芦田成人ブログ

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2010.05.31

ネットを開けば多くの情報がタダで手に入るようにみえますが、しかしネットで流れている情報の波には方向性が無く、あっち向きの波、こっち向きの波、が錯綜していると言うのは周知の事実と思います。

これらの波を都合よく捕まえて漕ぎ出せる船ならば問題ありませんが

波任せの動力を持たない一般ユーザーと言う船がこの海を航海するのはとても勇気のいる事で、あの波にも乗り、この波にも乗りとしていては、まず目的地に辿り着けないで、逆に大きく迂回して元に戻ってくる事さえあるかも知れません。

そのようなバラバラの情報を整理し、ちゃんと航海が成立するように波を整えるのが有料情報の役割でもあると思います。

プロのサービスを受けるには、そのスキルに見合った報酬は支払われるべきであろうと思います。

よくある専門化への質問集のようなサイトにも真剣に悩んだ上での質問、聞けば自然に誰かが教えてくれるであろう的質問、などプロの目で見れば悩みの程度が歴然と分る場合があります。

又そのような質問の中には工事金額の妥当性に関する質問を時折見かけますが、特に建築の場合は実際に現場を見ないと本当にアバウトな答えしか出来ないケースが多く、仮にそこでアバウトな答えを出してしまうと、そのアバウトが独り歩きし、受けて側の解釈でベストな回答に変換され、その後の違う結果には即それが不信感に変わると言ったケースが生まれるのも稀ではありません。

特に金額の妥当性などを判断する場合は資料やデータ、現場の確認など様々な側面から判断しなければならず一概に高い安いの判断はつきませんし、そこには労力が伴います。

こう言ったサイトの活用には自ずと限界があり、それを活用する側にもそのリスクを充分に認識しておく必要があると感じます。

2010.05.28

「顔」のエントリーの際に紹介した鬼瓦は淡路の粘土を使った物で、南淡路は淡路瓦の生産地である事は以前のエントリーでもお伝えしました。

さて、兵庫県産木材利用木造住宅特別融資制度を利用する際に、この淡路瓦を利用する事で融資限度額を200万円UP出来ると言う利点があります。

公的には淡路瓦とは呼ばずに県産粘土瓦と表現されていますが。

しかし、この淡路瓦のいぶし仕上げ等を寒冷地でもある丹波などで使用するには未だ、技術的に改良点もあるようで、凍害の影響を受ける可能性があるとの事です。

しかし平板瓦は大丈夫との事で、先日カタログをご持参頂きましたが、個人的にはケラバの納まりが大層でもあり、採用し辛い現実があります。

ここを改良するには金属板でその部分を加工してしゅっとした感は出せるとの事で、実現した物があれば是非拝見したい物です。

さて、少し話が逸れますが前記の兵庫県産木材利用木造住宅特別融資制度では環境配慮型の住宅建築で更に500万円の融資限度額のUPが見込めると言う事で、住まいづくりにおいては、ますます環境への配慮が必要となる事が考えられますし、

前原国土交通大臣などの発言においても、次世代省エネ基準の導入が標準的に採用される事になるやもしれません。

国の動向を見つめながら住宅業界の行く先を慎重に見つめて行く必要を感じています。

補足
兵庫県産木材利用木造住宅特別融資制度・・・通称「県木融資制度」などと呼ぶ事がありますが、一定割合以上の量の県産木材の利用により、やや低めの全期間固定金利で、最長25年間の返済期間により利用できる融資制度で、県下一部の金融機関などが窓口となっています。
詳しくは上記のリンクから辿ってみて下さい。

2010.05.27

春らしさはどこへやら、否もう夏らしさを求める時期でもあります。
そんな肌寒い日が続く今日は、「つながる家」の定例打合せの日でもありました。

この家のテーマでもある「つながる」の一つに敷地の東西が道路につながっていると言う特徴があります。

これだけ長い敷地ですので通常なら東の道路に面して1区画、西の道路に面して1区画と言う敷地割をしてもおかしくなさそうですが、実は西側は法的に私道扱いであり、敷地を割ってしまうと、建築の際に使い辛くなる、即ち土地が売れにくくなる事から、これだけの土地が1区画で成立していたように思います。

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そして、このぽっかり開いた運動会の入場門のような部分はどこかにつながります。

運動場?

