芦田成人ブログ

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2007.08.31

昨日は「香寺町の家」の現場定例打合せの日

現場には外壁の一部に使用する予定のカラマツの板が搬入されていました。このカラマツは信州産。

木にはその樹種によって様々なにおい(香り)があります。

杉は単体では、あまり強いにおいではありませんので、なかなか分かり難いのですが完成した住まいの中ではよく分かります。やわらかい、ほんわかした感じ。

桧、これは単体でもよく分かります。香りたつ少しツンとした感じと例えれば適切なのでしょうか?でも時間が経つと、その香りは少し落ち着きます。しかし一カンナ掛けなおしたり、表の皮一枚はげると、まるで封じ込められていたように又再び香りたちます。

そして松、私は不思議と松のにおいを嗅ぐと、何故だか食欲をそそられます。もしかしたら私だけではないのかも知れませんね、マツタケの香りがそうである様にこの香りは食卓にあってもおかしくないのかも知れません。又松は殺菌作用があるようで昔は竹の葉や松の木の皮などで駅弁などが包まれていた事もあったようです。

そう言えばJR篠山口駅には昔、駅弁を売るおじさんが居ましたが、いつの間にかそのおじさんも姿を見なくなりました。

まあその話は、さておきまして、このカラマツも当然、松の一種ですので同じように何とも言えないおいしそうなにおいがするのでありました。

カラマツ

只、同じ松と名が付く材料で、建築現場で頻繁に用いられる物に米松と言う木があります。

硬くて構造材としても比較的優秀な材料なのですが、私はどうもこの木のにおいが好きになれません。

薬品臭のようなツーンとした匂い。本当に木なの?と言った感じでどうもなじみ難いのですが、さて如何でしたでしょうか?

においの事を一生懸命、文章で表現するのは難しいです。

是非、皆様も色々な木の楽しみ方を発見して下さい。

 

2007.08.28

ようやく、夏の暑さも一段落しそうですね。

私の方はと言いますと、最近右肩の肩凝りが酷くパソコンの操作が辛い日が続いています。

時間を作っては肩の可動範囲を広げる為の運動をしているのですが、一時凌ぎに過ぎないようです。

さて、今日は「篠山の山荘」の定例打合せの日

現場には吹き抜けの部分に作業の為の足場が組まれていて狭苦しい空間となっています。

造作材

 

さて、この段階で現場に入っている材料は窓枠や建具枠に使われる造作材。

完成後もそのまま見えてくる材料なので大工さんも仕上げにカンナ掛けをして、綺麗で艶やかな木肌をした材料が使われる箇所の直ぐそばに立てかけられています。

ちょっと前までの段階よりも現場の中を歩き回るのにかなり気を遣うようになりました。

殆どの箇所に杉を使っているために、手で触れたり、カバンのファスナーが当ったりするだけで簡単に傷がつきます。せっかく綺麗に仕上げられている材料を傷つける訳にはいかないので細心の注意で写真撮影も行いました。

造作材2

 

杉の白太(白い所)の部分はカンナ掛けをしても直ぐに刃の切れ味が悪くなり、何度も何度も刃を研いだり、替えたりしてはカンナを掛け、の繰り返しと言う事で大工さんが苦労する材料でもあります。

さて枠材が入ると次は建具工事です。

そろそろ、建具の施行図が必要となりそうです。

 

造作材3

 

2007.08.23

昨日も午後から物凄い雨と雷鳴が鳴り響き、携帯電話も近くの中継局に異常が発生したようで圏外表示となったまま、夜になりようやく回復。

京阪神間では今朝方に物凄い雷鳴だったようですが、さて丹波はどうだったのでしょうか?

ぐっすりと熟睡していた私にとっては何も気付かないまま朝を迎えた次第です。

 

さて今日は「香寺町の家」の現場定例打合せ。

こちらもお盆明け初と言う事で、随分と久しぶりと言った感覚ですが、1週間前にも寄っていました。本来なら中間検査があると思っていたのですが、姫路市の場合、木造2階建の住宅の場合は中間検査は無しでOKと言う事で、従って検査は自主検査となりました。

さて、そんな中、今回も採用した継ぎ手(材料と材料を継ぎ足す方法)の紹介。

追掛大栓

 

追掛大栓2

 

