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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

住まいづくり通信 6/29号

さて、それでは具体的に土地を見てみましょう!

 

その1 造成地や埋立地の場合

 盛土、切土

山を切り開いて造成したり、田畑を埋め立てた土地を購入される場合その土地が盛土(もりど)なのか切土(きりど)なのかを見極める必要があります。ちなみに盛土や切土とは何なのかと言う事を図に示してみました。

 

盛土・・・造成する時に道路面等から低くなる等の理由で主に土地の底上げをする目的で盛られた土地

 

切土・・・斜面地などを造成するときに土地を平らに均す等の理由で元あった地面の表面を削り取られた土地

 

あくまでも一般的な説明ですので全てに適合するわけではありませんが盛土の場合は元あった地面に新たに別の所から土を持って来て造成する訳ですから地面が安定するまでには数年、場合によっては数十年、時間が必要となります。造成したばかりの場合は地盤改良等の処置が施されていない限り、建築は少し待ったほうがいいでしょう。

 

切土の場合、元々あった安定している地面の上に建てる訳ですから盛土に比較すると建築の時期としてはさほど気にする必要は少ないのですが、逆に敷地を抉り取られ崖地となった敷地外の部分がどのように処理されているのかを気にする必要があるのではないでしょうか。コンクリートの擁壁によってしっかりと守られているか、今にもがけが崩れてきそうな所ではないかなど、周囲も良く見渡して下さい。

 

それから盛土と切土の両方に敷地がまたがる場合、建物も両方へまたがると不同沈下(建物が均一に沈まずに傾きながら沈下する事)等を起こす場合もあるのでこれも盛土側が安定するまで待つ事等が必要になるでしょう。

 

ですからその土地がいつごろ造成されたのか、どのように造成されたのか(これは地盤調査でもしない限り調べるのは難しいですが良心的なところならきっちり資料も残してくれている場合もあります。ある造成地では地盤改良までしてあったのですが、基礎工事のために掘削すると大きな岩とも言えるような石がゴロゴロと出てきた事がありました。)ぐらいは調べる事が可能ならしてみてください。

 

ちなみに、住宅の地盤調査は一般的にスウェーデン式サウンディングと言う調査方法(先端の尖った鉄パイプを地面に突き刺し上部から100キロの重りを自由落下させた時にきりを30cm打ち込むのに打ち込んだ回数を基に地面の硬さを調べる方法です)が良く用いられます。但し前述のように大きな石がゴロゴロしている土地の場合、この調査ではあまり正確な調査を望むのは難しいのですが、私の知る限りでは1回(3ポイント程度)あたりの調査料は5万円程度~が相場と思います。

 

但し、土地を購入しない限りこの調査はさせて貰えないと思うので、そこがネックだと思います。

 

もし可能ならば、ご近所にある注文住宅ぽい比較的、新しそうな家だと地盤調査のデータをお持ちかもしれません。勇気があるなら聞いてみるのも手かもしれませんが、幸い見せてもらえる事になったとしても、おそらく直ぐに出てくる所に資料は置いていないでしょうけども・・・。

 

と言う事で簡単ではありましたが今回はこの辺で、次回をお楽しみに!