芦田成人ブログ

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2009.09.30

先日、「大工工事と家具工事」とエントリーした「2世帯3動線のリフォーム」の現場では、組みあがったテレビ台が壁にセットされ、壁面の飾り棚も施行完了。

一応2期工事も大工工事はほぼ完了。
住設、建具、内装各工事を終えて最後に清掃さえ済めば出来上がりとなります。

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写真が大工工事によって作られたテレビ台。配線用の穴も空けられて建具が入れば完成です。

2009.09.29

宍粟市山崎町の家では、先日選別した杉のフローリングが施行されている途中です。

で、このフローリングは床に張るだけではなく外壁の一部としても使用されています。

外壁に木を使う場合、雨に濡れると言う事もあり、その樹種に気を使います、水に強いとされる材料の選択、若しくは田舎などでは焼板なども視野に入ります。

で、こちらでは杉の赤味と言う選択をしました。
赤味=木の芯に近い部分で細胞活動が終わっているために水に濡れても腐れや虫害に強い部分とされています。

直接の雨がかりではないので耐久性も良いと思いますし、何よりも存在感抜群な感じに仕上がるのではないかと思っております。

今は養生シートの隙間から少し顔をのぞかせている程度ですが、玄関先の一等地です。間違いなく皆さんが目にする部分です。

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さて内部では引き続き1階の床フローリングが張られています。
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で写真に赤丸を入れてみましたが柱とフローリングが重なる部分です。
フローリング側のみ柱の形に切り込むと、ほぼ間違いなく柱とフローリングの間に隙間が出来ますので、柱の方も少しだけフローリングの形を欠き込む「首切り」と言う仕事をして両方が綺麗にかっちりと、納まっているように見える仕事がされています。

「首切り」ってちょっと恐い言葉でしょ。

2009.09.26

夏の暑さが戻って来ました。

でも朝夕は涼しいので簡単に脱ぎ着出来る上着があれば万全なのですが、でもこの時期って直ぐに過ぎ去り、やがて冬の寒さって感じなので、合物の服って意外に持ってないんですよね。

さて、そんな今日は2週間ぶりの週末の現場打合せの「宍粟市山崎町の家」の現場です。

今日の主題は外壁の色候補を決める事。従がって住まい手さんにもご参加いただきましたが、難なく色候補も決まりました。

又2週間後に、見本が吹き上がるのでその時に本決めです。

実は色の選択って、難しいんですよ。
色見本って数センチ程度の大きさで、又つるっとした若しくはマットな場合もありますがそんな表面の見本の中に無数にある色数と、実際の外壁材とはテクスチャーも違います。

そのような条件から実物のスケールとテクスチャーを想像し候補を選択するのですが、思うような色サンプルが出来上がって来ない事もあります。

幸いにして、過去の現場で作ってもらったサンプルを沢山ストックしておりますので、もしお好みの色に近いイメージがその中にあるようでしたら、その中からひとまずイメージして頂くと言った方法をとることもあります。

で、実際に現場で色を見ると、陽射しが当たっているか否か、近くで見るかちょっと引いて見るか、ぱっと見た瞬間の印象と、暫くその色を見続けた感じで、同じ色でも全然違って見えます。

ですから、色を選ぶ時って、ぱっと見た瞬間の印象を大事にする事、それでも決まらなければ長時間見続ける事は避け、一旦見る事を止めて5~10分間程度違う作業をするなどしてから、もう一度見直すなどして新たな気持ちで決める事などする方がいいのではないでしょうか。

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と、主題とは違う所で長々と書き込んでしまいましたが、現場では2階のフローリング施行に先立ち、電気配線が先行して施行されていました。

