪問ありがとうございます。

 

さて、前々回次に移り住んだマンションが鉄筋コンクリート造の壁式構造で、この構造は剛性が高いと言う話をしましたが、剛性とは何ぞや?と言う話をもう少し具体的に画像を用いて説明してみます。

軸組み模型

画像はコンクリートではありませんが、お手製の木製フレームです。意味合いは少し違いますが、剛性の説明をする上では木造でもコンクリート造でも大差ないのでまとめて説明致します。

今、住まいの柱と梁の一部分を取り出した物がこのフレームだと思って下さい。このようなフレームが連続して住まいの壁面が出来上がっています。ただしこのような状態ですと画像の向かって右や左から地震や台風などにより力が加わるとこのフレームは

軸組み模型0

2段目の画像の赤いラインのように平行四辺形に変形してしまいます。(ただし向かって左側から力が加わった場合)このように変形してしまうのはお分かりいただけますでしょうか?

ではそれらに抵抗させるためにはと言うことで、色々な方法が考えられると思いますが

軸組み模型2

その一つ目が木造の住まいでよく見られる筋交い(すじかい)と言う物ですね。(3段目の画像)フレームの変形を拘束するようにツッパるように抵抗するのが主な目的ですが、図の赤の矢印と反対からの力(引っ張り側)にも若干効力もあります。ただしこの筋交いを使う場合、昔の大工さんは釘だけで柱に止めつけていましたが、今はある断面積以上の筋交いは建築基準法により、さまざまな専用の金物で止め付けなさいと言う風にうたわれています。しかし、私達がすむ田舎では建築基準法の適用を受けない地域もあり、大工さんによってはそのような金物の使い方を知らないで「これで、大丈夫やっ!」って未だに釘で止めてしまっている人が居るのも事実です。

但し、筋交いの場合は効果が現れるまでにフレームは少し平行四辺形に変形します。これを初期剛性が低いと言う風に表現しています。つまりある程度変形しないと筋交いが突っ張れないと言うことです。地震や台風は1方向からやってくるわけで無いので、あらゆる方向からの攻撃を想定して、筋交いの向きを検討しておく必要がある訳です。

軸組み模型3では初期剛性が高い抵抗要素は何かという事ですが、構造用合板と言う板をフレームに貼り付ける方法ですが、どのような板でもいいというわけでは無く、構造用合板と認定されたものでなければいけません。画像はシナ合板ですので、本来ならこのようなものは構造用の材料として用いることは出来ませんが、材料の端材で作った模型ですのでご容赦下さい。

これは板全体でフレームの変形を拘束しようと言う物でして、上記の壁式鉄筋コンクリート構造はどちらかと言うとこの考え方に似ています。出来るだけ変形を拘束しようと頑丈につくる訳ですから、大きな開口を沢山設けにくい等の与条件も沢山ある訳ですが、頑丈につくる分、限界点を超えると粘らずに脆く崩れてしまうと言う欠点も持ち合わせた構造ですが、阪神大震災時には地震に強い構造だと言う風に表現されていましたが、最近では免震だとか制震だとか色んな工法まで出てきていますので、コスト対効果を見極めた上で採用されるのがベストでしょうね。

つまり剛性とは、このような壁や床面などが変形し易ければ、剛性が低いと表現され、変形しにくければ剛性が高いと言う風に言われるものです。昔は壁面についてだけの検討をすれば良かったのですが、今は床や屋根などの水平面いついても剛性を検討しておく必要があると言われるようになっています。

で、相談会などで時々、構造に興味のある方から受ける相談ですが、筋交いと合板と一体どちらがいいんだと言うことを聞かれますが、偏にお答えしにくい質問です。結局、プランニング(間取りや立断面計画などをする事)、の段階でどの工法を念頭において考えているかで答えが変わるので、プランに適した工法で、適切な施工(てきとうな施工ではないですよ)されていればどのような工法でも安全性の担保は確保されると言う風に考えたいものですが・・・。

2005.09.03

本題は下の文字色が黒に変わった所からです。

あなたは休日をどこで過ごしますか?わざわざ高いお金を払って遠くまで疲れに行くような事をしていませんか?例えば、住まいがそのような、くつろぎの場であるなら、いかがですか?

