芦田成人ブログ

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2017.09.26

古い街並みを一つ消してしまいます。

なので、建物も少し遠慮して

そのかわり、新しい顔をつくります。

時間が経っても味わいが増す素材を

用い、新しい歴史を刻めるように

サイディングや擬木は遠慮して貰いました。

でもコストは抑えて、

メンテンスの要らない、そんな都合の良い材料なんて

あり得ません。

小さい家だけど、光は上から射すを

頭に置いて、住まいの奥深くまで

陽が届く計画としています。

そんなすまいの工事請負契約でした。

設計契約をしてから、随分と経ちました。

クールな見方をすると生産性が悪いと言うのでしょうが、

住まいづくりは、誰もが少しばかり忍耐は必要です。

来春の完成目指し、着工間近です。

外観

2017.09.22

先日のお住まいは、ひな壇状の土地で

道路面よりも一段高い場所に建っています。

その差、およそ2.0mで、おまけに西向きで

道路よりも前の敷地もどんどん下がって行き

目の前の視界が開けています。

つまり地山を削った切土地形なのです。

西向きで目の前が開けていると言う事は

西陽が容赦なく入ってくると言う事です。

冬の西陽は、住まいを暖めてくれて、

有難いですが、夏の西陽は、

「暑い」の一言です。

窓の外で陽を遮ることは、

窓の内側で陽を遮るよりも

より効果的です。

その意味で、このような下屋のある縁側があれば

日除けを設置するのも手軽に行えます。

写真は冬場の西陽で、

これだけ下屋が出ていても、かなり奥にまで

陽が射し込んできます。

使っている材料を見ると、この頃と比べると

物の値段が結構、上がったなあと感じますね。

Jパネルや上小のフローリング、珪藻土、内障子

結構、贅沢な要素がてんこ盛りです。

回って抜けて多動線の家


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2017.09.21

見学会と呼んだり、オープンハウスと呼んだり

呼び方にも色々ありますね。

ここでは、あえて見学会と表現しましたが

どちらでも構いません。

心得と書きましたが、見学に訪れる方にも

様々なステージが、御有りかと思います。

未だ、ぼんやりとしたイメージの方

既に建てる事が決まっている方

いずれの方もしっかりとイメージに

刻んでおかれることをお勧めします。

又、観たいと言っても次は、

もう入居されているでしょうし、

自由にどうぞとはいきませんので。

 

さて、その見学会では何を観るのか?

設備機器などは一旦、置いておいて下さい。

月日が経てば新しいのが出て、直ぐに陳腐化します。

又、良く聞かれるのは工事費や坪単価なども質問されますが

いざ、それが皆さんの住まいづくりにそのまま当てはまる訳でも

ありませんので、質問してもあまり意味の無いことです。

先ずは、どうしてこのような家になったのか、

そのコンセプトを確認することです。

その上で、どのようなリクエストがあったのかとか、

家づくりでのエピソードなど、背景を良く知ること

が重要です。

 

それと、主催者の指示には必ず従って下さいね。

小さいお子さんの入場を禁止されている場合もあります。

又、大きなカバンを持っての入場はすべきではありませんね。

自分の身幅以上のカバンはいつ壁を傷めるかもしれません。

 

写真は、入場制限をせずに行った結果、

見学会が大変なことになった、お住まいです。

人様のお住まいを借りて行うものですので

大切な想いを感じて頂ける方だけに見て頂きたく思います。

回って抜けて多動線の家

 


 

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2017.09.20

今日の写真は、先日紹介した住まいと

同じ住まいなのですが、

陽の当たり方、照明の有無で全く違った印象を

お持ちなる方も、いらっしゃることでしょう。

元は薪風呂の焚口に出る勝手口であった場所を

キッチン脇のワークスペースにしたのですが

撤去出来なかった柱が生きたと思います。

光の回り込み方もあり、ちょっと宗教的な

スペースに見えなくもないスペースになりました。

田舎暮らしを楽しむリノベーション

2017.09.19

今回の台風、各地に大きな爪痕を残しましたが

皆様の地域では如何でしたでしょうか?

間もなく、栗、柿のシーズンですが

柿や栗は建築にとっても関係があるんですよ。

栗はタンニンの成分が多く蟻害に強いと言うことで

昔は、建物の土台に使われる事が多い木でした。

又、渋柿もタンニンを多く含みます。

私の事務所の床も柿渋をかなり薄めて塗ったため

15年以上経った今も、ほんのり赤味を持っています。

そして、柿渋とベンガラを混ぜた柿渋塗料と言う

物も商品化されています。

今日紹介する写真は、床を柿渋塗料で塗ったお住まいの

リノベーション事例です。

お手持ちの食器棚に色を揃える事が主な目的でしたが

落ち着きのある良い、色になったと思います。

只、これ塗って数日は、銀杏と同じような臭いがします。

もっとも、臭いを抑えた商品も出ていますが

衣服に色が付くと選択しても落ちません。

柿渋染めですね(笑)

リノベーション事例


 

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2017.09.15

「建築の社会性」と言う言葉をお聞きになったことは

御有りでしょうか?

