木造を熟知した信頼できる設計力

私は、数々の現場監理はもちろん、実際に床下に潜ったり、職人を養成する学校において大工仕事のイロハをかじったことで、木造の長所、短所を見極める力を鍛えました。

つまり「百聞は一見にしかず」で机上の勉学で学ぶことよりも現場、それも表側のみだけでなく、床下や屋根裏のいわゆる裏側を見た事でより、多くの状況や知識を得ました。例えば、職人を養成する学校においては生徒さんたちと一緒に鋸、蚤、鉋などを手にしてモデル住宅を組み上げました。つまり大工さんがどのようにして仕事を進めているのか、例えば曲がっている木への水平をどのように出しているのか等、設計者として机上で考えるだけでは決して知りえなかった知識を体得しました。又床下調査においては、シロアリの確認のみならず施工不良や基礎の断裂などを発見し中古物件の購入を踏みとどまって頂いた事もあります。屋根裏調査で知り得た情報をリフォーム後の断熱計画、換気計画へも生かす事が出来ました。

これらは全て現場で経験して知り得た知識です。その知識を設計にフィードバックし、性能設計へと昇華させていますので私の設計は意匠面のみで無く、性能面でも優れた設計となり得るのです。

構造を担う木が美しい意匠を兼ねる、シンプルな空間づくりは、体当たりで得た、これらの経験が礎となっています。

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