私共では五感を高める木心地の良い空間の創造と提供を目指しています。そんなわくわくするような住まい、一緒につくりませんか?

一緒につくり上げる喜び、楽しんでみませんか?

こちらも併せて御覧下さい。

→ 芦田成人建築設計事務所ホームページ

 

今日も訪問有難うございます。

 

まずは目の保養から、下記に日本各地の個性的な旅館やホテルのホームページを紹介します。まずは行ってみて下さい、必ずトップページに飛ぶようにはリンクしていません、出来るだけ御風呂が見れるように設定したつもりです。

※注意事項 「必ずこのページに戻って来てね!」

山代温泉 べにや 無何有(むかゆ)

月のうさぎ

小樽旅亭 蔵群

二期倶楽部

 

さて如何でしたか、どれくらいの方が戻ってきて頂いているのでしょうか???  ^^!) 

ここには非日常の空間が広がっていましたね。どれも人気のある所ばかりです。宿泊費もそれなりに高いようですね。

部屋に御風呂がついている所は、抜群のロケーションを生かして、それを独り占めできるようにつくっています。つまりこれだけ開放的でありながら、外の視線を気にしなくても入浴出来ると言う事です。

こんな事が自分の住まいで実現できるなら申し分ないのですが、実情はそうも行かない所が殆ど。

でも、入浴を大切な生活の一部と考えるなら少し拘ってみたいと思われるでしょうね。

それでは、次回から具体的に住まいの中に設ける御風呂について様々な角度から見てみたいと思います、お楽しみに~!

2005.09.02

本題は下の文字色が黒に変わった所からです。

あなたは休日をどこで過ごしますか?わざわざ高いお金を払って遠くまで疲れに行くような事をしていませんか?例えば、住まいがそのような、くつろぎの場であるなら、いかがですか?

私共では五感を高める木心地の良い空間の創造と提供を目指しています。そんなわくわくするような住まい、一緒につくりませんか?

一緒につくり上げる喜び、楽しんでみませんか?

こちらも併せて御覧下さい。

→ 芦田成人建築設計事務所ホームページ

 

今日も訪問有難うございます。

御風呂について考えてみますと言う告知を先日、致しましたがその前に先日あった、電話セールスの話を先にしてみます。

私の事務所は住まいの隣にありますので昼食は、家のほうに戻って摂る訳ですが先日は家の者は外出しており、私以外に誰も居ませんでした。丁度昼食を終えた頃、1本の電話が

「もしもし、こちら○菱電機の代理店で○○と申します」  /(以下、赤文字はおばちゃんの声)

と、かなり押しの強そうなおばさんの声

「御宅では料理や御風呂を沸かすのにガスを使っていらっしゃいますか?」

と言う質問

「はい」 /(以下、青文字は私の声) と答えると、待ってましたとばかりに

「今、ガスからオール電化への切り替えが無料で出来るのをご存知ですか?」 と言う質問が

「いいえ」  (そっけない返事ですが、妙なセールスに愛想よく答えられるほど人間は出来ていませんので、あしからず)

その後、「はい」としか返答できないような誘導尋問が2、3問

例えば、「ガスから電気に切り替えて、いくらかでも光熱費が安くなったらいいと思いませんか?」等が続く。

光熱費が安くなればいいのは誰もが思う事。しかし、私には「切り替えが無料で出来る」と言う言葉が引っ掛かり、耳にバリアーをつくった状態になっていますので、その後のおばさんとの会話に素直に答える気になれず、自分の職業を明かし、

