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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

都市での住まいづくり

普段、地方で住まいの設計に関わる人間が大阪、神戸等の都市部で住まいの設計をする事になると、その違いに随分と戸惑う事になる。

 

以前に大阪の事務所で勤務していたからと言う理由等(厳密に言うとそれだけでは無いのですが)もあり、これまでに都市部では2件、設計させて頂いたのですが、当然、要求される事は木の素材感を生かした住まいが求められる。

 

戸惑いの原因・・・環境の違いと言うのは当然の事なので、覚悟は出来ている。施主の要求も大きく問題と感じる事は少ない。

 

では何なのかと言うと、建築基準法による縛りなんですが、普段敷地にもゆとりがあり、防火地域の指定などと言うのもほぼ無縁、道路斜線も気にする必要は殆ど無い、中には確認申請書の提出など無い場所もあり、法律による縛りを殆どと言って良いほど受けずに理想的な住まいを考えられる事が出来、嬉しい限りです。

 

所が、都市部へ行くと30~40坪そこそこの敷地に、狭い全面道路から受ける道路斜線、採光を確保し、隣地との空き等を検討しながら目一杯、尚且つ各家庭に車1台、各人に自転車1台、保有しそれらを全て敷地内に包含する事等を考えると建物は多層、高密度化し3階建て以上が必然的になり、こうなってくると木の家にはなお更、厳しい規制が加わる事になる。防火地域、準防火地域と言う防火規制上の地域にもよりますが、建物を耐火建築物又は準耐火建築物にしなさいと言う規制が加わってくるのですが、それらが何なのかと言う説明をもの凄く簡単に説明すると、読んで字のごとく火災に耐える構造とそれに準ずる構造にしなさいと言う事なのですが。準耐火建築物の中にはさらに「イ」と「ロ-1」「ロ-2」といった物に分かれます。(これらの詳しい説明は割愛しますが)

 

それで、準防火地域の指定を受けている地域の方が圧倒的に多いので防火制限が比較的緩い準耐火構造で建てられる事が多いのでしょう、建築確認申請を持って行き、「木造3階建ての住宅なんですが」と言うと「イですか、それともロですか」と耐火の仕様を聞かれる事がありました。私にとってはどちらでもないので「その他です」と答えると、大阪市の若い職員(今は建築確認申請は民間の機関に提出出来るのですが、大阪市には届だけを出さないと行けませんでした。これはその時の出来事です)はいぶかしげな顔をし、「準防火地域で木造3階建てを建てるなら準耐火建築物以上じゃあないと建てられないですよ」と言ったのです。???御互いこんな感じで少し時間が流れ奥に居たベテラン職員を呼ぶ事に。

 

さて、続きは次回以降で。