芦田成人ブログ

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2012.07.28

先日、とあるリフォームの営業マンさんが、事務所の看板の存在を知りながら果敢にも、チラシを持って配りに来られました。

飛び込みでご近所中に営業に駆け回っておられるようで、流石に看板を前にして、「建築関係なんですね、失礼しました」と言いながら、事務所の屋根を指差して、「屋根の塗り替えのご予定はありませんか?」と尋ねられたのですが、実はこれ数年前に塗装工である弟に塗ってもらったのです。

でも、何故塗り替えを と思ったのか?

ふと、屋根を見て思ったのは、もしかしたら剥げている?と思われたのかも知れません。

ウチの事務所は明るいグレーですので、見方によっては、そのように思われたのかもしれないのですが、実はこの色にしたのも理由があります。

洋服でも、夏に黒い色の物を着ると熱を吸収して暑いのは誰もが経験されていると思います。

実は建物の屋根も同じ事が起こっています。

屋根で熱を吸収すると言うことは、その直下では、熱の影響を受けざるを得ないと言う事です。

従がって、暗い目の色よりも明るい目の色の方が、熱を反射する割合が高くなり、室内環境を整えるには条件が良くなります。しかし、シルバーなどの色を選んだ場合は、その反射が眩しいと、ご近所さんからのクレームがあるかもしれません。

とは言いながら、実は屋根の黒い色は人気も高いので、断熱方法と合わせて考える事がポイントとなります。

ウチの事務所は、元倉庫を改装し、改装時に屋根の断熱を施しましたが、その程度は一昔前くらいの仕様です。従がって屋根の色の選択は結構重要な要素でしたので、明るい目の色となっている、と言うのが実際のところです。

色別の熱の反射率のデータを下記にリンクさせて頂きました(関西ペイントのサイトです)

http://www.kansai.co.jp/alescool/color/index.html

 

 

 

2012.07.27

設備設計中、照明器具の選定作業。

先日、とある方から知らせて頂いて気付いたのですが、今まで定番として使っていた照明器具が廃盤となっているとの事で、メーカーウェブサイトにて確認してみると、やはり廃盤。

そんなに特殊な物を使っている訳ではないので、少しショック。

他メーカーにて似たような物があり、性能面でも対して変わりはなさそう。

と同時に、機種によってLED照明器具も随分と手の届きやすい価格帯になっている

全てがLEDでは、味もそっけもないので考えものですが、いつかはそうなるのか?と思うと・・・

同時にエアコンの選定作業も、エアコンの性能を見分ける目安として

「○○年度 省エネ基準達成率106 %」 と言った表示には目が行くかもしれませんが、

それよりも、もっとじっくり見ていただきたいのは 「通年エネルギー消費効率(AFP)」と言う値です。

通年エネルギー効率

写真の一番下の欄にある 「5.3」がこのエアコンの性能です。

これ、数字が大きいほどエネルギー効率が高い事を指すのですが、

平たく説明しますと、「1」 のエネルギーを投入した場合、「5.3」のエネルギーに変換する能力を有する事を指します。

これエアコン本体のボディーサイズや定格能力によって、目指す値が設定されているのですが

当然、新しい機械ほど性能が高い傾向にあります。

因みに、この写真は当事務所のエアコンのラベルです。 

 

2012.07.21

先日、移動中の大雨で無事、辿り着けるのかな、と思いながらノロノロ運転で何とか到着。

到着と同時に雨がさっと止み、最近の雨の降り方は異常です。

ここ、数年こんな降り方が多いですよね。

日本も熱帯化しているのでしょうか?

さて、リフォームでスタートした、こちらのお住まい一転して、新築の方向でプランもまとまりました。

さて、実施設計へと段階が進みます。

住まいの名前、何がいいかなあ?

東、南の田園風景を欲張って住まいに取込んだプランです。

ダイニング

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パッシブの重要要素、開口が大きいのでやや調整が必要となると思いますが、

大きな開口は主に東面ですので、他の箇所を少しずつ抑えていけば整合がとれるのではないか?と踏んでいますがさて如何に

朝気持ちよく、食事をとれる事が狙いです。

 

2012.07.20

前回は、多面的に評価してみます、と申し上げましたので、如何にも、その評価が後付けのように思われた方がいらっしゃるかも知れません。

しかし、この評価は後付けではなくて、パッシブデザインと言う手法を意識して設計した建物を評価しますので、何も意識せずに設計した建物を評価するのとは、自ずと結果が違ってきます。

例えば、1年の内、半分ほどの月の光熱費が、4000円程度で済んだら、如何ですか?

この先の電力需給事情によりもしかしたら難しいチャレンジとなるかもしれませんが現段階では、暮らし方や考え方の工夫もプラスして、これが実現している、ご家庭もあります。(特別な設備機器の導入はしていません)

我々の求める結果はそこだけではありませんが、住まわれている方にとっては嬉しい結果だと思うのです。

そのためには、気象学やちょっとした物理の知識を擁するのですが、そんなに難しいものではありません。

だって、それは現象なのですから。

こうすれば、こうなると言った現象を予測する事がまず大事で、その裏付けの作業が前述の事前評価に値します。

そして、結果と事前評価を比べる事で、又改善点を見出す事が出来ます。

これ作業量が多いので、大変は大変なのですが、根気と集中力の事務ワークですので、以降の全ての新築案件に導入を予定しています。

リフォーム案件への評価は、ケースバイケースで対応させて頂きますが、設計段階で目指すべき方向には変わりありません。

 

 

 

2012.07.19

今年始め、準アワードを獲得させて頂きました、パッシブデザインの手法により

現在、設計中の案件の内、どちらかをパッシブデザインにより多面的に捉えてみましょう、と言う試みです。

幸い、前回のシミュレーションによって発見した点を補い、設計に反映しています。

今回はシミュレーションではなくて、実際の仕様に基づいて評価してみようと思います。

さて、どんな結果が出るのかな?

