芦田成人ブログ

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2016.03.31

3月も今日で終わりですね、あっという間に1年の1/4が過ぎてしまいました。

さて、マンション編としてスタートしました当企画ですが15回の更新を数える事が出来ました。

月に5回、ほぼ週に1回程度の頻度となりましたが、「マンション編」と題しては今回までとさせて頂きたいと思います。

明日から4月、新年度スタートと共に一般住宅もマンションも含め「住まい」を全て包含する形で引き続き、発信して参りますのでお付き合いの程、宜しくお願い致します。

マンション編の最後は「音」の問題です。

最上階の場合は上階からの音を気にする必要はありませんが下階へ音を伝えていることを気にせずにはいれません。又最下階や中間階の場合は上階の音が気になることがあるかもしれません。

振動音ですので完全に無くすることは不可能ですが軽減することは可能ですし、又少しの気遣いと少しの我慢が御互いが、より円滑に生活をするためには必要となります。

床の構造としてはコンクリートに直接床材を張って仕上げる方法と、二重床にしてコンクリート床との間に少し空間をつくる方法があります。前者の方が断然コストは安くなりますが音の問題を解決するのはやや困難です。この場合、防音対策を講じるには、フローリング自体に遮音性のある物(裏にクッションとなる材を貼りつけた物)を使うのが最もポピュラーですが、柔らかすぎる歩行感覚が微妙ですし、少し違和感を感じるかもしれません。

又、後者のように二重床にする方法では床下の空間を上下水道の配管スペースや電気配線スペースとして使うことが出来ます。この方法で防音対策を講じるには床を支える材料や床の構成に頼ることになりますが、選択する材料によって結構な金額になってしまいますので、どの程度まで音を低減すべきかを十分に検討した上で採用されるべきかと思います。

写真は、昨年マンションリノベーション工事の際に採用させて頂いた床を支える材料です。足元はゴム製、胴の部分は樹脂製でネジがついているので、ここで高さを調整することが出来ます。頭の上には合板を載せるので、それを受けるためにパーティクルボードを切ったような物が設けられています。これを幾つも敷き並べて床を支えています。

頭が大きくて不安定に見えますが、ゴムの部分が結構重たいので簡単に倒れる事はありません。

床束

 

2016.03.28

最近頻繁に取り上げていただいています。

又の3乗で ウェブマガジン homify に登場しました。

毎回、こちらの住まいのように思うのは気のせいかな?

https://www.homify.jp/ideabooks/625474

小上り

2016.03.27

少し間が空いてしまいましたね、申し訳御座いません。

前回の告知通り、内装壁材の最後は「タイル」です。

一時期、タイルを住宅に用いることは減っていましたが最近では又復権しているように思います。

何故なのか、はっきりと断定は出来ませんが以前に比べタイルの種類やバリエーションが増えた事も大きく貢献をしているようにも思います。

大判の物からモザイクタイルのような細かな物まで、本当に沢山のタイルがあります。

その中から気に入った1点を見付けるのも一苦労ですが、昨年リノベーションさせて頂いたマンションのお住まいではキッチンの壁面にタイルを採用させて頂きました。

キッチンにタイルを張る事を拒む方もいらっしゃいますが、毎日長時間過ごす場所であるなら、無機質なつるっとしたキッチンボードを貼るよりも色や柄が楽しめるタイルであっても良いと思います。

目地の汚れが気になると言うことでしたら、目地を汚れの目立ちにくい濃いめの色にされるのも手かと思います。

この写真のタイルを見付けるのが結構、難航しました。と言うのも住まい手さんが気になられたお店で貼ってあったタイルが色んなメーカーを探しても無かったからなんです。お店にも聞かれたそうですが、返答をあやふやにされて、はっきりとは教えて貰えなかったことも、その理由となりました。

であるなら丸っきり、同じであることよりも内装とのバランスを考えて選択肢の中から似合う色をと、決定したのが写真の物です。

タイル貼りのキッチンタイル貼りのキッチン2

2016.03.18

先日は「縁望の家」の庭にハナミズキの樹が植わりました。

植えた後の樹は、それまで植わっていた場所と環境が変わるために微妙な時期なのですが、上手く馴染めば1年ほどで適応するようです。しかし、適応出来なけば枯れてしまうこともあるそうで、人と同じですね。転校して馴染める場合とそうでない場合、樹も生きているんだと思います。