この言葉の受け止め方は人それぞれですが

建築が存在する限り、その場にはあり続ける訳ですから

自ずと社会とは関わり続ける、それが公共建築のような大きな物から

戸建て住宅であっても変わりはない。

と言うのが、おおよその解釈で良いと思うのですが

今月、この建築の社会性に関するお話を拝聴する

機会に何度となく恵まれています。

自由で伸びやかな建築を創作されている方

社会性を失わないように、何とかしようと奮闘されているお話

それぞれに問題も抱えていらっしゃるかもしれませんが

どちらの機会にも恵まれることがある自分にも刺激を

受けた内容でした。

絶対これしかないと言った、答えが無いのが建築の

楽しさであり、難しさでもあります。

写真は、決して自分の力だけでは無しえなかった1枚です。

造園屋さんの発想と技術が加味されて完成したと言えます。

たつのの古民家リノベーション

 


 

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住まい建物づくりにおける、お金の話は雑誌で見る事が

あるかもしれませんが只、木の住まいと限定した内容

になると雑誌でも見かける事は、めったにないと思います。

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2017.09.13

「住まいでエステ」では無く、「住まいのエステ」です。

平易に申し上げますと、床のクリーニングなんですが

単なるクリニーングでは無く、長年蓄積していた

汚れをごっそりと綺麗にするクリーニングです。

実は、当事務所の床は39㎜厚の杉のフローリング

なんです。内装工事が完成した時に、

柿渋をかなり薄めて、ほんのりと赤味が付く程度にし

乾燥後に蜜蝋ワックスを塗装する仕上げにしていたのですが

以来、15年以上何もメンテナンス出来ていなかったのです。

その間、掃除機を掛ける事はあってもワックス掛けをすることは

なく、お客様に1年に1回はやって下さいね。

と伝えてはいるものの、自分はどうやねん?

と言う状態でお恥ずかしい状態でした。

今回、クリーンング液を購入し、早速自らの事務所で

効果の検証をしたのです。

言うまでもなく、15年分の垢が落ちた感じはします。

写真はアフター、ビフォーの順に同じアングルで交互に

掲載しています。色が抜けてグレーになりかかった床板も

又、赤味を取り戻しました。

尚、最後の写真は、クリーニング液をスポンジに付け

擦ると、黒ずみの部分が垢のようになり、ポロポロと

落ちている状態です。

右がクリーニング済み、左が元の状態です。

尚、当方でも、このクリーニング液を取り扱いますので

ご入用の方は、お問い合わせ下さい。

そんなに高くはありません。中学生のお小遣いで買える程度です。

 

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床メンテナンス アフタービフォーアフタービフォーアフタービフォー垢

2017.09.08

先日、調査で覗いた天井裏は

写真のような感じで鉄骨と木のハイブリッド構造でした。

ラチス梁と呼びます。

実は、これ以前も見た事あるのですが

その時も同じく、スパンが飛んでいる棟でした。

スパンが飛ぶとは

水平材(梁)が支えられる距離のことで

通常は、その下に柱の無い大きな空間が

必要な場合に、そのような事が必要になるのですが

在来工法の木造では、使える材料の大きさにも

限りがあるため、大きな空間をつくるにも

限界があります。

 

そこで考え出されたのでしょう、こんな風に

木と鉄をミックスさせてスパンを飛ばす工夫が、

これで10m近く飛んでいます。

しかし現在はこんな構法、おそらく認められないでしょう。

 

以前も見た、と言う事は当時の流行りだったんでしょうね。

改めて写真を見ると、やっぱり飛んでます。

天井裏

 

2017.09.07

無垢材の床板にウレタン塗装を施すと

ベタっと、冷っと

うーん、何とも残念な足触りに早変わりします。

無垢材の床板を使うと言う事は、傷を受け入れる

寛容な心が必要なんです。

傷つくことを気にするよりも、足触りや温かみ

の恩恵の方が遥かに大きいはずで

そのまま寝転んでも気持ちいですし

夏は靴下など履かずに素足がめちゃ

気持ちいんです。

傷は水で濡らした布の上からアイロンで

温めると、少々の傷なら、

あらっ、元通り なんです。

所が、ウレタンなど塗膜を張るような塗装を

してしまうと、こんな補修は出来ません。

だから、私共の住まい手は皆さん、杉や桧、

松などの無垢材のフローリングの上には

蜜蝋ワックスや浸透性の塗料で仕上げています。

楽しい家

 

2017.09.04

既存建物をフルリノベーションする場合

単純に今ある壁の張り替えや塗り替えでは

済みません。

フルリノベーションになると、間取りも変わるだろうし

水回りの位置も変わるでしょう

更に階段の位置も変わるのなら、構造体である

梁の位置に注意しておかないと、思う位置に

階段を変えることは難しくなります。

そのため、梁がどのように組まれているかの

確認作業が必要なのですが

天井が貼ってある場合は、天井裏を覗き込むか

天井の一部を壊して確認するなどしないといけません。

但し、天井の一部を壊したからと言って全貌が

理解できる事は少ないので、分からない部分については

図面から推測することになります。

今日の写真は、その推測した梁伏図と呼ぶ図面です。

力学的に考えればスパン(材料支える距離)が短くなるように

梁を掛けるのが理に叶うのですが

実際、現場で解体作業が進むと、必ずそのようには

なっていません。

時には、そりゃこんな向きに梁を掛けると

たわみが大きくなるのは当然だよな、と言う事も

あります。

当時の人が何を考えて、こうしたのか?

を読む作業は一筋縄ではいきません。

階段の向きを変えるとなると、この梁の向きが

大きく関係するので、とても神経質になるのですが

小梁と呼ぶ柱で受けていない梁を抜くのは

比較的簡単であるため、出来るだけ小梁を

何とかすれば、掛けられる位置に階段を

移動させることを考えます。

梁伏図


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