 

少し時間は掛かりますが、興味深い結果が得られる事を期待して

レッツ、トライです!

模型写真

 

2012.07.18

先日、到着。

東大、前真之准教授 著

「エコハウスのウソ」

日経アーキテクチャで連載された、衝撃的な内容が本になったとの事で購入してみました。

 エコハウスの嘘

この業界、エコ ○○ と称するものは大概、偏ったエゴ内容が多いのですが、その批判本と思いきや

准教授と言う企業側の視点でなく比較的フラットな立ち位置で、理論的に説明されているようです。 

エコハウスの常識とされてきた手法が、どのように記されているのか?

興味がおありの方は、ご一読を。

2012.07.14

本日は、日経新聞主催のセミナーを拝聴しに大阪へ

久々に仕事を完全オフとさせて頂きました。

正直、是が非でも聞きたいとは思ってはいなかったのですが、目を通さない部分も多く、継続購読すべきかどうか、

他にも定期購読している雑誌なども多数あり、読めずにいつしか月日が経過している物も多少あり、少し定期購読読み物の断捨離計画を計っていた所に、タイムリーな案内があったのです。

芸能人から優木まおみさん、デーブスペークターさん、そして文化人として東レ経営研究所の佐々木常夫さんがゲストとしてお見えでした。

デーブさんの口をついて出るいわゆる、しょーもないギャグ、真剣な話しの途中にも出るわ出るわで、この頭の回転の速さは一つの才能なんでしょうね。

バラエティー色濃い前半は、日経新聞社っぽくない組み立てのように感じましたが、兎角難しいと思われがちな経済新聞の色を薄めたいんだな?と言う意図は読めました。

締めの東レ経営研究所の佐々木さんのお話、ご家族に起こった難題の事など包み隠さずに話されていましたが、そう言った事もバックボーンとなっておられるのかも知れませんが、書かれている書籍などは少し宗教っぽい言葉の表現が散りばめられているようです。

しかし、事実なんですから否定のしようはありませんね。

そんな中から印象に残った一言は、「運命を引き受けなさい」です。

偶然にせよ必然にせよ、起こった事は全て運命として引き受けなさいと言う事です。

そりが合わない人とも向き合って仕事をしてみると、意外に上手くいくことだってあるかも知れないよ、など

引き受ける事で色々拓けてくるかもしれない、そんな内容だったように記憶しています。

佐々木さんの著書は多数おありのようですので、良いと思った点は吸収させていただきたいと思います。

 

 

 

 

2012.07.13

現在、解体中の現場から、なかなか普段は目に出来ないアングルを1枚ご紹介。

 天井裏

1階と2階の間です。

要するに1階の天井裏に当る部分です。

意外に単純なつくりですよね。ここだけに限らず、木造の住まいの場合は殆どこんな感じです。

ランダムに見える垂直方向の木材(どれもやや傾いています)は梁から天井を吊っている材料です。

これを見るとタンスや家具の転倒防止のために付けるつっぱり棒(家具の上と、こんなにきゃしゃな天井とで突っ張っているだけ)の効果の危うさがお分かり頂けるかと思います。

因みにウチの場合はタンスと天井とは転倒防止の鎖で繋いでいます。

鎖の一端は家具の木枠のしっかりとした部分に留め、もう一端は天井と壁の取り合い辺りにいる天井下地の木材にしっかりと固定しています。

このように金物で転倒防止を考える場合は、その留め付ける部分の下地をしっかりと確認する事が重要です。

皆様も今一度、ご確認を!

 

2012.07.12

Q値(熱損失係数)計算をしてみて毎回感じるのは、熱の逃げ道の事です。

 熱の損失部位

グラフ小さすぎて分りませんが水色の所にご注目下さい。

上の段が、住まいの中の屋根(緑色)、外壁(黄色)、床(ピンク)、開口(水色)の各部の面積割合。

下の段は、各部位から逃げていく熱の割合を示します。(熱損失の割合)

水色の開口部の全体に占める面積はわずか6.54%です。

そして、その僅かの面積から逃げる熱の割合は全体の35.59%と最も多くの値を示します。

要するに窓(開口部)の面積が大きくなればなるほど、熱損失の割合が高くなりますので、エネルギー消費の多い家となります。

このデータはアルミサッシペアガラスでの結果ですが

これらを改善しようとすればサッシ及びガラスの性能を上げる、

内障子や密閉性のあるカーテン、ハニカムブラインドなどを採用しても多少、改善効果があります。

明るいのが良いからと窓を多くすると、その影響が、このような所で出て来ます。

窓の配置や大きさ、目的をしっかりと確認しながら、開口部計画をしましょう!

 

2012.07.09

先週末のプレゼン、計2案を用意させて頂いたのですが、建築予定地のロケーションがノスタルジーな感じで凄く良いのです。

適度な距離をおいて、そんなに標高の高さの無い山で囲まれ、周囲には田畑が広がり、東側には1両編成のローカル路線が走る、と言った絶好のロケーション。

そのロケーションを、より欲張ったパノラマビューの案をお気に入り頂けたようです。

 パノラマビュー

敷地の東側から南西にかけての、およそ135°くらいのロケーションを欲張って室内に取り込んでみました。

写真が小さすぎて、良さが伝わり難いのですが、いずれ(現在冬眠している)広角レンズで、でも撮ってみます。

完成は来年かな?

 

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