建物探訪2
守矢資料館を後にして直ぐ近くの藤森建築、
空飛ぶ泥船、高過庵、低過庵、五庵を訪問。
空飛ぶ泥船
まさに空を飛んでいるようにも見えますが、
UFOもののテレビなどで見る綺麗な円形では
なく、少しいびつな形で、ぼてっとしたフォ
ルムに愛着が沸きます。テンションを掛けて
引っ張り上げているのですが、テンションを
掛ける位置によってバランスを崩し上下逆さ
まになってもおかしくなさそうですが、強風
時などは、どうされているのでしょう?空飛
ぶ泥船が建つ敷地は少し高台になった途中に
あり、向かい側の街の景色や山並みが美しく
眺めることが出来るのだと思います。
高過庵(たかすぎあん)
アメリカのTIME誌で、世界でもっとも危
険な建物トップ10に選出されたこともある
そうで、確かに途中にある踊り場まで到達す
るだけでも怖そうですが、中からの景色はど
のようなものでしょうか?ゲゲゲの鬼太郎が
住んでいてもおかしくなさそうです。
高過庵と低過庵の対比。
低過庵が半分地中に埋まっているような感じ
になっているため、その差が際立ちます。
低過庵(ひくすぎあん)
段差のある土地の低い側に建てられているた
め、段の上側からは半分地中に埋まっている
ように見えます。スライドして開くらしい屋
根のために設けられているレールも建築に馴
染んでいます。
五庵
今回、訪れた藤森建築の中では最も新しい建
物です。先ほどの建物とは少し離れた住宅地
の中の空き地にある巨岩の上に建っています。
2021年に開催されたパビリオン・トウキ
ョウ2021で展示された高床式の茶室を一
旦解体して、この場所に再建されたそうです。
翼を広げた鳥の頭にちょこんと載せられた帽
子のような屋根が愛らしくもあります。