ハナミズキ

そして今日は「たつのの古民家リノベーション」の現場に久しぶりに訪問させて頂きました。

と言うのも、今日から本格的に庭工事が始まると言う事で、2ヶ月の工程を確保されていますが、1.5か月程度で仕上げてしまいたいとは庭屋の社長の弁です。以前のうっそうとした雰囲気からスッキリとした状態になっていました。

特にこのような古民家の場合は家と庭はセットで整って絵になると思います。

メインは南の庭ですが母屋の北側にも坪庭があり、部屋の中からはどちらの庭も眺められます。

そして東側には玄関を演出する庭があります。南庭を挟んだ、その向こう側には補修を終えた綺麗な長屋門と蔵に囲まれたお屋敷です。

道路からは双子のように並んだ隣地の蔵も綺麗に見えます。

南庭南庭2

2016.03.16

先日、見積もりが始まった「翼を広げる家」

今日は地盤調査に先立ち、地縄張りを行いました。

四角い建物では無く「への字型プラン」です。直角では無く少し開いた形状の建物の地縄張りは苦労することを予想していましたが意外に2時間ほどの作業で済みました。

高価な機械は無いので、ローテクで如何に手早く作業を進めるかを考えた挙句、最初の一手、矩(かね)の手が勝負でした。

矩の手とは直角の事です。先ほど直角では無い、と言った所なのに何故なのか?

要するに、最初のポイントを出すのはどこか一辺なので、その一辺を出すために矩の手が必要になった訳です。そこから角度を振るために三角形を作っていくと振った先のポイントが求められる。

要するに、紙の上でコンパスを使って描くのと同じことを実寸でやっているだけのことです。

で、何故この建物が「への字型」なのかですが、採光と景色を求められる南側は住宅が建ち並んでいます。しかし、唯一、敷地の頂点となる側に抜けがあります。隣地の庭になっているスポットで木が植えらているために空間が抜けているのです。その抜けている部分を目指し、開口を向けるために様々な検討をした結果、四角い形状ではなく、「への字型」になった訳です。こうすることで隣家との適度な距離を保て、どの家とも、まともに窓が向き合いません。道路には背を向け雑音を排除しようと練った訳です。

四角いだけが家と言う訳ではありません。敷地の持つポテンシャル、周囲の環境を読み解くこと、住まいづくりにはこれが不可欠なんです。

地縄張り模型

2016.03.15

内装壁材も次がラスト、最後の一つ手前は「木」です。

偏に「木」と言っても色んな種類の木があります。針葉樹に広葉樹、柾目に板目、節有、節なし。

家の中一面、木と言う家は、ログハウスでもない限りそんなに存在しないと思います。否ログハウスでさえ、最近は部屋の中は普通の家と同じように仕上がっています。

私共ではポイント的に木を張った壁を採用しています。

写真は玄関ホールの一面だけに木をあしらった事例です。ここではこの家に仕上げ材として使用している木に限定し3種類の木を採用しました。玄関ホール

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次も同じような張り方ですが、別の住いです。テレビ台の背面に採用しました。ここも同じくこの家のどこかに仕上げ材として使用している木です。
テレビ台

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、マンションリノベーションの事例でも木を張りました。ここでは床材と同じ杉ですが、濃い色を付けているので、樹種さえわかりませんが、この塗装も住まい手さんが施工されました。木の張り方や採用面積によって魅力が変わります。もっと色んな木の使い方、学んでいきたいと思います。内装壁材のラストは「タイル」です。
テレビ台

 

 

2016.03.11

ようやく、ワンステップ。

今日で、おおよそ殆どの業者さんへ見積りの発注を済ませました。

今回は、芦田成人建築設計事務所ワークス 地域&棟数限定版で職人さんへ直接発注、とりまとめ役を当方でしていますので図面の枚数が物凄い事になりました。

1個所間違えを発見するたび、その枚数分だけ図面も打ち出し直しとまあ、冷や汗もんですが幸い、間違った図面は3枚でしたので×15職種(メールで送れる方も居たのでこれ位の職種数で済みましたが)