通常、1階に天井を張る仕様の場合は、その天井裏に施行する仕様で良いのですが、生憎、ウチの仕様って天井を張る個所が少ないんです。

ですので、電気の配線は自ずと2階の床下になる訳です。

写真の上の方は既に床のフローリングが施行されています。手前がこれから施行される部分。

配線の下に既に施行されている床板は剛床(ごうしょう)と言う仕様にするために棟上げ時に既に施行されていた28ミリの厚い床板です。

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で壁際を見るとこんなに沢山の配線が隅々に行き渡りコンセント、照明のスイッチ、テレビなどなど、床や壁が仕上がるとこれらは全く見えなくなりますが、これらが無ければ私たちの生活は成り立ちません。
まるで体内の隅々に血を運ぶ血管のようにも見えてきます。

さて、打合せも、一段落。

場所を移し、ご主人待望の玄関敷き台を極秘ルートを使って超格安で入手。R0016553c

耳付きのケヤキです。

キッチンカウンター(下写真)に続き、耳付きの厚板。
仕入れ3

なかなかの物ですな~!

2009.09.25

概算見積りの出た「つながる(家)」もいよいよ本設計に進む事になった。
少々、金額調整しながらの設計となりそうですが、初案の原型は留められそうで、ほっと一安心です。

さて地元、丹波の「2世帯3動線のリフォーム」の現場では2期工事もいよいよ大詰め、親世帯のLDKの工事がクライマックスを迎えようとしています。

床は室内飼いのワンちゃん対策も兼ねてナラのフローリングです。
杉とは違い、しっかりした硬さと重厚感が特徴の材料です。

ここでは本来、家具であるテレビ台を大工さんが現場で製作しています。家具なら家具屋さんにつくってもらう物じゃあないの?とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

はい、確かにそうなのですが、精度を要求しない家具、例えば引き出しの付かない棚やオープンな本棚程度であれば、あれば大工さんでも充分に作ってもらえるのです。但し、器用な大工さんなら相当手の込んだ家具も作ってくれるそうです。

そうする事のメリットはずばりコスト削減。
但し、材料を組み合わせる部分は殆ど、つき合わせてビスで留める程度。道具は大工さんが手持ちの道具を使って現場で作業しますので精度の高い仕事は出来ませんが、ずばり形になっていれば何ら支障ない家具の場合は特段、問題となる事はありません。

一方、家具屋さんに依頼するメリットは、工場に据えられた精密な機械によって精度の高い手の込んだ仕事で仕上げてもらえる事です。

これらを良く見極めて、それらの家具をどちらの手で作って貰うかを上手く割り振る事も、コスト調整の方法の一つです。

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製作中のテレビ台。外枠は組みあがっています。後は配線用の穴を空けてもらい、棚板と背板をつければ、8割程度終了。

後は簡易な建具が入れば、完成です。

2009.09.24

既に所有している土地に住まいを建てるのか、新たに土地を購入してから住まいを建てるのかで、資金計画は大きく変わります。

又、建築工事費以外にも必要な諸経費がありますので工事費が予算内に納まりそうだからと喜んではいられません。

住宅を建築するのに必要な諸経費

・ 金融機関関係
  ローン事務手数料
  ローン保証料
  ローン契約印紙税
  火災保険
  地震保険(任意加入)
  抵当権設定登記登録免許税
  つなぎ融資のための金利、手数料、印紙税など
 
・ 各種の税金
  不動産取得税
  固定資産税
  都市計画税

・ 登記関係費用
  表示登記手数料(その気があれば建築主でも手続きできる)
  保存登記登録免許税+同手数料+同印紙税
  
・ 上水道加入分担金(行政により呼び名が違う)

・ 下水道受益者負担金(行政により呼び名が違う)

・ 引越し費用、仮住まい費用

・ 祭事費用
  地鎮祭時の神主さんへのお礼、上棟時の弁当やお茶、祝儀、工事中の茶菓子の差し入れなど

・ 地盤調査費用

・ 地盤補強工事費用
  地盤調査の結果が悪ければ、地盤補強工事が必要になります

・ 建築確認申請手数料
  昔は行政が書類審査をしていましたが、現在では民間の審査機関でも審査してもらえるようになっています。と言うよりもむしろ住宅の場合は民間の審査機関が主流です。又確認申請のみならず、中間検査や完了検査と言った現場を検査する業務も同時に行い、それぞれに審査手数料が必要になります。
  
