薪ストーブが似合うかわいい家

薪ストーブのあるガルバリウム外壁の家

新しい家には、薪ストーブを置きたいと思っていました。
薪ストーブを扱っている会社に、木の家を得意としている設計事務所のグループを紹介していただきました。その中に芦田さんのウェブサイトもリンクされていて、 設計事例集にガルバリウムの素敵なお家を見つけました。
それで芦田さんにメールしてみることにしました。ガルバリウムの外壁も、私がぜひ叶えたいことの一つだったからです。

設計事例集で見たガルバリウムのお家を実際に見学させてもらい、とても気に入りました。
当時、土地選びで、2つに絞って悩んでいたのですが、芦田さんに相談し、三角地で 、比較的安く、日当たりが良い場所に決め、運良く値が下がったタイミングで買うことが出来ました。

プランは、けっこういじってもらいました。最初から3案目くらいで、ほぼ完成形にたどり着いたと記憶しています。
建築中は、保育園の送り迎えのついでに、ほぼ毎日見に来ました。大工さんたちに、いろいろ質問してるうちに親しくなりました。棟梁さんに、余った木材を残して貰うようお願いしたりもしました。

過去の不本意だった住まいづくり

私は、過去にある工務店さんで家を建てた経験があります。その時は、自由が限られて不本意な思いをしました。型にハマったものしか作れなかったからです。構造体を見せるようなデザインは無理、杉は選択肢になく外国産の高いものだけ、といった具合でした。ガルバリウムの外壁に至っては、サイディングの上から貼るなら可能です、という返答で、話になりませんでした。

だからといって、こちらが言ったことが、そのまま言ったとおりに実現されるというのは、実は、あとで住む人が困ると私は思います。何でも言ってくださいね、という姿勢そのものは悪くないと思います。でも、家づくりには、常にプロの判断や解釈が必要なはずです。

その点、芦田さんは無理なことは無理と言われます。例えば、駐車場に跳ね上げの扉をつけたいと考えていたのですが、やっぱり止めました。
道路に傾斜がついており、また奥行きのスペースも充分といえないので、ここには向かないと思います、と芦田さんにアドバイスいただいたからです。相応しくないことをしても住みにくくなるだけですからね。

キズとの付き合い

住み始めてすぐくらいに、子どもが「スライム」を床に落としてしまいました。しまった、と直後は思いました。うっすらシミが残ってしまいましたが、目立ちにくい場所だったし、まあいいか、くらいに私は思っています。
対照的に、椅子の足にクッションカバーを付けたりするのは、母のアイデアです。遠慮もあるのか、裸足で歩くと汗がついてしまう、と言って裸足で歩きたがりません。私は裸足でいるのが気持ち良くて大好きです。母は、床のヘコミを見つけてはアイロンで直しています。私は、いずれ削ってもらえばいいかな、くらいに思っています。木の家で生活したかったので、キズもその一部だと。
木の家の、床などのキズの扱いには、住む人の性格が表れるようです。

住み心地

以前は、近くで賃貸住宅に住んでいました。壁に、心置きなく、貼ったり打ったり出来るのがいいです。あと、やっぱり自分たち家族の生活や好みに合わせてあるので、至るところが使い勝手が良いです。
勉強机として活用するワークデスクは、宿題をする姿がいつでも見れて安心で気に入っています。ただ、子どもたちが、私が思っていたところとは少しだけ違うところで勉強したがるため、ライトを動かさなくてはならず、そこのコンセントの位置が、この家の唯一の不満なところです。子供のことなので、私の思惑と違うことも起こってしまいますね。

お気に入りのスペース

家が暖かいことがとにかく嬉しいです。私は寒いのが大嫌いなので、冬でも家じゅうが暖かいのが、もっとも気に入ってるところです。
夏は、上の窓を開けていると、風が良く抜けていきます。子どもにアトピーがあって、汗をかくのは好ましくないので夏に涼しいのは本当に助かってます。
家で一番、陽が良く射し込む位置にあるソファは、絶好の昼寝ポイントです。休みの日など、寝るつもりがないのに、ついついその陽だまり のソファで寝てしまったりします。子供もそこでよく遊びます。今日はそこで寝るよ、と言って寝ることもあります。一人寝の練習でしょうね。暖かいだけでなくて、家族にとって 本当に居心地の良いスペースなんだと思います。
陽だまりのソファに座っていると、吹き抜けを通じて、空気が循環して家中に広がっているんだと感じます。当初、吹き抜けから冷たい風が吹き下ろしてくるのではないか 、と心配していたのですが、まったくそんなことはなく、おかげで家の奥まで温かいです。

生け垣作り

完成後に、思いがけず浮かせられた費用があり、ウッドデッキを作りました。夏休みには、そこで朝ごはんを食べます。朝日が当たらない位置にあるので、涼しくて、気持ちの良い時間を楽しめます。
私は、この家の外観をとても気に入っています。通りがかりの人が、外で褒めてくださるのが聞こえてくることも何度かありました。だからというわけではないのですが、スダレがこの家には相応しくないように思えて、今、生垣を作っています。何とか上手に育てたいですね。
思えば、前の家では、ままにならないことがストレスで、全くと言っていいほど、植物を育てる気にはなりませんでした。今では、友人に「植物辞典」を借りたりして、勉強しています。新しい趣味ですね。
生け垣作りは、想い描いていた家を形にできたからこそ、もたらされた気持ちの変化と言えるかもしれません。

聞き手・構成: 芦田成人建築設計事務所ウェブサイト制作チーム(担当:植村)

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