芦田成人ブログ

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2014.03.31

週末の雨予報も何とか持ち堪え、住まい手さんを交えて外壁の色決めを始め、様々な色決め作業。

小さなカラーサンプルから数種類の候補を挙げて、ほぼA4サイズの見本を用意して頂きました。

今回は、事前に色を絞って頂いたために、候補のサンプルもその系統で濃いか薄いかの選択です。

(色を比較する場合は)「第一印象を大事にして下さいね」と直前までサンプルを伏せ、せいのでオープン

ご夫婦+オブザーバーの3名とも同じ答え、(勿論、私もその色で賛成)満場一致で一発決定となり、意外とすんなり事が進みました。

何故、第一印象が大事かと言いますと、長時間、色を見続けると、だんだんと違いが分からなくなってくるのです。

どうしても決まらない場合は、一度休憩をはさむ事もしばしばあります。

実際にその色が配置されるのと同じ環境で比べる事も重要で、例えば外壁なら屋外で比較する等、陽射しが当たっている時や雨で濡れた時などその時々で見え方も変わります。

この仕上げ材で、この色は初めてですので、今から楽しみでもあります。

外れは無い色ですので心配はしていません。

2014.03.29

先日、CAD用のフリー添景図形をダウンロードした所、同データに混じって、勝手に何者かがパソコン内に侵入してきました。

症状はと言いますと、指定した検索エンジンを開いたつもりが勝手にSweet Page と言う偽検索エンジンが開くと言うもので、おまけにパソコンが危険な状態にあります、などの警告まで発せられる事もありました。

グーグルクロームが何度か正常に起動した後、いきなり「Sweet Page」と言う見たこともない検索エンジンのような怪しげな画面が立ち上がります。

最初は対処方法が分からなくて、タブにあるSweet Pageの ×印をクリックする事しか出来なかったのです。

次にした事はクロームの設定画面から、検索エンジンとして出てくる Sweet Page を消すなどですが、やはり何度か正常に起動した後に復活

次にした事は、感染したであろう日付と時間帯にダウンロードしたソフトをアンインストール、ファイルをマカフィーのシュレッダー削除機能を使い削除。

これで駆逐出来た、と思っていたのですが又、Sweet Page 復活。

更にクロームの履歴にある Sweet Page も全て消し

更に怪しいファイルは無いのかとプログラムファイルの中を覗くと、ありました。

「Sup Tab」 と言うファイル。作成された日時から間違いなく、これが正体だと確信しました。

しかし、これマカフィーのシュレッダー機能では、権限がないとのメッセージで簡単には削除出来ませんでした。

権限の設定変更なんてした事なかったのですが、多分これでいいんとちゃうかな?で再度シュレッダー削除、ついでにグーグルクロームのショートカットアイコンとタスクバーのグーグルクロームアイコン表示も消し、ようやく駆逐出来た感じです。

タダ程怖いものは無い、と思い知らされた1週間ほどの出来事でした。

もう暫く様子を見ないといけないかも知れませんが今の所、その作業後2日間は問題無い状態です。

詳しくは「Sweet Page」でキーワード検索をしていただくと色々、実害も含めて対処方法なども出てきます。

XPサポート終了に合わせて購入したばかりのパソコン、セキュリティー強化に努めないといけません。

2014.03.28

本日、土地探しのお手伝い。

土地の値段、安いなあと思ってもちょっと待ってくださいね。

ひな壇上なら外構に費用が掛かり、結局高くつく事もあります。

それでも掘削土量を減らすなど工夫をしてスキップフロアーと言う手を打てる事もあります。

外構に費用を掛けたくないなら道路と殆ど段差なしで繋がる土地がベター

ハウスメーカーの規格がお手上げの変形地も我々なら解決出来ます。

土地って、個性があります

その個性を生かすも殺すもプラン次第ですね。

 

さて、一番気になっている土地の資料、あるのかなあ?と尋ねても不動産業者は用意してくれないようです。

と言うか3月中は動く気なし

何故?消費増税に便乗して何か企み?と疑念を持ちたくなる行動ですが

帰りに、法務局へ寄ると測量図も謄本も手に入りました。

これらは誰でも請求できますし、申請方法が分からなければ窓口で聞けば教えてくれます。(面倒くさそうに答える職員もいますが、厚かましく分からへんから聞いてるねん、と主張してみて下さい。彼らには答えなければならない義務があります。)

