Narito Ashida Narito Ashida

陽射しが遊びに来る

日本海側の気候の影響を受けやすい、気象上
は一応、近畿中部に属するらしい、この辺り
の天候です。

雪も止み気温も少し上がった先日は昨年、宝
塚に建った「坂道に建つ家」にお伺いして来
ました。

一年間で最も気温が低くなるこの時期に温湿
度測定をさせていただくための訪問です。結
果は又数週間後に出ますので楽しみ待ちたい
と思いますが、実は最近シミュレーションも
出来るようになっているので、建てる前から
予測をすることも可能です。但し予測の精度
を上げる作業が、もう少し必要かと思います。

さて、昨日は久々に陽射しの有難さを感じた
日ですが、こちらのお住まいにも陽射しが遊
びに来ていました。スノコ敷きの床に直交方
向からやや斜めにずれて射した光が模様のよ
うな柄のような面白い陰影をつくり出してい
ました。

窓外に設けている格子の影の影響でこのよう
に格子がクロスするような影になっているの
ですが本当の木の床のスノコと格子の木の影
がクロスしてアーティスティックな時間を演
出していました。

方位が建物の形に対して、やや斜めに振れて
いるため窓を設ける位置も難しかったのです
が、吹抜を通じ上から陽射しを階下に落とす
考え方でプランをしています。その考え方に
間違いは無いと工事後半に確信はしていたの
ですが、改めて確認できた昨日でした。

Read More
Narito Ashida Narito Ashida

光の取り込み方法

本日「坂道に建つ家」の定例でした。これま
で2階部屋の床は出来ていますが、廊下には
床が無かったのです。

理由は写真の通りです。法的に敷地ほぼ目一
杯、建蔽率ギリギリのボリュームでインナー
ガレージに玄関ホールの下屋、そのわずかな
スペースの間に作ったアプローチと中庭、そ
こからの陽射しだけではリビングへの光量が
やや不足すると思い、吹き抜けを介した上か
らの陽射しを取り込む計画です。

吹き抜けは出来れば奥行1間程度は欲しかっ
たのですが、純粋な吹き抜けの奥行は半間し
か確保できませんでした。そこで廊下をスノ
コとすることで、スノコの隙間から光を下に
落し、奥行1間相当の吹き抜けに相当するス
ペースとしています。

スノコは事務所にあった端材を実寸サイズに
加工しモックアップを作成し、断面寸法と隙
間のシミュレーションを繰り返しました。そ
れがようやく現実の物となったのですが、幾
らシミュレーションを繰り返しても現場でな
いと光の動きやサイズ感までは掴めません。

養生シートこそ敷かれていましたが、何とな
く雰囲気は掴めました。多分、光の落ち方や
歩行感は大丈夫のように思いますが、さてテ
スリが付いた時に最終確認をしてみたいと思
います。

最後の写真の養生シートを敷いている部分が
全てスノコ床となります。

Read More