室温18℃
「室温18℃」これはWHO(世界保健機関)
が住まいと健康に関するガイドラインにおい
て冬季室温を18℃以上にすることを強く勧
告しているものです。
室温が18℃未満のお住まいでは高血圧や睡
眠の質に悪影響を及ぼす可能性があったり、
温度差によるヒートショック、喘息や夜間頻
尿など様々な形で影響が出ることが考えられ
ます。
これらは、医学的なエビデンスに基づいたも
ので単なるうわさ話の域で収まる話ではない
ので、健康不安をお持ちの方は、きちんと対
策をとることが重要です。
特に、1日の中で長時間過ごすLDKや寝室、
水回りなどは暖かく保っていただきたいと思
います。
断熱や耐震と言った基本性能を疎かにしてき
た日本の住まいづくりでは、まだまだ冬季室
温18℃には、ほど遠い家が沢山あります。
家余りの時代ですが、それらの殆どが、これ
らの基本性能は満たしていません。住めれば
良いとか我慢して生活するのは悲しすぎます。
沢山の暖房エネルギーを必要とする住生活で
無く少しのエネルギーで快適に過ごすことが
出来る住まいが、増えていくのが、これから
の日本の住まいだと思います。