「そんなにいい物なら、お客さんに紹介してあげられるかも知れないから、判断するのに先に資料を送ってよ」と探りを入れてみると

「私共では資料は用意していませんので全て訪問した上で説明させて頂いています」と言う返答

こちらも手を変え品を変え資料を送付するように言ってみるが、結局は訪問した上での返答しかなく

その後「無料で」が気になって仕方ないのでシステムを聞いてみるとガスから電気に切り替えて出る光熱費の差額分を工事費として月々ローンで払うシステムらしい事を説明して貰ったように思いますが、この様に文章にしてやっと何となく理解できたものの、その時には耳に張ったバリアーが邪魔をして素直に聞く耳を持てずに居ました。

只、そのローンと言うのも怪しいものでどれくらいの工事費でローンによる金利がどれくらい必要になって来るかでかえって高くなってしまったのでは話にはならない。

つかみのための「無料で」だったとしても、人が動くのにタダでどうにかなる仕事は、まず無いと思います。結局、無料では無かった訳ですが。

今の時代、おかしな商法も横行しており、このようなセールスと言うのはまず疑ってしまいますし、まず来られたら終り、後は向こうに主導権を握られかねませんので、資料が送れないのなら結構ですと言って断ったのですが、仮に、これが真っ当な商売をされている所であったとしても、ビジネスのステップを間違えている。

こちらから積極的にアプローチしたのなら来て貰うのは大歓迎であるが、そうでなく一方的なセールスで訪問されても困る、せめて先に予備知識を与える程度の資料は必要だと思う。

 

大阪の事務所に居た頃も、関西電力や大阪ガスの営業マンが、仕切りに自分の所に都合の良いデータを揃えて物件の中で採用して欲しいと営業に来ていましたが、とうとうこんな田舎にまで「電気 VS ガス」戦争が始まったのかと感じさせられる電話でした。但し、これが真っ当な仕事をしている所ならの話ですが・・・。

 

最後に、

仕事の上で、施主さんに対して始めから、電気、ガス、どちらが良いと言うのは私から勧める事はまずありません、それはその御家族のライフスタイルに適した選択肢がそれぞれによって違うからなのですが、話を進める上で徐々に相応しい答えが見つかる事が多いですが、そんな判断材料を用意し助言する所までが私達の仕事であると思っています。

 

さて、次回からは本当に御風呂の話を展開していきたいと思っています、お楽しみに!

2005.09.01

本題は下の文字色が黒に変わった所からです。

設計事務所は敷居が高いんじゃないの?設計料って高いんじゃあないの?相談会、見学会、などちょっと相談しただけで、その後、営業攻勢をかけられるのでは?等と御思いの方、いらっしゃるでしょう!

しかし、私共は超がつく位の営業下手ですし、営業経験もございません。ですからそのような人間が下手に営業をすると余計に御縁が遠ざかってしまいます。私共は住まいにとって御医者さんのような立場、<えっ、そんな立派な者では無い。はいっ、確かにそうですね。でも目指すのはその様な立場です。

ですから、皆様からの積極的なアプローチこそ唯一、力になれる機会なのです、どうぞお気軽に御相談下さい。

設計料の内訳なども詳しく説明致します。

どの段階から金額が発生するのかなども遠慮せずに聞いて下さい。

一緒につくり上げる喜び、楽しんでみませんか?

こちらも併せて御覧下さい。

→ 芦田成人建築設計事務所ホームページ

 

さて、久々に過去の住まいからシリーズに戻ります。忘れた方はこちらからもう一度読み返して頂くと助かります。

都会に出て二つ目に移り住んだ文化住宅には御風呂がついていません。当然銭湯に通う事になる訳ですが、銭湯通いは下宿時代から始まっていましたので苦ではなく、広い空間で大きな湯船に浸かれる気分転換でもありました。

