大幅値引きは有難い?

商品購入時に値引して貰えると、誰もが嬉しい気持ちになると思います。

注文住宅においても、値引きの話しが、ない事は無いのですが、注意したいのは、その額です。

例えば、百万円引いときます~。

一般の方→「やったー!」

建築関係者なら→「えー、ちょっと待って、それだけ引ける根拠は?」

となるはずです。

そう、建築関係者なら、総工費の1/20~1/30程度も値引ける事に疑問を感じるのです。

建売や分譲住宅なら、長期間売れ残るほど売主負担が大きくなるので、多少値を下げてでも売りたいと思うはずですが、こと注文住宅で、となるとよほど勘ぐりをせずにはおれません。

1.元々、高い見積を出していたのか?

2.直ぐにでも仕事をとらなければヤバイ会社状況なのか?

3.下請けを泣かせているのか?

とあまり良い想像が出来ないだけに、大幅値引きは喜んでばかりはいれません。

1.なら悪意を感じますし

2.の場合、その時は良くても建築中や完成後に倒産したらどうなるの?

建築中の施工者倒産で一番影響を受けるのは建築主である皆さんです。全額でなくとも、前倒しでお金を払っているパターンが多いので、引き続き他の施工者に頼もうにも、資金ショートで建築自体を断念せざるを得ません。又完成後であってもいずれ発生する劣化対策を頼もうにも誰に頼めばいいのか?窓口が分りません。

途中倒産の余波を回避するには、支払い条件について出来高払いが可能か?などの相談をしてみるのも対策の一つでしょう。

3.の場合、これをしている施工者は建築中、下請け業者が、どこで手を抜こうとするのか、どんな低品質の物が使われるかを常に心配しておかないといけないので、安心して任せられません。

従がって、注文住宅でいきなり、大きな値引きを要求するのは決して賢い選択とは言えません、ましてや施工者側からのそのような提案があった場合は、少し注意が必要です。

健全な会社であるなら、当初予算を超えた見積が出た場合は、まず減額案を作成し、その1項目ごとに住まい手と打ち合せをし、同意を得ながら当初予算に近づける作業を繰り返し、ほんのあと僅かとなった段階で初めて、その程度なら金額的に協力しますよ。と進むと思います。

もし、そうでないなら、当初予算内で出来るようにして、とだけ伝え、先方任せにしてしまう方法もありますが、果たしてそれが注文建築と呼べるかは疑問に感じる所です。

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