芦田成人建築設計事務所 / Narito Ashida Archi Studio

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新しい構造設計手法による都市型
木造住宅のプロトタイプ
近畿大学まちなか一戸建住宅(新築)
2002年竣工
まちなか一戸建住宅
新許容応力度設計法を用いた国内初の住宅実例で
す。まちなか狭小敷地における課題を整理し、こ
れからの都市型木造住宅の方向性を考え駐車スペ
ース、中庭による通風、採光の確保を実現してい
ます。また材料のリサイクル、リユース性の検証
も今後の研究課題として取り組まれて行きます。

正しくは新許容応力度設計詳細設計法によるなの
ですが、ではその内容について少し説明します。

従来の設計法では全壁による耐力の算出を基本と
しましたが、この詳細設計法を用いれば腰壁、垂
壁と言った雑壁効果を耐力にカウント出来るため
極端な話、平面上壁の無い間取が可能となる訳で
す。

こうする事で間口が広く奥行きの長い、いわゆる
ウナギの寝床型の敷地に従来ならば壁量制限の為
に成立しにくかった木造在来工法による施工が可
能となります。

また、今回の試みは部屋内を真壁仕上げにし木造
である事の良さを追求したいとの思いから、内装
の制限規定を逃れるために開口部制限型(外部に
面する開口部の総面積を制限する事で内部で火災
が起こった際に延焼を抑制すると言う考えから隣
地境界と建物との距離や道路からの距離によって
窓面積が決められています。)と言う建築基準法
の解釈に基づき建物の窓の大きさや仕様が決定さ
れています。

もう少し要約して説明しますと、この設計法で計
算すると、従来在来軸組工法では地震や台風に抵
抗する為の壁(耐力壁や耐震壁と言う)の量をあ
る一定割合以上確保しなければいけなかった所、
その規制に大きく縛られる事無く建物の間取を考
えられるようになると言う事です。
ファサード
中庭
フロントサッシ
中庭側

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