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sideriver ~もう一つの川・余暇を楽しむ家~

河川敷を望む大きな開口が特徴の住まいです。水量豊富な加古川は朝夕でその表情を豊かに変え、水辺に沿って整備された河川敷では多くの人がそれぞれの楽しみ方で時を過す様子が伺えます。

又この河川敷では毎年夏になると市主催の花火大会が開催され、住まいは花火観覧のための特等席に変身します。

黒いメガホン状の佇まいに穿った大きな開口部には木の骨組みに合わせた木製の建具を採用し、住まいの表情をつくっています。

およそ1.8メートル程の奥行きのあるバルコニーが建物の内と外を緩やかに取り持ち空間のつながりに一役担います。

住まいの内部はLDKと水周りを2階に配置した逆転型のワンルーム空間で、階段を中心に左右に部屋を配置しています。

階段を単なる通過交通の場と考えずに開放的に造り、光の伝達経路と言う意味を持たせるために、これらのスペースとはポリカーボネート板を使用して仕切り、外壁面に設けた開口部から差し込んだ陽射しがポリカーボネート板を通して拡散し住まいの内部を明るく照らし出します。

狭小住宅は出来る限り仕切らない事が空間を広く感じさせるポイントにもなります。

 

2階にあるLDKは日常を最も長く過す場所として、楽しく機能的なスペースであるように、細長い建物の片方の壁一面を収納にしてキッチンや日常品の収納とし、作業スペースを含んだ空間はキッチンを中心に周りをぐるっと回遊できたり、水周りへつながる機能的な動線の一部としても計画しています。

天井の高さを生かしたロフトもちょっとした活用ができるスペースで、屋根への出入り口ともなり、将来用にサプライズ提案した屋根の物見デッキへもつながるかも知れませんね。(笑)

片や1階はプライベートスペースであり、可変可能な部屋割、融通の利く内装仕上げでおおよそ未完成のようにも見えますがライフスタイルに追随できるようにあえて余地を残した形となっています。

入居後、センスの良い家具も入った現在は訪れる人の多くがカフェの様な家とおっしゃる事が多いようです。

「sideriver ~もう一つの川・余暇を楽しむ家~」の住まい手の声を読む

 

建物概要
竣工
2008年4月
地域
兵庫県加古川市
敷地面積
135.53㎡(40.99坪)
建築面積
59.20㎡(17.91坪)
延床面積
98.96㎡(29.93坪)
構造
在来軸組工法 2階建て
仕上げ
屋根: ガルバリウム鋼板 瓦棒葺き
外壁: ガルバリウム鋼板
内部壁: オガファーザー
内部床: 杉フローリング