但し、測量図は全ての土地に備わっている訳ではありません。

ここは何坪だから、この土地の値段はいくら、と言った根拠が出来ました。

後は、交渉ですね。

 

 

 

2014.03.27

「哲学の家」大工工事も最終章と言った感じで動かれていました。

今日の現場は、浴室のヒバ板施行が開始され、1坪の浴室の中はヒバの香りが充満していました。

桧よりも、もっと強烈なにおいなので、香り立つと言う表現よりも、におい立つ と言う表現が相応しいのかもしれませんが兎に角、その香りで、むせそうなほどでした。入居の頃には丁度良い程度に落ち着いている事と思います。

桧の場合は時間の経過とともに、その香りは落ち着いて行くのですが、このヒバはかなりの間、香りが長持ちします。

ヒバ板

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、もう一つ階段の施工が済み、ようやくスムーズに2階へ上がれるようになりました。

階段

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

階段からは水平に何かが飛び出しています。

そんな香り立つ現場も、今週末には住まい手さんを交えて外壁の色決め作業などなど

残り1か月、ラストスパートです。

2014.03.25

話が持ち上がっては消え、先延ばしになっていた村の厄除御社の建て替え

長い歳月を経て、本日ようやく形になりました。

恐らく、建て替えようかと言う話は数年前から出ていたのだと思います。

昨年ひょんな事から首を突っ込み、お前に任せた的になった事から一気に事が進んだと思います。

自画自賛ですが、素人さんだけで、あーでもない、こーでもない、と迷っているよりはプロに任せて一気にすっきり、まるで住まいづくりと一緒です。

相談すべきはプロですよ。

とまあ、大口を叩いてみたのですがご勘弁を、自信がなければ看板なんて挙げていません。

神社の石灯籠には享和元年(1801年)の文字が刻まれていて、この年に伊能忠敬が全国測量を始めた年なのだそうです。

先代建物の解体時に出てきた和釘、同飾り物の木目の詰み方などからも古さは想像できたのですが、資料がもしかしたら無いかもしれない状態であり、今の段階では想像で少なくとも100年以上、もしかしたら200程度経っているかもしれないと言った貴重な建物でしたが、その古さゆえに、建て替えとなったのです。

石灯籠

そして、今回工事をお願いしたのは、同丹波市内の若き大工さんでもあり、元私の生徒さんでもあったT君です。

彼は特に宮大工修行をした訳ではありませんが、今回のために色々と道具を揃えて、飾り物の彫り物などもしてくれました。

枡飾り物

写真左が組む前の枡と肘木、右が組んだ後。寺社仏閣によく見られるもので、大きな寺社仏閣ではこう言った物を多用して軒先をどんどん外へ広げてあります。

そして、今回の工事では基礎代わりの延べ石と土台の緊結、屋根の垂木の留め以外には金物は用いず、込み栓、ダボ、クサビ、貫と言った木の粘る性能を生かすために昔からあった方法によって組み上げて行きました。

長ほぞ込み栓

プレカットと呼ばれる機械で木材を加工する仕事ではありませんので、その分手間も掛かるし、職人さんの技量も試されます。

職人さんによっては、建前の前日などは組めるかどうか心配で中々眠れない方が居る、と言う話を聞いたこともあります。

反り屋根

小さな屋根ですが、ほんの少しだけ反りを付けていますので仕事も余計に難しい事と思います。

1日目終了

日没となりましたが、ようやく形になり本日の仕事が終了しました。

さて、完成に向けて、もう一息です。

工事の無事安全を祈願して

かけまくも、かしこき・・・と祝詞をあげておきましょう(笑)



 

 

 

 

 