うっ、それでも45枚ですかぁ。ああ紙の無駄です。

図面

 

2016.03.09

内装壁材も、もう一息。今回は 塗装仕上げ、つまりペンキ塗り仕上げです。

私共では「EP塗装」などと図面に書き入れるのですが、塗装にも色々と種類があり、「EP」と書いてある場合は、エマルションペイントと呼ぶ塗料を使用します。水性エマルションペイントは水で希釈でき、塗布後は水の発散によって固化し、表面にはほとんど光沢のない被膜を作るので漆喰に似た表情に仕上がります。耐水、耐アルカリ性にやや劣りますが、ほぼ無臭で内部の壁や天井などに使用されます。内装材に用いる場合、下地に凸凹があるとその影響をまともに受けてしまうために不陸調整作業が必要となります。不陸調整作業が命の材料とも言えますが根気の要る作業のため塗装自体をご自身でされるにしても下地調整はプロに任せましょうと進言させて頂くことが多くあります。因みに私共の事務所の壁も、このEP塗装仕上げです。

他には「SOP塗装」などと書かれている場合は「合成樹脂調合ペイント」のことを差します。いわゆるペンキのことで、ホームセンターなどでDIY用として販売されているペンキの多くは、このSOPであることが多いようです。主に構造鉄骨部の塗装に用いられることが多いです。最大の特徴は速乾性の高さと、ウレタン樹脂塗料等と比較すると価格が安価でコストパフォーマンスに優れるという大きな利点を持つ点です。
但しSOP塗装で仕上げた塗装面は耐久性が低いという大きな欠点を併せ持ちます。
主に使用される鉄部の塗装であっても風雨にさらされる屋根部や屋外部では耐久性が更に低下するため塗装範囲はできる限り屋内部に限定するなどの配慮が必要です。木部への塗装に使用する際も同様の理由から屋内に限定して使用することが望ましい材料です。

塗装仕上げは、下地調整作業を除きDIYで挑戦するなら、最も取り組みやすい材料と言えます。初めて挑戦される場合は、失敗しても目立ちにくい収納や納戸の中から挑戦し、慣れた頃にメインの部屋へと順番に進められると良いでしょう。

写真は、ご自身で塗装作業をされた「須磨壱の家(マンションリノベーション)」の玄関部分です。

玄関

2016.03.04

part11は内装壁材も大詰めに迫って参りました、「珪藻土」についてです。

藻類の一種、珪藻の殻の堆積物で古くは七輪等にも使われていたそうですが、その七輪自体を目にする事もすっかりなくなりましたね。

最近では、その調湿性に着目したバスマットが販売されているそうですが、さてどんな商品なのでしょうね?

建材としての珪藻土は未だ比較的、新しい材料のように思いますが、漆喰と同じく塗厚数㎜ですので調湿性に過度に期待するのもどうかと思いますが、クロス等に比べれば調湿性がある、程度とお考え頂く方がいいと思います。各メーカーより多くの商品が販売され、又色やテクスチャーなども豊富に用意されています。
私共でも何度かの採用実績がありますが、1件だけカビが生えたケースがあります。はっきりと原因は分かりませんでしたが、表面のざらつきが大きく、それが災いし、水分や埃が堆積しやすい状態になり、調湿性能が低下してしまった事が原因なのかもしれません。長年の使用環境によって起こり得るケースですので、全てがこのようになると言う訳では無いことを申し上げておきます。

写真は、いずれも珪藻土を採用した事例です。
珪藻土2珪藻土1
ueoka_015c

2016.03.01

来る4月23、24日、舞鶴のイベントにて話をするようにとのご連絡を受け賜りました。

タイトルは詳細が決まり次第、報告させて頂きます。

作品紹介ではなく、建築家との住まいづくりについて、又その役割についてを語って欲しいとのことです。

私のホームページにも、きちんとその旨を提示していますので、基本をそこに据えて構成しようと思いますが、楽しいお話が出来ればいいなあと思います。

興味をお持ちの方は、是非足をお運びください。ゴールデンウィークに入る前の週ですね。

http://event.asj-net.com/public/event/data/8655

選木

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