追掛大栓継ぎ(おっかけだいせんつぎ)と言います。

4箇所に空いた四角い穴の中に堅木で出来た栓を打つ事で材同士が引き付け合い強度を発揮する継ぎ手の一種で、強度的にも最も優れた仕事の一つで、手と手で握手したようなイメージで材料が刻まれています。

構造材が見える住まいではその強度を金物だけに頼る事が出来ない場合があります。そのような場合にこのような継ぎ手は有効で、又そこに打たれた栓も、何か軽い物をぶら下げる事が出来たりと、住まい手の遊び心を誘う物でもあります。

 

ここの所、この仕事を色んな現場で採用していますが、組む時に上手く組めるかは職人さんの技量が問われる仕事でもあり、職人さんにとっては逆に厄介な仕事なのかも知れません。

〔但し、プレカット(機械刻み)でこの仕事が出来るところもありますが・・・〕

 

2007.08.21

お盆も明け、世間もそろそろ動き始めました。

中越沖地震の影響を受けた、刈羽原発事故の影響もあり関東では工場なども本格稼動し始めた事から、電力不足となる可能性もあるとかで暑さのピークを過ぎたかと思いきや色々な問題がおこります。

我が事務所のパソコンも先日の急な雷雨の影響で、急に電源が落ちると言った事を午後からだけで3回も起こり、冷や汗をかきながら仕事をしていました。

幸い、雷鳴が響き始めた事もありこまめに、データ保存を繰り返していましたので、大きな手戻りにはならずに済みましたが、正直焦ります。

 

さて、今日は「篠山の山荘」の盆明け初の定例打合せ、現場には本当の階段が掛けられようやく安全に2階へ上がれるようになりました。

階段

階段下が途中から冷蔵庫置き場となるために、途中まではストリップ階段、途中から3方を壁で囲われたスペースとなるため、現場では少しばかり施行に手間が掛かったようですが、登り易い踏み面と角度となりました。

 

後は最後の工程でテスリが付きます。

 

それにしても、この建物は数字の坪数よりも大きく感じますが、やはり大きな吹き抜けの存在なのでしょう。

 

大きな吹き抜けの提案をすると冷暖房効率の話が時々、論じられる事があるのですが、その辺りの話は又別の機会にでも譲るとしまして

 

写真は奥が大工さんと手前が建具屋さん

どちらも、(私よりも)若い職人さんです。

 

暑い中大変ですが、もう一頑張り、お願いします。

2007.08.13

先日は、計画案の打合せで丹後半島のとある町へ

ここは日本海が目の前、以前「香住の家」も日本海からほど近くでしたが、海からは数百メートルと少し距離を経て居た為に海が目の前と言う訳にはいかなかったのですが、今度は正真正銘、「目の前」と言う表現がぴったりです。

お盆の混雑を見越し少し早めに出発したのが幸いか、大した混雑も無く早めに到着。

そこでカメラ片手にこの大パノラマを味わいに車を置いてブラブラと

丹後町

 

小さな漁港から1隻の船が出て行きます。

丹後町2

 

丹後町3

丹後町4

 

突堤の先端に歩を進めてみました。

丹後町5

 

下写真はこの町の小さな漁港の建物です。

丹後町6

 

ここでは、あるスポットに立つと目の前には近くに島影も無く視界の殆どが、全て水平線です。

その為に、海が緩やか~に弧を描いているように見えるのです。

正に地球の丸さを実感できる場所なのです。

 

さて、こんな素敵な場所でも計画案が進行中ですが、詳細は又後日と言う事で・・・。

「ロケーションの素敵な住まい/海編」 ・・・続く

 

2007.08.10

「篠山の山荘」の現場に入った、とあるメカニカルな物体。

これ一体何だか、分かりますか?

雪

雪留め

隠れた場所に使用する物ではありません。

よーく見える場所に使われています。

もしかしたプロにも、これが何だか分からない人も沢山いる事でしょう。

京阪神間の建物には特に必要はありません。

寒い地域の屋根に注目です。

さて、そろそろお気づきの方もいらっしゃるかも知れませんね。

正解は、屋根に設ける雪止めの金物を屋根に止めつけるための金物です。

真近でみると意外と大きいので「え~っ」っていう感じもしますが、屋根に上がると意外と小さいので違和感は消えますが色は気になるので、屋根と同じ色をつけてもらいます。

さて、この雪留めですが色々な物があり、瓦屋根野場合は1/3円弧状の形で瓦と同材のものがあったり、違う屋根材では小さい板状の物が屋根から垂直に立てられていたり、先日の出石ブラブラにもUPしたような物があったりとバリエーションは非常に多岐に渡ります。

是非、屋根を観察しながら旅をするなんて事も楽しみの一つに加えてみては如何でしょうか?

