芦田成人ブログ

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2012.05.31

ありがとうの家 住まいづくりを振り返る その2 は計画(プラン)編です。

当敷地は第1種低層住居専用地域と呼ぶ、良好な居住環境を形成する為に定めれた法規制によって秩序良く、それぞれの住まいが建築されています。

先日も申し上げました、北側斜線などは、その最たるものです。

結論から申し上げますと、最初のプレゼンでは、全3案ご提示させて頂き、その内のベストと思える案に関しては模型を製作し、最終的にはほぼ、その時の模型の案のまま完成しています。

模型写真

こちらがその時の模型の写真です。

法規制が採光上、有利に働いたと申し上げましたが、それでも住宅街の比較的周囲の住まいが近くに建つ条件ですので1階の各部屋にまで陽射しを導こうとすれば工夫が必要です。

従前に当敷地に建っていた住まいの中を拝見した際に感じたのは細切れのプラン故に、1階の北側の奥にあった台所は、春先と言う季節も関係し、少しひんやりとした感じでした。

従がって、光を住まいの奥にまで導く計画(導光と呼びますが)をする上での解は、吹抜を設けるか、2階LDKにする、の二者でした。

2階LDKにして風景を楽しむなどの情緒に恵まれた環境であるなら、そちらの選択もあったのかも知れませんが、生活の利便性を考慮して1階LDKに吹抜を介して導光する方の案を採用しました。

ご要望の中には、畳の上で洗濯物を畳みたいと言う具体的な内容もありましたが、和室を洗濯干し場傍に割り当てるとLDKへの採光上の問題や、LDKが道路側の配置になる事で外からの視線や音の問題があると判断しましたので、干渉帯としても機能する和室を道路側に配置する案としました。

その代わりに、洗濯物は多機能な畳敷きのフリースペースで畳めるように計画しています。ここは畳1帖ほどの小さなスペースでありますが、足元を掘り下げ、カウンターを設け、雨の日には洗濯物が干せる多機能なスペースとしています。

フリースペース

こちらが、そのフリースペースです。洗濯物を畳む以外に、アイロン掛けやワークスペースとしても機能します。

スケッチ

こちらは、当時提示させて頂いた同部分のスケッチです。

トイレとの動線は少し違いますが、この部分の機能説明には役立ちました。

そんなこんなで、こちらのお住まい30坪と言う面積の中に足元を掘り込んであるスペースが2箇所も存在します。

と言う事で、どこから脱線したのか最初に触れていました導光計画の部分の説明が全く出来ていませんね。

しかし、少し長くなりますのでメインの説明は又次回に

次回は プラン編 その2 となります。  

2012.05.30

明日で5月も終わり、いよいよ梅雨入りでしょうかね?

さて、タイトルにありますように、「ありがとうの家」住まいながらの見学会に向け、何度かに分けて、もう一度こちらの住まいづくりを振り返ってみたいと思います。

今回は、その1回目。

出会い~敷地確認の頃のお話を

 初めて、こちらのご夫婦にお会いさせて頂いたのは2011年1月の事でした。

土地探しから始められていて、丁度お目当ての土地を決められた直後でした。

「寒いのが苦手」で、それを克服すると言った大きなテーマがありました。その他にも細かいご要望をお持ちでしたが全体を鑑みる中で調整を付けられるのではないか?と判断しましたので、まず最も大きなテーマをクリアすべくスタートしたように記憶しています。

プランニングスタートに当り、まずは敷地拝見と、初めてお会いした、その足で現場に向かいました。

しかし、冬の夕暮れは早く、現場への到着も予想外の車の混雑で、夕闇せまる頃となりました。

夕闇迫る敷地

ご覧のような状態で、写真を撮るにもフラッシュ無しでは写せない状態でした。

しかし、周囲には直ぐ傍にお隣の家々が建ち、そろそろ夕食の支度を始められているであろう時間。

フラッシュをピカピカ光らせながら写すのにも気を遣います。写真撮影は最低限度に済ませ後は、頭へインプット。

再び、日を改めて確認させて頂いたのでした。

敷地

その様子がこちらです。

写真に向かって右手が南です。(即ち、道路はこの敷地の西面になります)そして南側隣地は当敷地よりも1.0m程地盤が下がっていて、採光上ラッキーな状態でした。

そして、もう一つラッキーだったのは北側斜線、自敷地の北側の境界線(写真では向かって左手)から一定高さと勾配の範囲よりも建物は一切はみ出してはいけない(つまり北側隣地の南面の採光条件が整うように定められた)法規制によって採光環境は確保されたと言えます。

このように、寒さを克服するために最も必要である「陽射しを直接確保する」要件は満足し得るであろう事が確認できたのです。

と、敷地確認編は、ここまで。(因みに写真に写っている建物は解体前に建てられていた住まいで、買主負担で解体する事を条件に土地を入手されました。)

次回は、プランニング編。当時、プランニングする上で考えた事を振り返ります。

 