否、否、もう少し先まで秘密にしておきましょう。

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そして今日、現場に搬入された小庇

ステンレスのようにも見えますが、重量を考えてアルミです。

南に面する窓用の物をオーダー加工してもらいました。
窓高さに対して約1/3程、庇の出を確保するために既製品では間に合わないためのオーダーとなりましたが、この出寸法により夏の直射が室内へ侵入するのを抑えるのに役立ちます。

取り付けられた姿も又楽しみです。

2010.05.26

あの時の、あの物を先日届けていただいた。

わざわざ、海を越えて持って来て下さった。(大袈裟か?)でも感激です。

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そう、この顔

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この形相

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一角半漁人鬼瓦です。

焼が入った事でもう少し小さくなるかと思っていたのですが、意外にほぼ元のサイズに近い感じもしますが、コンコンと響く感じは確かに粘土とは違います。

魔除け、厄除けとして事務所を守って頂きます。
どこに飾ろうか?

御伽草子が登場し、鬼退治などの話が出来た事で鬼は悪者扱いされていますが、古来、魔物から守ってくれるのが鬼である事から鬼瓦を屋根に載せるようになったと言う説もあるそうです。

顔つながりで、もう一つ。
最近、ある場所で「芦田さん、(WEBなどの)顔写真、若い時の使っておられませんか?」と言われました。

確かに、数年前のものかもしれません。

その方曰く
「こう言う写真って格好よく写っているとかそう言うんじゃあなくて、気難しい感じでなければ今の自分が写っている事が大事」なんだそうです。

はい、じゃあ普段掛けている眼鏡も掛けて今の自分を、撮って貰う事にします。

変なオーラが出てたりして・・・。

否、オーラだったらいいけども、違う物が出ていたらどうしよう。

2010.05.25

先日、昼食へと出かけた先で見かけたPart2

4月のエントリー「変身」で触れた茶殻の再利用品を又と言うか実際に目で見たのはこれが初めてですが、見つけました。

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紙ナプキンです。
よーく見ると、伊藤園の「おーいお茶」の茶殻を再利用しています。
と書かれています。

実際手にとって匂いをかいでみると、かすかにお茶の香りがします。
色も、うっすら緑色です。

記念に1枚頂いてきました。

知らない所で世間にひっそりと浸透しているのかもしれませんね。

今度は茶殻入りの畳でも探してみましょうか?

お詫び
先日の「宮脇建築」のエントリーで、写真をリサイズする際に縦横比を入れ違えてしまったためにより一層、魚眼な感じの建物写真となってしまいましたが、先日間違えに気付き写真を入れ替えました。(上から2枚目の写真です)今度こそ正しい比率の写真となっておりますが、それでも魚眼で見たような感じは失われていないと思います。

2010.05.24

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外壁の張替えで出てきた問題点、筋交いの寸足らずです。

地方の住まいに良く見る外壁に腰板を張り、腰板よりも上は漆喰で仕上げる仕様です。

この場合腰板よりも上に筋交いが斜めに見えると格好悪いとかその類の理由かと思いますが、筋交いは腰板の高さまでで抑えられています。

この時代の建物でしょうから筋交いと柱は釘で止まっている程度でしょうから、地震力のような大きな力が作用すると恐らく釘が先に抜けて筋交いの効果は殆ど無いと言った所でしょう。

緑の位置に筋交いを入れて、所定の金物で止める事で初めて、地震や台風時に発生する圧縮や引張と言う力に対応出来る事になります。

2010.05.21

以前より「つながる家」への道中に書写山があるのを発見していたのですが、この書写山は映画「ラストサムライ」の撮影が行われた事でも有名で、監理期間中に一度は訪れてみたいと思っていた場所でもあります。

しかし、本命はそちらではなく、その麓にある宮脇建築である「姫路書写の里美術工芸館」です。

宮脇檀氏の建築と言えば丹波からは程近くの出石に数点の作品がありますので、珍しい物ではありませんが、そこにあると分った以上は見に行かない手はありません。

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と言う訳で、少し探訪に竹林からこっそりのぞく大きな瓦屋根に赤い列柱は何度か雑誌などでお目に掛かったシーンです。

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リサイズしたら余計に感じるようになってしまいましたが、まるで魚眼レンズで撮った写真のようになっていますが、決してそうではありません。

屋根の稜線がゆっくりカーブしていることで目の錯覚をおこすのでしょう。
意図的にそれを狙っての設計であれば、凄いとしかいいようがありません。

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周囲の竹林も綺麗に整備されています。
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石積みで造られた水路と竹で作られた水路、田んぼへ水を引くためにわざと分離させ、この下流では更に分岐があり、3本に分かれていました。
水中の竹はどうなっているのでしょう。水面よりも少し上の部分はグレーに変色しています。それよりも上の部分は黄色い状態なので、この竹で整備されたのは、そう昔の事ではないようですね。
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内部は美術工芸館と言う事で展示スペースをすっと流す程度に動線の取り方や諸室の配置などをみて見学。

