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海を眺める家

日本海、丹後半島の突端に海に面した町があります。太平洋側の通年穏やかな気候とは違い、夏と冬では海の表情が一変するこの地で暮らされる、ご家族にとって、その恩恵を授かる時期は1年の内、ごく限られた期間で厳しさを実感される期間も長いとの事です。そんな海に向き合いながら、積極的に暮らしの中に海を取り込もうと言うご意向に沿い、様々な視線で海を切り取ったプランを提案させて頂きました。 下階に個室を配置し、座や寝の姿勢で海とその対岸の半島が目に入る開口の取り方をし、上階にはパブリックな生活空間であるLDKを置く計画で大胆に海が目に飛び込む開口の取り方をしています。
2階にあるリビングには全開口の窓を設け、段差無くバルコニーにつながり、決して広くは無い空間につながりを与えています。
又このバルコニーからは水平線に沈み行く雄大な夕陽が望め、そして下に走る道路からの視線を遮る役割を担います。
仲の良いご夫婦、そして兄弟2人が揃って海を眺めているようにも見える外観は、大きさの異なる2つの箱が寄り添って海に面するように表情づけています。
緩やかな片流れの屋根により頂部側には開放的な天井の高い空間が現れます。この空間の高さを生かし、住まいの中には物見塔のようなスペースが生まれました。
パントリーの上にあるこのスペースの使い方は決まっていません。ご主人の書斎?子供の基地?と夢の膨らむスペースでもあります。
このように、住まいの中に遊び心のあるスペースを造るのもワクワクする住まいづくりには不可欠です。

2間つながりの子供部屋は共に4.5畳と決して広いとは言えませんが、ロフトの上をベッド、下をワークスペースとする事で面積を集約し、残りのスペースを広く残せました。このスペースを有効に活用できれば小さな住まいでも快適な生活が可能となります。

ダイニングテーブルに組み込んだ業務用の鉄板焼き器は、わざわざ大阪の道具屋筋まで出かけ探し出されました。
この鉄板焼き器は、今やご家族の必需品だとかで、週の内の使用頻度も高いそうです。

ご家族にとって、住まいづくりは長年の夢だったそうで毎月のように購入されていた住宅雑誌も家が完成してからは、ぱったりと買わなくなったのだとか。
やっぱり、我が家が一番ですね!

 

 

 

建物概要
竣工
2008年12月
地域
京都府京丹後市
敷地面積
223.36㎡(67.56坪)
建築面積
78.81㎡(23.84坪)
延床面積
128.06㎡(38.73坪)
構造
在来軸組工法 2階建て
仕上げ
屋根: ガルバルウム鋼板 縦はぜ葺き
外壁: 弾性リシン吹付
内部壁: オガファーザー
内部床: 杉フローリング