2007.08.05

城跡を後にして、町村合併によって現在は豊岡市役所出石支所となった建物へと、こちらも故 宮脇 檀 氏の設計による物で今を盛りに咲く、百日紅の花と相まった外壁の落ち着いた赤茶色は、この街の民家の外壁にも多く見られる色で、白い漆喰塗り壁を見慣れた私にとっては新鮮に映る。

出石カラーとでも例えてもいいかも知れないのですが適度に抑えられた色合いはとても個性的で美しい街並みに付与しています。

出石支所

 

そして、街のシンボルとも言える辰鼓楼を裏側からと正面から

振鼓楼2

 

振鼓楼

 

目的地は、酒蔵。

前回訪問時も訪れ、その朽ち果てた感じに感銘を受け、もう一度とばかりに訪れましたが、その表情はあまりと言うか殆ど変わらない。何か策を打ってあるのでしょう。

ここまで来ると観光客は殆ど居ません。

酒蔵

変わりに目に付くのが、竹細工、柳ごうりの看板。

以前からあったのでしょうか?

本家は豊岡市内のはずでは?と思いながら

今度は筋を違えた通りをブラブラ。

ここには観光と人々の生活が混在しています。

道端で車を洗う人、通りを行き交う観光客

こう言った場では、観光客も少し気を遣う事も必要なのでしょうね。

それにしてもこの地の方々は寛大と言うか、慣れていると言うか、

大通りから一歩入った一般の民家の玄関先は戸がどうどうと開け放たれたお宅が多かったのも驚きでした。

 

うだつ

 

最後は、「うだつ」の上がる住まいで締め!

 

2007.08.04

予定していた、現地立会いも予想よりも早く終わり、帰路寄り道して出石へ向かう事にした。

この地を訪れるのは5~6年ぶりとなる。

到着した時間帯には観光客も、まばらでゆったりとブラブラする事が出来た。

と言っても出石は本当に小さな街である。1時間も歩けば城下に広がる街を1周する事はできるのではないだろうか。

伊藤清永美術館

 

上写真、伊藤清永美術館前の駐車場に車を停め、どこから見て回ろうかと思案する。まずは、故 宮脇檀氏 設計の目の前の建物をと思ったがまだ準備中。

残念、と言う事で外から屋根を見上げると、軒先の雪留めのデティールが面白かったので1枚

雪留め

 

丸いパイプをフラットバーに溶接する、至って単純な物です。

さて、どこへ行くかと、みやげ物屋が数店入った「びっ蔵(下写真)」を横目に前回未訪問の出石城跡へと登る。

びっくら

 

現在、城跡は稲荷神社となっていて、跡地には神社が建っている。

鳥居

 

出石街並み

 

そして、境内からはしっとりとした出石の街並みを見下ろす事が出来る。

鳥居には地元商工会の方たちが汗を流しながら、風鈴を吊るす作業を進めておられ、丁度今日から城下祭りだそうで、各所で面白い催しが開かれるらしい。夜も観光客を誘致しようと言う事だ。

明日に続く

2007.08.02

昨日、「丹波OB大学」での講座も無事終了。

過日、起こった中越沖地震の話を足掛かりにして、話を展開してみた。

年齢層は想像がついたのだが、どのような経歴の方々が受講されるのかは事前に知らされていなかったため、どの程度までの話をするかは様子や雰囲気を見ながらとした。

皆さん、他人事の話ではなく、阪神大震災で被災された経験をお持ちの方もいらっしゃったので、比較的身近な話として受け止めて頂いたようだ。

専門学校でも必ず第一回目の授業でする同じ質問をしてみた。意外と皆さんご存知のようでした。

唯一、反省は早口となり、少し展開をスピーディーに進めすぎたかも知れないと言う事。

余った時間は質問時間に充てる事で事なきを得たが・・・。

最後に「分かりやすい」と言ったご感想をいただけた事はありがたく受け止めておこうと思う。

 

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