当初、記憶は定かではありませんが、確か1回180円程度から始まった入浴料が次第に210円、240円270円、340円(この数字も定かではありません)と、18歳から24歳までの僅か6年程度の間に、もの凄い勢いで上昇し続けました。しかも下宿時代に近場にあった2ヶ所の銭湯も1箇所は廃業、やがて移った文化の近くにもあった2ヶ所の銭湯の内の1箇所も廃業と、どんどん姿を消していきました。

これだけ激しく入浴料がスライドしても廃れていく様から生活様式の進化(内風呂の普及)がうかがい知れるのは言うまでもありません。

以下<wikipedia>よりその歴史について抜粋しました。

平安時代末、京に今でいう銭湯のようなものが現れた。

現在の湯槽式入浴は江戸時代から始まったものである。伊勢の与一が江戸にて始めた物が最初である。当時は湯船の手前に石榴口(ざくろぐち)という入り口が設けられていた。また男女混浴であった。浴衣のような服を着て入浴していたとも言われている。蒸気を逃がさないために入り口は狭く、窓も設けられなかったために場内は暗く、そのために風紀を乱すような状況も発生した。1791年(寛政3年)に「男女入込禁止令」や後の天保の改革によって混浴が禁止されたが、必ずしも守られなかった。また浴場、銭湯が庶民の娯楽、社交の場として機能しており、落語が行われたこともある。特に男湯の二階には座敷が設けられ、休息所として使われた。式亭三馬の『浮世風呂』などが当時の様子をよく伝えている。

なお、明治以前には、江戸では「銭湯」「湯屋(ゆうや)」と呼び、上方では「風呂屋」と呼ぶのが一般的であった。また、当時は内風呂を持てるのは大身の武家屋敷に限られ、火事の多かった江戸の防災の点から内風呂は基本的に禁止されていた。江戸末期には大店の商家でも内風呂を持つようになったものの、本格的な内風呂の普及は第二次世界大戦以降に下る。

明治に入ると外国への配慮から混浴は禁止されるが、銭湯そのものは都市化の進展とともに隆盛を極めた。特に戦後、本格的に都市人口が増大すると、至るところで銭湯が建築された。

現代では休業日を利用して演奏会などを開催する銭湯もまれにある。演奏者は会場を確保でき、銭湯は集客効果を狙えるという利点がある。また、閉鎖した銭湯の内装を工事してギャラリーに改築するなど、建築資産を活かした新しい試みもされている。

<ここまでが抜粋文>

さて、近頃スーパー銭湯と言う風呂以外に演劇や食事、ゲーム、マッサージなど新しいサービスを付加した公衆浴場が登場しているように見えますが、上記のように歴史を振り返ると大衆の娯楽や社交の場であった昔の銭湯と何ら変わらない事に気付く。

内風呂では味わえない開放感に付加価値をプラスした商売かもしれないが、既存の地域に根付く小さな銭湯ではそのキャパシティーは賄い切れない、でも立派なボリュームのあの空間を生かし、上手く考えれば既存の銭湯にも明日は見えて来はしないのでしょうか?今営業されている地域に根付く銭湯にも頑張って欲しいですね!

では次回からは銭湯ではなく家庭の御風呂について、考えてみます。お楽しみに!

2005.08.30

安息角2

さて前回は土地探しの上での一例を紹介しましたが、安息角(安息角が分からない方は先日の投稿を御覧下さい)の影響を考えないといけないのは何も自分が家を建てる時だけでは無いと言う一例を紹介します。

隣の土地にマンションやビルなど比較的、高層な建物の建築が始まるとまず、基礎の工事を始めるために地面を掘っていく事になりますが、この時に一時的にですが前回と同じ様な隣地との間に高低差のある関係がうまれます。(図参照)

勿論工事側では、崩壊防止のための対策をとる訳ですが、高低差が出来るのですから当然、先日の安息角の問題が発生する訳です。

最低安息角30°ですから掘削底から斜めに30°の線(図の点線)を引き、元の地盤面まで伸ばしていくと、ここには、学生時代に習った、1:2:√3と言う三角形が出来ますよね。

