建物探訪
高部公民館を後にして、向かった先は神長官守矢資料館(じんちょうかんもりやしりょうかん)です。神長官守矢家は古代から明治の初めまで諏訪上社の神長官と言う役職を勤めてきた家なのだそうです。
こちらも4本の木が屋根を貫きます。この木はイチイの木だそうで、高部の集落を歩いて得たものだそうです。
柱が屋根を貫通する部分のディテールです。パイプを屋根に埋め込んで、その間を柱が通り抜けています。多分、雨の日はここから雨が漏ってきているんだろうなと思いますが潔い納まりです。
入った所でお金を払い、パンフレットを貰って、早速内部へ。写真撮影OKとのことで、さほど広くはない内部ですが、目の前の展示が、やけに気になります。
ウサギの串刺し、鹿の頭、25頭のイノシシと鹿の頭。流石にウサギの串刺しはショッキングですが、鹿やイノシシの頭は、昔のお金持ちの家に飾ってあるイメージですが、丹波でも生きている鹿は時々見かけるので、珍しさは感じませんでした。でも、1頭だけ頭が置いてある鹿は今にも話し出しそうで風格を感じました。諏訪上社では剥製の鹿の首で神事が行われるそうです。
トイレ周りの窓や戸のディテールです。既製品は一切なし、全てが制作物で、ガラスも平滑でなく微妙な凹凸に気泡が世界観に味を加えます。
この階段は上ってみたかったけど、ロープが張られてあったので見るだけでした。2階には収納庫と倉庫があるそうです。
この窓が開いている所を見たかったのですが、残念ながらこの日は閉まっていました。