2012.05.27

先日、夕方に急な訪問がありました。

およそ6~7年ぶりでしょうか、以前、講師業をしていた時の生徒さんでした。

確か、在学中に一度寄ってくれた事があったと思います。彼は他所の土地から丹波へやって来て使われなくなった公民館を借りて住みながら、学校に通っていた貴重な存在でした。

今ではその公民館を買い取って自分の住まいとして住んでいるそうで、立派な丹波市民です。

そしてようやく、大工としてひとり立ちを始めたそうで、今はまだまだ、だけど1年後くらいには自分の思っている状態にまでこぎつけたいと、朴訥に夢を語ってくれました。

真面目で人懐っこい性格は変わっていませんし、人との繋がりもどんどん広がりそうな彼を、及ばずとも何かの形で応援してあげたいなあと思いました。

(人を応援できるほど、余裕があるのかどうかは別としてですが)

これまで多くの古民家を触ってきたので得意なのだそうです。

古民家を分っていると言う事は、当然新しい住まいも分らない訳がありません。

ボード類もあまり使った事がないそうで、本当の木と土と紙を使った家を望まれる方にはうってつけの大工さんです。

31歳と言うその若さを武器に、伸び代大の彼のような職人さんは割と沢山いるそうですが、どうも法律が職人を潰す帰来もあります。

ゆっくりと本物の住まいづくりを希望される方がいらっしゃれば、当方が窓口となる事も可能ですので、どうぞお気軽に!

 

2012.05.26

今週始め 「YKITハウス」はようやく見積へと次のステップに進みました。

所で、「YKIT」の意味、説明していませんでしたね。

キットを組み立てると言う意味ではありませんよ。

こちらのお住まいは、法的に防火制限の厳しい地域ではありませんので外壁に焼板を使用する予定にしています。

そこで短絡的に「焼板ハウス」と命名しても良いのですが、焼肉屋さんみたいで、何かが違う。

Y(A)K(I)IT(A) 母音の部分を抜いてみるといい感じになってきましたが、全ての母音を抜いてしまうと「YKT」建材メーカーか何かのようですし、ちょっとクール過ぎるので 母音を一文字残して出来たのが、この名称です。

1階で殆どの生活が完結できる、この住まい、さて見積UPが楽しみです。 

2012.05.25

来月6月10日に行われる「ありがとうの家」、住まいながらの見学会(住み開き)ですが只今、見学希望される方を募集しています。

この見学会は完成後、およそ半年経過した、お住まいをお借りして行われるのですが

お借りすると言いましても、当日は住まい手さん、ご一家もいらっしゃいますので、半年経過した生の声をお聞きいただく事が出来ます。

私は場を外しますので、我々が居ると聞き難いなあとお感じの内容であっても、直接どんどん聞いてみて頂くのもいいと思います。

建築費の事、光熱費の事、住み心地、あれをこうしておけばよかった、あれは良かったけど、これはイマイチだったなあなど、半年も経てば色々お感じの事があると思います。

こちらのお住まいには工事中にお生まれになったお子様(現在1歳未満)もいらっしゃいますので、同じような境遇の方にも参考にして頂ける事と思います。

当日は、当方ウェブサイトの名物?企画 「住まい手の声」 のインタビューや、半年点検等も予定しています。

半年点検とは何をするの? その模様もご覧いただけます。

又、冬暖かくて、夏涼しい住まいに向けて設計しました、各所の工夫。特に夏に向かうこの季節の太陽光の入り具合、若しくはその遮り具合など、特に午後からのご来場の方には、その効果をご確認頂ける事と思います。(夏は出来るだけ暑い太陽の陽射しが住まいに入るのを避けたいものです。)

検証としましては温熱測定も試み、一日の温度の移り変わりを確認してみます。

又、こちらのお住まいでは浴室には能登ヒバを使用しています。木のお風呂ってメンテナンスが大変そうだなあと御考えの方にも、その様子をご確認頂く事も可能ですし、ラヂエントヒーターを使用した調理器の良し悪しもご覧いただけます。

出来たばかりの綺麗さだけが目に飛び込んでくる完成見学会や人の住んでいないモデルハウスでは、絶対に分りえない、本当の住まいの姿が見える「住まいながらの見学会」、住まい手の本当の声をお聞き頂ける絶好のチャンスです。

この「住まいながらの見学会」へのお申込は こちら からどうぞ。

開催日時は 6月10日(日) 10時~17時 となっております。

詳しいご案内は、お申込を頂きました方へお送りさせて頂きます。

2012.05.18

ここ2週間ほど、小さい家のプランと格闘しています。

面積的に小さい事もありますが、田舎では仏壇を置くスペースが必要であったり、仏壇があると畳のスペースが必要であったりと、(リビング仏壇のようなコンパクトなものだと良いのですが事情により、しっかりとした大きな仏壇を置くスペースが必要なことも多々あります)制約がつく事も多く10坪大までそぎ落とす事は難しいのですが、目指すはアンダー27坪。

