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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

宅地分譲中!

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って、不動産の広告をするつもりはないのですが、ここは合併して丹波市になる前に地方行政体である町が、小学校区への人工減少対策の為に比較的若い夫婦層をターゲットにし宅地造成した応相寺分譲宅地と言う所です。三方を山で囲まれ東に開けたロケーションで眼下にはこの様な良景が広がっています。

 

目の前には近畿舞鶴道春日インターから分岐し和田山方面へ接続予定の高速道路が現在工事中で、また芝生を植えた山肌の部分はパラグライダーの初心者向け講習の場で、この日も所々で大きな傘が開いていました。平均宅地面積は約100坪程度、坪単価は販売当初約5万円でしたが今は?あまり変わっていないと思います。詳しくは丹波市役所までお問合せ下さい。

 

さぞ売れているのでは、と思うでしょうけれども、実はまだ、まばらにしか家は建っていなくて殆どは売れ残っています。販売開始から早2年ほど経ちますが写真下の茶色い部分はまだ売れていないと思われる宅地です。

 

何故か?夏場は涼しいし確かにいい所です、しかし冬場は山が直ぐそばにあるために午後も早い時間から山影となり寒い。

 

しかし何よりも決定的な間違いはターゲットの設定の仕方と販売の仕方では無かったかと思っています。まず地元にいる若い人たちが家を建てるにしても、わざわざこの様な僻地に土地を手に入れなくても、もっと便利な所に土地はいくらでもあり、自分の家の横などで充分である。外部から人を呼ぶにしても仕事はどうするのか?優先的に斡旋でも、して貰えるなら可能性はあるかもしれないけど、それにしても田舎では選べる職種も少ない。結局、必然的に集まってくる人たちは田舎暮らしに憧れる定年組になる。

ただ定年組がどうのこうのと言うつもりは無くて、良好なコミュニティーを形成するなら、むしろ色んな年代の人達が集まってくる方が理想だと思っています。しかもこの分譲地の下に見えている三角屋根の建物群は町(市)の賃貸住宅で年齢と年収制限を設け比較的若い層が集まっています。もくろみは外れても良い方へ転じてくれればと思いますが、この様に全国的に合併が叫ばれる中、合併前に今ある予算を使ってしまえ的発想だけで後の事は考えずに負の遺産だけを残していますが、果たして新しい行政に明日はあるのでしょうか?これは丹波だけの問題では無いはずです。

実は、ここのモデルハウスの設計をコンペにより当選させて頂き担当させて頂いたのですが、その後、建物の使われ方や維持管理の仕方が気になって時々覗きに行くのですが、既に町(新市)の手に渡っているため見に行くだけで、どうする事も出来ません。このように私的には思いがあり、魅力ある地区ですので、その発展を願っているのですが何かしら役に立つ事が出来ればと思い紹介させて頂きました。