ざっと挙げるだけでも諸経費って、こんなにあります。

土地を購入して建物を建てる場合、そして特に予算が少ない場合はこれらの費用も充分に頭に入れて検討しておかないと理想の住まいへの夢が遠くなっていきます。

住まいづくり始めたいけども、何から手を付けていいのか、果たして自分達の欲しい家を建てるには一体どれくらいの大きさの土地が必要なのか、そしてそれはどれくらいの大きさの家になるのか?又予算との関係はどうなの?と言ったご相談、いつでもどうぞお寄せ下さい。

上記の費用シミュレーションも同時に行い、適切なアドバイスもさせて頂きます。

と今回は宣伝的な内容でしたが、実は先程までシミュレーションしていた所で、その流れでブログをUPしています。

少しでも皆様の参考になれば幸いです。

2009.09.23

出石の街を散策。

ここを訪れたのは3度目だと思います。初めて訪れたのは、未だ独立前大阪に居た頃。丹波に帰郷した際に宮脇建築他を訪ねて。

そして2度目は「香住の家」の引渡しを終えた、その足で一直線に。

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城跡から街を一望。

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そして、こちらは御馴染み辰鼓楼。
それにしても、篠山と言い、出石と言い城下町は観光客が凄い。

売りになるもの(城跡)と食べ物(黒豆やそば)と言うキーワードが共通項としてあり、そして古い街並みが上手く残されそれを守ろうと言う気運が、人を寄せ付ける魅力なのでしょうね。

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上3枚は酒蔵。今にも朽ち果てそうな感じですが、初めてここを訪れた時、否もっとそれ以前からでしょう。ずーと同じ風情でここに建ち続けている所をみるときっと、何らかの保存の手を打ってあるんでしょうね。

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これはどの通りかは、はっきりとはしませんが街を東西に結ぶ通りです。

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平成20年に蘇った近畿最古の芝居小屋永楽館へと続く道
9月末からの公演、狂言役者の名前が入ったカラフルな幟?がお出迎えしてくれます。

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廻り舞台R0016498cの12時の位置にはセリと言う床が上下する装置があります。

緞帳が下りればここは舞台裏、楽屋前の通路となります。

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懐かしい感じがする看板がずらり。

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わずか3畳ほどの楽屋

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桟敷席から見る舞台、席を区切るテスリのような板はお茶子さんがお茶を配ったり、席を案内するために歩いたのだそうです。

舞台の上では観光客のおじ様たちがふざけあって、片足を上げてトントン飛んだ歌舞伎の真似事や「成田屋」、「中村屋」などとめいめいに楽しんでおられました。

未だ歌舞伎などと言う古典芸能は目にした事はありませんが確かに、ここに響き渡る音の迫力たるや、相当な物なんでしょうね。

「よっ、芦田屋~!」

とは誰も言ってくれそうも無いので自分で落ちをつけて、この辺で・・・。

2009.09.20

シルバーウィーク初日の先日、建築士会柏原支部のイベント「第2回古民家講習会」が行われました。

全3回の内の2回目、告知が遅すぎたため前回に比べるとご参加頂いた方の人数は少なかったのですが、その分充分にご堪能いただけた事と思います。

詳細は公式ブログからどうぞ。

午後からは自由参加であったにも関わらず、全員が残ってご参加いただき、篠山まちなみアートフェスティバルを散策しました。

本当に多くの観光客が訪れ、街は賑わいを見せていました。

このフェスティバルは今月27日まで続けられるそうで、お近くの皆様もどうぞ、一見の価値はありそうですよ。

まちなみアートフェス1

 

まちなみアートフェス2

 

まちなみアートフェス3

2009.09.20

又少し、更新間隔が空いてしまいました。

実は先週、ホームページをフルリニューアルしました。既にご存知の方もいらっしゃるとは思います。

そして、今後直接、新規に新築のご依頼を頂くお住まいにはCASBEE評価をお付けします。CASBEEとは、簡単に表現すると、住まいの環境効率評価と言う事になりますが、詳しくはこちら若しくはこちらをご覧下さい。

見切発車否めませんが、このままお蔵入りにする事は出来ませんのでついに公開しました。未完成の部分も早々に完成しなければいけませんね。

業界の法改正により私たちの事務処理上の作業手間は増える一方ですが、住まい手のために増やす手間はいとわずに行いますよ~!

