設計事例集一覧

2017年

2016年

  • ヘノ字に暮らす(福知山市)

2015年

2014年

2013年

2012年

2011年

2010年

2009年

2008年

2007年

2006年

2005年

2004年

 

30坪のシンプルハウス

初顔合わせは「育む家(旧 香寺町の家)」の完成見学会での事でした。

知人を通じ事前に私共の設計するお住まいの情報を入手されていたそうです。ご覧頂き直ぐ様、お気に入り頂けたようで、「このままの家が良い」と3時間程度、見学会場のお住まいを御堪能頂けた事が、設計者冥利に尽きる一瞬であった事を思い出します。

しかし、その頃は未だ土地も決まっていない状態でしたので、早く実現するといいなあと言った夢一杯でご帰宅頂きました。

年は明け、候補となる土地が見つかったとの事で土地購入前に現地を拝見。そこは地元交通会社が20数年前に開発分譲したまま暫く売れていなかった土地があちこちにあり、売主も変わり、土地の価格もやや下がった場所でした。

その区画の中には候補となる土地が4つほどあり、総予算の厳しいこの計画には外構工事の費用が少なくて済みそうな、この土地を推薦させて頂きました。

ちなみに、この住まいの見学会にお越しいただいた「香寺町の家」のお子様は、まるで我が家と同じ雰囲気の、このお住まいも気に入って頂けたようで、嬉しくって絶えず笑顔の見学をして頂けました。

限られた予算を視野に入れ平面形状をシンプルにまとめ、無駄の少ないプランとしました。

又必ず、バルコニーが欲しいと言うご要望に対しては防水層が必要の無い板を敷き渡したスノコ状の床とし、片持ち式の梁でバルコニーを受ける事で防水層、バルコニーを受ける柱とそれを受ける基礎が省略出来、およそ20数万円程度の節約に結びついています。

玄関には背の高い収納を造り付け、その上の高窓で風を抜く計画としています。建物面積に対する収納スペースの確保も重要な課題で大きなスペースと空間や壁の奥行きなどを利用したニッチな収納を散りばめています。

一段上がった畳下の引き出し式の収納や廊下のテスリ奥行きを生かした本棚などはその代表例です。

必ずキッチンの横を通り上り下りする階段は、小さなお子様達と毎日顔を合わせるコミュニケーション空間でもあります。南面のデッキに繋がるリビングダイニングスペースは燦燦と降り注ぐ冬場の陽射しが有難い空間でもあります。

2階には小さなお子様3人分の共用の部屋を南面に配置していますが、使い方は又お子様が成長されてから固定しようと言う事でワンルームとしています。又、そのお隣にはご夫婦の寝室を畳敷きとして設けています。

建物概要
竣工
2009年2月
地域
兵庫県姫路市
敷地面積
162.71㎡(49.21坪)
建築面積
57.73㎡(17.46坪)
延床面積
101.28㎡(30.63坪)
構造
在来軸組工法 2階建
仕上げ
屋根: ガルバルウム鋼板 縦はぜ葺き
外壁: 弾性リシン吹付
内部壁: オガファーザー
内部床: 杉フローリング