材料検査と選木作業
先週、地鎮祭を終えた「哲学の家」 本日は、材料検査と選木作業の日でした。
材料検査と選木作業の違い、厳密には、ほぼ並行作業なので大きな違いはありませんが、材料検査では含水率を測ったり、重要な材料欠損や大きな割れなどのある材料は跳ねさせて頂いています。
連日の雨模様で、やや含水率の高い材料もありましたが、今回は手刻みと言う事もあり乾きすぎているよりも、含水率20%を少しだけ超えるぐらいの方が刻み易いそうです。
このようにサイズに関係なく詰まれた木材を一通り見やすいように広げて1本ずつチェックするのが選木作業&材料検査なのです。
これは既に作業を終えた状態ですが、このように材料の元末、背に腹と呼ばれる方向を揃えて1本ずつ、木の表情を見ていく訳です。いわゆる品定め、料理で言うなら下ごしらえ、のような作業です。
当然、その中には「うーん」と首をひねりたくなる材料もある訳でして、今回はそんな材料が2本ほどありましたので交換して頂きました。交換といいましても直ぐに出てくる訳ではありませんが、既成サイズの材料であるなら、倉庫から出して貰い、このようにプレナー掛して、その場で材料を交換して頂けるのです。
作業が終わった材料には、このように番付けと呼ばれる材料の行き先が書かれます。文字が横書きだったり、縦書きだったりしますが、その向きにも意味があるんですよ。
それにして、手作業で材料をあっちやこっちに移動させたり、運動不足の身にはかなり堪えます。多分、明日は筋肉痛、決定ですね。