って肝心な展示物は見てないのかい?と言うお言葉が聞こえますが
はい、今回は展示物よりも建物メインで見ておりました。

ある意味偏った見方である事に違いはございません。

2010.05.19

晴天で持ちこたえた先日は「つながる家」の定例打合せ
真夏を前に板金屋さんが屋根の上を飛び交っております?
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写真に写っているのは実は板金屋さんではなく、大工さんです。
屋根の上を自由に歩き回る姿、屋根を闊歩しているみたいで、今日のタイトルはムーンウォークならぬ「屋根ウォーク」
(バックはしませんよ)

真夏にこの鉄板の上での作業は大変で照り返しで熱い、鉄板自体も焼けて熱いと酷な作業なので、この時期の作業で未だ助かっているのかもしれません。
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屋根通気のディテールです。
この部分が完成すれば屋根仕舞いもほぼ完了です。
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全面道路ではこの通り、下水管の本管繋ぎ込み工事がされていて、道路が、アスファルト1枚で、すっぽり宙ぶらりんです。見ていて何となく不安定感いっぱいで、「早よ、埋め戻して~」と言いたくなるような、そんな状況です。

梅雨までの間、晴れ間が続きますように。
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2010.05.17

今日から始まった、某プチリフォーム。

30?厚の杉板を張るためにカーペットを剥がしてみると、

おや、おや、いらっしゃいました。

厳密に言うと過去にいらっしゃった跡を発見。

何の事かと言うと、シロアリちゃんに食べられた跡です。

小さな砂の塊で出来た道のような蟻道(ぎどう)を残すのが特徴です。

このシロアリ、タチの悪い事に何でも食べちゃいます。

木、ダンボール、断熱材、事例ではコンクリートでも食べられる事もあるそうです。恐るべし

丁度暖かくなり始めた今のシーズン、お風呂場、洗面所、などの水周りから多くの羽蟻が飛んでいたら要注意です。

見かけたら、あまりいじりまわさずに、直ぐに専門業者に頼んで下さい。
彼らは用心深いので見つかったと感ずいた途端に撤退していきます。

1年の内、目視で羽蟻を確認できるのって、実は今のシーズンだけなんですよね。だから今を逃すとシロアリ発見のチャンスを逃してしまう事になるかもしれません。

丹波で生息しているのはヤマトシロアリですから、建物の2階にまで害が及ぶ事はあまりないでしょうけども、温暖化が進むと生息地も変わりイエシロアリ、アメリカカンザイシロアリなどの強烈なツワモノがやってくる可能性が無いとはいえません。

建物の近くに木材を放置し放しにするとシロアリを呼ぶ可能性も高くなります、特に土の地面に直接木材を長期に渡り置きっぱなしにしている場合は時々、チェックする必要があります。

大事な住まいを食べられないように、時々家の周りや床下なども点検して下さいね。

2010.05.14

「省エネ設計の礎」のエントリーの際に紹介しました、CASBEEと言う建物の評価手法ですが、まだまだマイナーな物かもしれません。

それ以前に評価手法にメジャーとかマイナーとかあるのか?と言う話しになるかもしれませんが、一部の自治体ではある規模以上の建物を建築する際には、この手法により建物を評価しなければならない義務を課している所もあります。

しかし導入しているのは未だ、ごく少数の自治体でしかないために、もしかしたら業界の中でもこの評価手法を詳しく知らないと言う方もいらっしゃると思います。

「建築物総合環境性能評価システム」と言うのが正式な呼び方ですがCASBEE-新築、CASBEE-既存、以下CASBEEは省略します。-改修、-HI(ヒートアイランアド)、-まちづくり、-すまい(戸建)と建物の種類などに応じた各種の手法があります。

この中で昨年、評価員試験を受けたのがCASBEE-戸建 です。
試験といってもテキストの持ち込みありなので2~3通りテキストに目を通しておけば通るようなものです。

で、この手法で住宅の評価をした所で、関西では今現在は何の特典もメリットもないのですが、建物のライフサイクルの中でどの程度二酸化炭素の排出抑制に貢献できるのかと言った判定項目がある等、環境設計を心掛ける住まいの、どの性能が高くて、どの性能が低いから今後の取り組みの中で、どの部分を強化すべきかと言った事が何となく見えてくるので中々面白いんです。

で、先日現在進行中の物件やこれから動き出す物件の評価をしてみた所、いずれもA判定となりました。

S、A、B+、B-、C と5段階ある中で上から2番目の評価です。
評価項目中の2項目が平均よりも少し低めなので、その部分が上がればSへ近づくのでしょうけども・・・。

また今度シミュレーションしてみよう。

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