27坪程度あれば、未だ少しだけ寸法にゆとりは、ありますが20坪大前半になると、色々そぎ落とす部分やミリ単位の寸法のやり取りがプラン段階で発生します。

でも、どうせやるなら50~60坪が普通の田舎でも、これくらいの小さい家でも快適に暮らせる、「最高に小さい家」にしたいと思います。

そのための苦悩は、もう少し続きますが間違いなく「最高」と呼べる家を目指します。

2012.05.16

前回の投稿以来少し、間が空いていましたが先週末の建築家展には非常に多くの方々のご来場があり、私も珍しく多くの方々と、お話をさせて頂きました。

数えてはいませんでしたが、およそ30組程度の方々と、お話させて頂いたのではないでしょうか。

その後、少しぐったりしておりましたが、自分の中での気付きもあり、改めて自分の考えを口に出して話す事の重要さを認識しました。

しゃべりは場数とも言えますが、内容が伴わない事には駄目ですね。

さて、その後ですが来月は建築相談会に始まり、住まいながらの見学会も行われます。そして来月の締めは設計セミナーで又喋らせて頂きます。

40分若しくはそれ以上の持ち時間は少々長丁場なので、相当準備をしておかないといけません。

しばし先週、お話した内容や、これまでの住まいづくりで考えた事などをまとめて参ります。

朝の風景

写真は、週末の散歩道より

舞鶴湾の静かな朝の風景です。

かすかに吊橋の白い橋脚が見えています。

2012.05.11

「ながもち」ってご存知ですか?

子供の頃の遊びで「♪ た~んす、ながもち、あの子が欲しい・・・」と言った歌があったのですが、既にその頃でも「ながもち」って使われなくなってきていたのだと思います。

座布団など嵩張るものを入れる大きな木の箱で木で出来た蓋を上から被せ、その両脇には長い鉄の持ち手がついている、ちょっとごっつい物です。

今時、田舎の家でも蔵の奥に据え置かれているのかもしれませんが、

これ、骨董品としての価値は、殆ど無いのだそうです。

今時の家は小さいので、「ながもち」のような大きな物を置いておける余裕など無いのが理由ということです。

なるほど、その世界も時代に左右されると言いますか、他にも理由はあるのでしょうけども

実は、ウチの家にも「ながもち」ありますし、未だに座布団が入っています。

と言えるほど、希少価値があるものでもないのでしょう。

さて、明日から「建築家展」です。

今日は今から持って行く物の準備のために序章はありませんが、何かとイベントの多い今月、来月となりそうです。

2012.05.10

近頃ではリフォームのご相談を頂く機会も増えています。

偏にリフォームと言いましても、私共が関わらせて頂く場合は生活スタイルにそぐわないとか、大きな変化を望まれてのケースが多くなります。

さて、その「大きな変化」の程度ですが、勿論予算も関係しますし

掛ける費用に対して変化の度合いが感じられない場合は、私共は無理に介在しなくともいいと思います。

その、「程度の見極め」は皆様との対話の中から見出されますし、又皆様の価値観によっても変わります。

見た目の変化なのか?耐震性の向上なのか?生活の不便を解消するのか?

これぐらいの事をしようと思えば一体いくらの予算が必要なのか?

もしくは、その逆でこれくらいの予算で、どの程度の事が出来るのか?

そのような御話を週末の建築家展ではお伺いする事も可能です。

舞鶴の近辺の方は是非、会場に足をお運び下さい。

詳しくは こちら からご確認下さい。

2012.05.09

今やメディアに登場する大手ハウスメーカーのCMは、その殆ど全てが「スマートハウス」。

どこもかしこも他に戦略はないのか?と思えるほど、皆が同じ方向を向いている事に違和感を感じた方はいらっしゃいませんでしょうか?

明らかに東日本大震災後の流れである事は言うまでもありません。

方や、その対極に位置すると言われる(本当は対極ではないはずですが)パッシブハウスと言う言葉は、専門誌でもない限り殆ど登場しません。

それほど、浸透していないとも言えます。

スマートハウスにする事で建築コストのハードルは、うんと跳ね上がります。

近年、住まいを建てようとする方々の平均年収は下がり続ける中、さて本当にそのハードルを越えてスマートハウスを求めようとするハウスメーカー志向の住まい手は何割なのでしょうか?

二世帯で同居して親世帯がその設備投資分は払うなどのケースでもなければ、そのハードル分の捻出はおそらく難しいと思われます。

では何故こぞって「スマートハウス」なのか?

本当の狙いは別にある、と言う見方もあります。

この週末の建築家展では、このような話に始まり、では何故、芦田はパッシブと言う方向なのか?のお話をさせて頂く事が出来ます。

既にどこかでプランニング中、土地探し中の方でも構いません。

お気軽に、ご相談にお越し下さい。

 

詳しくは こちら からどうぞ!

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