2014.03.22

先日のエントリーでは新築についての評価を記しましたが、決してリノベーションは置き去りになっている訳ではありません。

只、リノベーションに関する評価方法が、少なくとも私の中では未だ整っていないのが現状ですが、考えている事は新築と変わりありません。

何故、そこに拘るのか?とある有名な建築家はそんな甘やかした家は駄目だと言いますが、実際に家庭内でのヒートショックなどによって亡くなる方の人数は交通事故で亡くなる人数よりも多い、この現状を踏まえると、命を守るべき建物の中で温度差が原因で亡くなっている、転倒によって亡くなっている訳ではありませんよ。少しでも改善してあげるべきでしょう、又身体を冷やすことは健康面でも良くありません冷えは万病の元、やはり暖かい住まいって必要かと思います。

さて、リノベーションも置き去りにしていないと言う証拠に、住まい手さんが自発的に書かれているブログを紹介させて頂きます。決してお願いしている訳ではありませんが自ら率先して、このようなリポートをして下さっています、本当に有難い事です。 須磨 壱の家マンションリノベーションの住まい手さんブログ → こちら からどうぞ!

ブログ中のレポートで「壱の家」と書かれている方がリノベーション工事をした住まい。(南西向き)

弐の家」と書かれている方は工事前に住まれていた直ぐ近くに建つ別棟の住まい(東南向き)

玄関の室温が壱の家も弐の家も変わらないとあるのは、共用部分である玄関戸は今回の工事でも触れなかったので、その隙間からの漏気や断熱仕様を講じることが出来なかった事が理由と考えています。

宜しければご覧になって下さい。

さて、前置きが長くなりましたが、先日書いたQ値ですが、

それが分かって何になるねん?と言う話ですが

先日の内容では、Q値が小さい事は住まいの暖かさに関係するんだな、と言う事が伝わっていればOKです。

更に、Q値が分かれば本日のお題にあるエアコンを選択する際にも、この数字が生きてきます。

皆さんがエアコンを買う時に何を基準に機種を選択されますか?

殆どの方が部屋の広さ、ではないでしょうか?

「吹抜けがあるので、少し大きめ選んどこか~」若しくは、家電店の店員さんの言うがままになっていませんか?

実はエアコンって数ある暖房器具の中で最もエネルギー効率に優れています。

1のエネルギーを6倍にも7倍にもしてくれる暖房機器なんて他にありません。

発電所でつくられた電気は皆さんの家庭に届くころにはそれが約40%程度にまで落ちています。送電中のエネルギーロスや抵抗によって60%近くが失われていると言う事です。

それを再び100%以上の力に変える能力を持つのがエアコンなのです。勿論、古い物ほど効率が悪いので全てのエアコンにそれだけの能力があるとは言いません。

私が昨年設計させて頂いたお住まいでエアコンの機種選択の際に行ったのは最大冷暖房付加という物を計算しました。(この計算には少し知識と手間が掛かりますので誰でも出来ると言う訳ではありません)

最大冷暖房付加を計算する際に、このQ値が必要になります。

そして、そこで出た数値をエアコンの最大能力に合わせエアコンを選択しています。

結果として部屋の広さよりも小さい表示帖数の機種を選択出来たのですが、それも前記の計算が根拠となっています。

具体的には関東間で25帖+4帖程度の吹抜けを持つ空間でしたが選択した機種は帖数表示で言い換えると18帖程度の能力の物を選択

結果、この冬問題なく過ごせました、とお話を伺っています。

どうですか、店頭で店員の言いなりになって高いエアコンを買わされて、おまけに能力が落ちる無駄に大きな物を手にするのか、賢く選択して適切なスペックを選択しながら省エネにもなる、自ずと進む道は見えると思います。

2014.03.21

当方では2008年からCABEE戸建てによる評価を全ての新築住宅で行い、2010年からは全ての新築住宅にQ値、μ値を採用した(即ち、次世代省エネ基準を意識した)設計に取り組んできました。Q値とは熱損失係数と呼ばれ、建物からどの程度の熱が逃げていくのかを示す値で、数字が小さいほど性能が良いとされています。

専ら、次世代省エネ基準も昨年改正されてはいますが環境先進諸国に比較するとかなり遅れているそうです。

そんな中、現在進行中の「哲学の家」についても暫定値であったQ値を契約建物に準拠すべく最終値を確定しました。

数字で家が建つ訳では無い事は重々承知ですが、考え方を裏付けるものの一つが数字であると思います。

只、数字の持つ意味と実際に現場で体感する事はかなり近似しますので、間違いの無い物差しであると考えます。

さて2010年~昨年までの完成物件では相対的に似通った値で推移しています。(2.70W/㎡K が各建築地での次世代省エネ基準の基準値です)