従って今、深さをh(m)掘った場合に、水平方向には2h(m)の所までにある隣家等がその掘削工事による影響が及ぶ可能性がある事になります。

しかし、これらの隣家はこのような工事がある事を前提に基礎工事などされていませんでしょうから、もし何らかが起こり地盤に問題が発生すると、住まいも影響を受けることになります。

(実際の工事では土留めの為の矢板はもう少し地中深くまで差し込みますが図では少し割愛しています。)

ですからもし隣でそのような工事が始まった場合に何も出来ない訳ではなく、ご自宅の基礎部分にでも工事開始前の地盤面の位置が分かるように印をされておいてメジャー等をあててそれを一緒に写真に写し込み記録を保存し、工事完了時にもう一度確認して、なんら大きな問題があった場合には即座に工事業者に話をしてみましょう。

もっとも工事業者側でもその辺はシビアにやっている所もあります。が対応は様々ですので、いざと言う時には、やはり証拠が重要な資料となります。

 

2005.06.16
さて今回は先日の補足になりますが、前回は化学物質の話をしましたが、もし床下の防蟻剤による揮発を心配される方は施工業者に対して「基礎パッキン等を採用して防蟻処理はしないで欲しい」と言う旨を事前に、はっきりと伝えておく方がいいでしょう。
 

「心配しないでもうちはそうしてるよ」と言う所ならそれでOK、しかし「基礎パッキンはヘタってくるからなあ・・・」とか「床下換気口を付けるから大丈夫」などと言う所もあるかもしれません。
 

では、順番に考えてみましょう。
 

基礎パッキンがヘタる・・・城東テクノと言う基礎パッキンを製造販売しているメーカーの寿命予測があります。それによると60年後のヘタる量は最大で約0.01~0.048mm程度(只あくまでもメーカー側のデータですのである程度猜疑心を持ちながら少し余裕を持たせても)ごくわずかです、むしろ、それよりも適切な間隔に敷き込んでいるかと言う事の方が問題のような気がします。まず柱の直下に当たる部分は必ず必要ですし、後は半間(約90cm前後)ごと以内には必ず必要等施工に際しての注意事項、そちらを意識できていればヘタる事を問題にする必要がないと思います。
 

床下換気口・・・一般的には四角い穴に動物などが入らないように蓋をする物が多いのですが、私はこれまでに何十軒かの床下に調査で入らせて頂きましたが、換気口はよほど配置を上手く考えないと空気は流れずに滞留しますし、四角い物は面積的に大きいので基礎にとっては断面欠損となる確率が高く、断面欠損すると受けた力を十分に地面に伝えきれない事もありますので配置や大きさに充分な配慮が必要です。
 

これらの事を裏付けにしながらもっと違った切り口もあるかも知れませんが、まず問題定義し、適切な返事が返ってくるか、その返答で理にかなっているのかどうか?を見極める必要があります。(簡単な事ではありませんが。)

2005.06.13
前回の続きですので、まだの方は前回から御読み頂くと、内容が繋がると思います。

 

「その他です!」とはっきりと言い切ったのには裏付けがあった。これ以前に東大阪でもこの仕様で設計していた経緯からどうどうと、こう言えたのだが、職員のいぶかしげな顔に「開口部制限型っていうのがあるでしょ」と言うと、またもや???、聞いた事が無かったのか宇宙人との会話のように意味不明的な顔をされた。

 

あかん、コイツじゃあ、らちがあかん。そう思い、奥にいたベテラン職員を呼び、同じ話をした。すると、うんそうやねと言った返事があり、ホッとする。これで無事確認申請は受付完了となる。

 

さて、この開口部制限型とは何ぞや?と言う事を説明しないといけませんが、ブログ上では限界がありますので必要な方は当方のホームページを通じてでも構いませんので御連絡下さい。若しくは、御近くの建築設計事務所で御伺い下さい。ここでは簡単に説明します。

