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ありがとうの家

寒さが苦手と言うご夫婦に暖かな住まいを提供すべく計画を進めました。

建築地は神戸市北区、裏六甲と呼ばれるこの地は神戸市でありながら、標高も高く寒さの厳しい地域でもあります。

そのような土地で室内に目一杯陽射しを取り込み、機械頼りの環境構築では無く自然の力を借りながら、夏涼しく冬暖かく過せる住まいを目指しました。

未入居時の温熱測定では最低外気温が1~2℃の時に室内では10℃を下回る時間帯は全くありません。

これは昼の陽射しを室内に蓄え、夜気温が下がった時に徐々に放熱する事で室内外の温度差を解消させる考えに基づき、各部の仕様を設定した結果とも言えます。

更に入居をされると、照明、炊事、人体から発せられる熱など様々な条件が味方し、冬でも暖房器具1台で住まい全体が暖まる事も考えられますが、是非住まい手の感想も伺ってみたい所です。

南西外観 アプローチ

敷地は道路面より一段高く造成された所にあります。

幸い南隣地は当敷地よりも1.0mほど低いために南面採光を得やすくなっています。

南東外観 南東面夜景

南面夜景 室内から南面を眺める

吹抜けを介し、上部から降り注ぐ陽射しは室内の奥深くにまで行き渡り、暖かさをもたらしています。

吹抜を持つダイニング 吹抜を持つダイニング

玄関には腰掛のベンチ、そしてテスリとなる丸棒を意匠的にも生かしています。

玄関 玄関

小さな住まいの拠り所となるダイニングには掘りテーブルを設けています。(下左)

生まれて間もない小さなお子様の将来の部屋(下右)

ダイニング 子供部屋

住まいの一番北寄りのキッチンにまで陽射しは届きます。

キッチン

洗濯物を取り込んで畳む、アイロンをかける、仕事をするなど小さな部屋は集中力が高まります。(下左)

能登ヒバの香りが漂う木の浴室(下右)

フリースペース 能登ヒバを張った浴室

 

 

建物概要
竣工
2011年12月
地域
兵庫県神戸市
敷地面積
172.18㎡(52.08坪)
建築面積
55.07㎡(16.66坪)
延床面積
96.49㎡(29.19坪)
構造
木造2階建て
仕上げ
屋根: ガルバリウム鋼板葺
外壁: 弾性リシン吹付
内部壁: オガファーザー
内部床: 杉フローリング
家族構成
3
Q値;2.30W/㎡K(次世代省エネ基準 2.70W/㎡K をクリア) Q値とは熱の逃げやすさを示す値で数字が小さいほど性能が良い μ値;0.024(次世代省エネ基準 0.07 をクリア)  μ(ミュー)値とは床1㎡当りに入る日射を数値化したもので数字が大きいほど夏季、室内に多くの日射が侵入してくる