と言う事で週末、一手間掛けて愛情を注いで来ました。

フローリングの選別です。

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大きく3つの山に分けています。

全て同じ等級のフローリングですが、1枚1枚表情は違います。
左2段が上ランク、真ん中2段が並、右2段が下ランク、そしてその右側に写っているのが、これから選別する山です。
小さな溝が入っているのは裏面です。表面に傷がつかないように表面同士が重ね合わさるように積んでいっています。

上ランクの物をメインになる部分に、下ランクの物は押入れやウォークインクロゼットなど、と言った感じに張り分けると、仕上がり感に違いも出ます。

今回は中と下ランクの間にあまり大きな差は無く微妙な木目の流れや部分的な色の悪さにより苦渋の選択と言った所で、比較的良好な材料だったように思います。

悪い材料が多ければ返却すると伝えておきましたので、事前の牽制球が効いたかもしれません。

ちなみに下ランクと言っても使えないほど悪い物は、ほんの数枚の内の一部分ですので、そう言った部分は切り落として使ってもらう事になります。

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写真はユニットバスが座る前のスペース、壁にセッコウボードを張っているのは実は建築基準法を良く読み解くと防火制限上、屋外側と屋内側についての規制があり、屋内側には9?以上のセッコウボードを張っていないといけない事になっているための処置です。

つまり、法22条と言う防火制限状の区域で、延焼のおそれのある壁面に屋内だからと言ってそのままユニットバスを置くだけでは防火制限をクリア出来ていないと言う事になるのです。見落としがちな条文ですのでお気をつけ下さい。と言うかこれは設計若しくは施行する側が気をつけておかなければいけない事ですね。

2009.09.11

何かに反応している

おかげで春でもないのに鼻水ズルズルの今日この頃です。

マスクでもしようかな?とは思うけどあまりにインフルエンザがタイムリーなのでこの時期ちょっと戸惑います。

秋の花粉症発生です。

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空はこんなに高いのにR0016287c

そして暑さも一段落したのに、うっとうしい時期なのであります。

下写真は着々と工事が進む「集う家」から
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長ホゾ差し鼻栓打ち
上下2段のホゾは梁の成(高さ)が高いため。およそ30cm程度の梁成になれば、ほとんどこのように2段のホゾになります。
建築で言う「鼻」は「端」とも書き、文字通り「端っこ」の意味です。

木の粘りを生かし軟らかく組む。そんな組み方の一例です。

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そして、こちらは離れから母屋へ工事のステージが移動した「2世帯3動線のリフォーム」の現場。

左のフスマの向こう側は仏間、床の間のある和室。今回そちらは手をつけません。

田舎ではこのような続き間は非常に良くある間取りです。今回、その続き間の半分をLDKの一空間に変えます。

残す柱、取り去る柱、残さざるを得ない柱、付け加える柱などなどリフォーム特有の難しさと醍醐味。

手強い、けど面白い。

それが建築なのかも知れません。

2009.09.10

先日、告知の兵庫県建築士会柏原支部の公式ブログを開設しました。
※理事会にて承諾済みです。

と共に、先日の古民家講習会の告知もしております。

と言うか告知しかしておりません。取り急ぎと言う事でご容赦下さい。

公式と言っても、どこからもお金は出ないので無料ブログです。広告も沢山入っておりますが出来るだけシンプルなデザインにしました。

PDFファイルの貼り付け出来ませんでした。エキサイトブログはPDFファイルの貼り付けは有料になるようです。

見学会の申込書貼り付けたかったのですが、残念~!

兵庫県建築士会柏原支部公式ブログ

こちらのサイト共々宜しくお願い致します。

古民家見学会も奮ってご参加お待ちしております。

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