2010年 ありがとうの家 2.30W/㎡K

2011年 TATAMIリビングの家 2.58W/㎡K

2012年 縁望の家 2.26W/㎡K

YKITハウス 2.25W/㎡K

2013年 哲学の家 1.76W/㎡K

とついに、Q値が1台に突入しています。(本来ならこれに併記してμ値と呼ばれる値も載せないと意味がないのですが便宜上割愛しています。)

そして今後は Q値→UA値に 、μ値→ηA値にと、それぞれ呼び方と評価方法が少し変わります。

2012年以前との大きな違いは採用している窓の種類と屋根に付加断熱をした事です。

勿論、そこに費やしたコストもある訳ですが、今回の住まい手さんは窓に投資をされました。

住まいづくり、これだけが命ではありませんが、こういう事も含めて考える資質が今後ますます必要になると思います。

 

 

2014.03.20


前回の定例から暫く時間が空きましたが、本日「哲学の家」定例日でした。

現場はかなり進捗も見られて、大工工事も大詰めとなりました。

先日から階段工事に入っています。

2段目

今回、ちょっと複雑な仕事になります「2段目、どこまで伸びるねん?」的に2段目の活用がポイントになります。

勿論、1段目の下にもちょっとしたポケットが生まれ、ある物が納まります。

力桁

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして3段目からは力桁階段、こちらはその力桁に描かれた墨です。

面白い物が出来ますよ、きっと。

2014.03.17

先日、庭のプレゼンテーションをさせて頂きました。

実のなる木を植えたいと言う宿題を頂きました。

栗や柿のように場所を取るものやスペースが必要な物は、庭のコンセプトには合わないなあ、と思いながら色々と調べていると

衝撃の赤が出てきました。

無知なだけかもしれませんが「レッドカラント」と言うものがあるそうです、初耳です。

赤く透明な実は何とも不思議で食欲をそそられます。

生食よりもジャムなどの加工向きだそうですが一度食べてみたい、そんな気持ちにさせてくれます。

涼しい地域での栽培に適しているそうですので、今回のお庭でどうするかは、未だこれからになります。

さて、どんな実のなる木が植えられるのでしょうか?

 

2014.03.15

週末、お誘いを頂き東京へ、春一番が吹き荒れた雨風の強い1日でもありましたが

主目的は東京ビッグサイトにて開催されていた「ジャパン建材展」の視察です。

巨大な建物の中には所狭しと出店ブースや大勢の人、人が集まる「東京」と言う感じでした。

東響ビッグサイト現在「哲学の家」で導入しているAPW330(高性能樹脂サッシ)の上を行く新商品APW430の実物展示もあり体感しましたが、感覚的な重量比較ではおよそ、初動時の重さで2~3倍と言う感じ。

ガラスの重みがありますので当然ですよね。

そして、こちらは唯一?大学からの出展、東京大学のブースにあった出店用ワゴン

外では沢山の写真を撮りましたが場内での撮影、実はこれだけ
ワゴン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他にも、多くの建物を見る事が出来ましたが、一番見たかった東京国立博物館法隆寺館を見学出来た事が何よりも収穫でした。

無駄の無い、ほぼ直線のみで考え抜かれたディテールに潔さを感じます。

東京国立博物館法隆寺館

階段

フラッシュをたかなければ内部撮影可能と言う事で

この階段、揺れました。スパンに対して使われている部材が小さい事が理由と思いますが、これだけ繊細ですので仕方なしかと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2階ご覧のように内部も直線のルーバーと天空光により柔らかく包まれます。しかし写真左手のコンクリートの壁の奥の展示室では一転して暗闇に覆われ、抜けの無い空間に少し息苦しさも感じましたが展示のされ方が巧みでした。展示品に対する、もう少し詳しい説明があれば尚、良かったなあ、と思いました。

他の谷口氏の作品も又尋ねてみたい、そう思えた今回の見学でもありました。

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