芦田成人建築設計事務所 / Narito Ashida Archi Studio

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羽ありをみつけたら (その2)
まず、点検を始める前にシロアリの好む環境を御話します。

端的に言うと、シロアリは高温多湿で、光が入らず風の通らない所を好みます。

従って雨漏りや生活排水の漏水等により水分を含んだ土台や柱の足元(床下の部分)

なんかはシロアリが好む条件に合致するわけです。


ですから順番としては水分の浸入により木の腐朽が始まり、自分達が好む環境に適し

てくるとそこにシロアリが現れると言う順番になります。つまり最初に環境ありきなのです。

以前経験したのは蔵の床板を剥がそうとしていた時に、床下からブンブンと言う羽音が

していたのでそっと覗いてみるとスズメバチが1匹だけ飛んでいたのですが、どうも外部

に通じる隙間から出入しているようでした。スズメバチの住む環境とシロアリの住む環境

は似ているのでしょうか?時々テレビで家の屋根裏にスズメバチが巣を作っているのを

見かけますが
・・・。

話は反れましたが、なのでシロアリの食害に強い住まいを目指そうと思えば、この逆の

環境をつくる事です。床下の温度は高くならないようにし、湿気がこもらないようにし、風

と光が入る床下、ついでに点検のしやすさを考えると出来る限り床の高さは高い方がい

いのですが、段差の解消をどうするのかと言った問題もありますので適切な高さを確保

しましょう。

具体的にベタ基礎で基礎パッキン工法などはかなり有効な方法です。最近の住まいで

はこれらは、あたり前のように採用されていますよね。但し、布基礎(昔からある逆T字

型の基礎)で床下に防湿の為にコンクリートを打つ方法は、乾燥が進むと布基礎と防湿

コンクリートの間に僅かな隙間が出来ます。この隙間実はシロアリにとっては恰好の通

り道になってしまう可能性も高くあまりお勧め出来ません。   <前へ   次へ>

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