 

準防火地域の指定を受ける地域内で木造3階建て(1階がコンクリート造でも同じ)の住宅を建てようと思うと床以外の柱や梁の木を見せたままの家が建てられないのか?と言った事を模索した結果辿り着いたのが、この開口部制限型と言う仕様での建て方ですが、読んで字のごとく敷地や道路から建物までの後退距離に応じ、窓の面積や仕様に縛りを掛けて、内部で起こった火災から近隣の建物への延焼、類焼を防ごうと言うものらしいのですが、木の家は、燃えると言う概念から考えられたのでしょう、実に馬鹿げたもののように感じる。

 

敷地や道路から建物までの距離が1m以下の所にある窓は火災の時に自動的に閉まる装置がついた窓か、開かない、はめ殺しの窓、又は常時自分で勝手にしまる事が出来る窓を付ける必要がある、但し書きとしてはトイレや洗面所などの換気用の窓は面積0.2㎡以下なら付けてもいい事になっている。1mと言うと狭小間口の土地では、敷地の間口ほぼ一杯に建てる事になるので建物の前面若しくは背面のみの窓となり、両側面は、自由に窓も付けられずおのずと換気性が悪くなる。

 

こんな事、お客さんに説明して「法律なんで」と言っても、やっぱり納得しがたい顔になる。仮に自分が住むならやっぱり建物には換気性が確保出来る程度には自由に窓くらい付けたい。と言う事で、それだけの為に検査済を受けるのを止めとこかとなる。

 

止めとこかと言える人はいいのだが検査済を取らないと公庫の融資は受けられない、又公庫で無い場合でも金融機関によっては検査済証の提出を要求する所もあり、それだけの為にお金を借りられないのは、納得し難い。

 

そればかりでなく、違反建築物のレッテルを貼られかねない。違反建築物=欠陥建築物と言う事を言う人もいるが、それは行き過ぎた考えであり、建物単体のことを考えるならば、換気通風がしっかりと考えられた家でなければ、家自体の寿命にも影響し、結果短命な住まいの乱立につながり、スクラップアンドビルドが繰り返されると言う悪循環に繋がりはしないか?もう一度、建築基準法について多面的に見直す必要がありはしないかと思う。

 

すいません長くなり、一体誰に対して怒っているのか分からなくなってきたのでそろそろこの辺で切り上げますが、私たちの仕事は、ただ単に法に従うだけでなく、時にはお客さんの為に豊かな生活を実現するために、法に対しても挑んでいく必要があるのです。

 

これはもう少し文面をしっかり練り直し業界紙にでも投稿することにしようか?と一人つぶやくのでした。

2005.06.12
普段、地方で住まいの設計に関わる人間が大阪、神戸等の都市部で住まいの設計をする事になると、その違いに随分と戸惑う事になる。

 

以前に大阪の事務所で勤務していたからと言う理由等(厳密に言うとそれだけでは無いのですが)もあり、これまでに都市部では2件、設計させて頂いたのですが、当然、要求される事は木の素材感を生かした住まいが求められる。

 

戸惑いの原因・・・環境の違いと言うのは当然の事なので、覚悟は出来ている。施主の要求も大きく問題と感じる事は少ない。

 

では何なのかと言うと、建築基準法による縛りなんですが、普段敷地にもゆとりがあり、防火地域の指定などと言うのもほぼ無縁、道路斜線も気にする必要は殆ど無い、中には確認申請書の提出など無い場所もあり、法律による縛りを殆どと言って良いほど受けずに理想的な住まいを考えられる事が出来、嬉しい限りです。

 

