兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

状況確認と復旧お手伝い

土曜日から降り始めた雨、そして雷は福知山を中心とする近隣の地域に大きな被害をもたらしました。 既に、テレビや新聞などでも大きく取り上げられていますのでご存知の方も多いと思います。

ここ丹波市も市島町を中心に大きな被害が出ており未だ、復旧のめどがたっていない所も多くあるようです。

当方も、市島町や福知山市でお仕事を通じたお客様や知り合いの方々などがいらっしゃいます。

幸か不幸かパソコンモニターが落雷によりショートお陀仏、本体も起動ボタンを押しても一発立ち上げならずで、修理依頼の手配だけを済ませ、お客様のお宅をそれぞれ訪問させて頂きました。

普段なら、峠を越えれば20分で到着する福知山市中心部ですが、峠の通行止めに加えあちらこちらが通行禁止による迂回や渋滞で、帰りは寄り道なしで4.5倍の1時間30分掛かりました。

幸い、設計させて頂いたお宅やお店は殆ど被害も無く床下浸水もしなかったようで何よりでしたが、最後にお伺いしたお店のクライアント様のお住まいが床上浸水と言う事で、お手伝いに伺いました。

外の泥出し作業ですが、重機が入れそうな広いスペースはさておき、人力でないとどうしようもない狭いスペースを優先的に行いました。ひと段落した所で、中の片付けも落ち着き、気になったのが床下の様子でした。

開けてみると案の定、泥だらけ。こちらは床上浸水だから当然と言えば当然なのですが、床下浸水であっても状況的には同じことが予想されます。

従って、床上浸水にしろ床下浸水にしろ早めに床下の状況は直接、目視確認して頂く方が良いと思います。自力で無理ならば早めに、お知り合いか業者の方に、ご依頼頂くのが賢明かと思います。

木は濡れたら乾かす、これ鉄則です。放置したままにしておくと、腐朽菌の繁殖がシロアリを呼ぶことになりますので、とにかく乾かすです。しかし合板の場合、新建材の場合は濡れたら、ほぼアウト、新しい物に変えて下さい。 住まいを、健康で長くお使いいただくためには、やはり点検とそれに基づくメンテナンス、計画的に、お金も用意していくことです。

と言う訳で、釘抜き、玄能を使ってひたすら釘を抜く作業をしておりました。この作業、すんなり抜けると結構気持ちがいいもんです。不謹慎かもしれませんが、楽しみを見付けながら作業を進めないと辛いだけですからね。

ボランティアに行かれる方、明日以降泥が乾いてくると埃が尋常ではなくなるかもしれません。暑いですがマスクがあった方が気管支を守る意味では良いかもしれませんね。

街の様子

写真は大通りから2本ほど外れた通りですが、既に泥だらけです。大通りは車の大渋滞で、既に埃っぽかったです。

床下の状況

床下を開けるとこんな感じでした。

被害に合われた街が、1日も早く復旧することを願います。