Jパネル
木の家と言うことで全ての素材が無垢の材料で
できれば文句なしですが、しかし中々そうはい
かないのが現実です。
例えば無垢材は反る、割れると言った欠点を持
ち合わせています。或いは幅の広い少し面積の
大きな材料を無垢板で調達しようとすると相当
高価な物になることは想像できます。
一カ所だけなら未だしも、そう言った個所が複
数必要になると値段も比例します。そこで登場
するのが集成材と呼ぶ材料ですが、今回紹介す
るJパネルは、より無垢材に近い集成材と言え
ます。
無垢材の欠点を補うように、三層構造になった
パネルは一層ごとに貼り合わせてある材料の方
向が異なっていて反り難いように考えられてい
ます。材料の小口を見るとその方向性の違いが
一目瞭然として分かるのですが、その小口をあ
えて見せるように使う事が出来るのも、この材
料の面白さでもあります。今回は階段の踊り場
の踏み板として採用することで、限りなく無垢
材に近い階段が出来る事になります。
写真の腰壁に採用しているのがJパネルですが、
パネルの厚み分だけ上半分の壁よりも飛び出さ
せて、内障子の敷居としても兼用しています。
この写真で見る限り、無垢板となんら変わらな
いように見えます。
こちらの写真をご覧いただくと三層に貼り合わ
せてあることを御理解いただけると思います。
このJパネルは過去にも何度か採用させていた
だいたことがあり、非常に利用価値のあるもの
であることは実感しています。
Jパネル
「丁寧に暮らす家」で採用したJパネル
Jパネルとは杉板を繊維方向が直交するように
三層に貼り合わせたパネルの事で、
耐力壁パネルとして用いることも
意匠用に用いることも可能な便利な材料で
今では杉以外の樹種でも同じような商品が出ています
当方がJパネルを採用するのは、かなり久しぶりのはずで
何故、こんなに間が空いたのかは自分でも分かりません
リノベーションの今回は、主に意匠用に採用してみたのですが
上小節の杉の床板の上品な空間に馴染むように腰板として
用いています
写真が、Jパネルです
既に使用サイズに切断した状態です
この商品は実(さね)がついているタイプです
パネル小口を見て頂くと3層になっていることが
分かると思いますが両端の板は繊維方向が同じ向きですが
間に挟まれた真ん中の板は繊維方向が直交しているため
木の特性である、反りに対しては比較的強いと思われます
しかし、建具に使用したことがある同業の方の
話では、建具として使用する場合は、かなり反りが
出るとのことでしたが、随分以前の話ではあります
さて、次回現場定例の時には、どのようになっているかな?