所が、都市部へ行くと30~40坪そこそこの敷地に、狭い全面道路から受ける道路斜線、採光を確保し、隣地との空き等を検討しながら目一杯、尚且つ各家庭に車1台、各人に自転車1台、保有しそれらを全て敷地内に包含する事等を考えると建物は多層、高密度化し3階建て以上が必然的になり、こうなってくると木の家にはなお更、厳しい規制が加わる事になる。防火地域、準防火地域と言う防火規制上の地域にもよりますが、建物を耐火建築物又は準耐火建築物にしなさいと言う規制が加わってくるのですが、それらが何なのかと言う説明をもの凄く簡単に説明すると、読んで字のごとく火災に耐える構造とそれに準ずる構造にしなさいと言う事なのですが。準耐火建築物の中にはさらに「イ」と「ロ-1」「ロ-2」といった物に分かれます。(これらの詳しい説明は割愛しますが)

 

それで、準防火地域の指定を受けている地域の方が圧倒的に多いので防火制限が比較的緩い準耐火構造で建てられる事が多いのでしょう、建築確認申請を持って行き、「木造3階建ての住宅なんですが」と言うと「イですか、それともロですか」と耐火の仕様を聞かれる事がありました。私にとってはどちらでもないので「その他です」と答えると、大阪市の若い職員(今は建築確認申請は民間の機関に提出出来るのですが、大阪市には届だけを出さないと行けませんでした。これはその時の出来事です)はいぶかしげな顔をし、「準防火地域で木造3階建てを建てるなら準耐火建築物以上じゃあないと建てられないですよ」と言ったのです。???御互いこんな感じで少し時間が流れ奥に居たベテラン職員を呼ぶ事に。

 

さて、続きは次回以降で。

2005.06.11
今日は、いつもとは趣向を変えてこんな問題やってみてください。
 

今、図の一番左のような高さ6m程の木があり、高さ3mの位置にある枝は10年経過してこの木が倍の高さ12mに(真中の図)成長した時、どれくらいの位置になっていると思いますか?
 

a. 木は下から伸びていくので、枝の位置は上から3m(地面から9mの高さ)下がった位置にある。
 

b. 枝の位置は木の成長に比例して高くなるので、木の高さの半分の高さ(地面から6mの高さ)にある。
 

c. 木は一番上が伸びるので、枝の位置は変わらないで今のまま地面から3mの高さの位置にある。
 

3択です、さてどれでしょうか?答えは続きを読んで下さいね。
 

 

さて今日の話はどうでしたか?参考なったようでしたら是非1票、投じてやって下さい。
 

宜しければ、ホームページの方も覗いていってくださいね。
 

この投稿の続きを読む »

2005.05.16

1fec7632.jpg

先日は木には表と裏があると言う話でした。ではフローリングなどは木表木裏のどちらの面が実際に肌に触れる方になっているのかと言うと、答えはどちらでもあり得ます。私が、よく使っている杉などは主に木表を肌に触れる面に加工されることが多いのですが、人によってはその逆の使い方をするという人もいます。

 

個人的には木表を肌に触れる面に使って貰う場合が殆どで、逆の場合、木目に沿う樹皮が層になり、はがれてくるような場合があり、靴下などを引掛ける事があるのではと思っています。

 

よく東急ハンズ等でテーブル用の1枚板などを販売していますが、ああいう大きな1枚板の場合、乾燥過程で大きく反る木があります。例えばモミの木(モミの木はクリスマスツリーの木や棺おけ、ソーメンの箱などに使われている木です。)などは殆ど、暴れまくると言うくらい大きく反っているのを見る事が多いのですが、テーブルにする場合はそれを止める措置をしておく必要があるのですが、この写真はそのモミの木のしかも1枚板のテーブルで反り止め加工はしていないにもかかわらず、この品の良さ、いいでしょこれ!実はウチの事務所のテーブルなんです。一見、杉に見えるほど白くて柔らかい木です。開業当初お金も無いと言う事で無理を言って、知り合いの某所にて超破格で作って貰った一品です。値段はえーっと、言えません。

 

 

最新情報