とりま 出来る事
若者言葉で「とりま」と言う言葉が
あるそうですが、その意味も良く分かりませんし
今回は、そのような話ではありません。
タイトルは、ド直球になるのを避けるため、
あえて若者言葉に掛けたようにしてみました。
えっ、若者言葉になっていない?
と言われても仕方がありませんね。
今回は、電動工具のトリマのことです。
トリマーと伸ばす表現の方が
馴染みやすいのかもしれないのですが
商品の箱には「トリマ」と表現されていますので
このように表現させて頂きます。
トリマとは本体その物は回転する機能しか
ありませんが、先端に取り付けるビットと呼ぶ
刃物が付いたアタッチメントを付け替えることにより
木に穴を開けたり、面を取ったり、
木に様々な加工を施すことが出来ます。
この機能を応用すると、何と仕口の加工が
出来てしまうのです。
仕口とは金物を使わずに木と木を組み合わせる
ことが出来る加工形状のことです。
写真のフレームだとか
それが、もう少し大きくなれば
建具の框組なども、出来るようです。
強度が必要な家具は、どうなのかは
分かりませんが、色々使い道の多そうな
トリマ重宝しそうです。
丸テーブル
最近、欲しい物の一つに
丸テーブルがあります。
コンパクトな住まいで提案するのに
直径1.0m前後の物が丁度良いのですが
大人数が集まる機会が多いお住まいでは
少し小さなサイズになります。
もっとも、私は竣工写真撮影時に
このサイズのテーブルがあれば
凄く場への納まりも良く重宝すると
言うのが大きな理由ですが
当然、実用にも耐えられる物が
必要になります。
但し、事務所には既に立派なテーブルが
2台もあるので、未使用時の保管が
課題になるので、出来れば未使用時は
コンパクトな状態に出来る物が
欲しい訳です。
所が、これだ!
と思える物は簡単には出てきませんので
であるならば、自分でデザインしてみようと
空いている時間を見てはスケッチに勤しんでいます。
炬燵の脚のように捻じ込む形式の物
若しくは職人さんが現場で作業台を造る時に
2枚の板を十字に交差させ、その上に板を載せる
形式を応用した物など、いずれも脚と天板を
分離させる事は技術的に難しくはなさそうですが
収納時のサイズを出来るだけコンパクトに
且つデザイン的にも見栄えがして
コスト的にも出来る限り抑えられる物を
又進展があれば
ご報告出来ればと思います。
ポジション 2
前回の「ポジション」の記事を未だ
お読みで無い方は、是非そちらもご覧いただいてから
この記事を読んで頂くと良いと思います。
ある方が多くの建築家を集めて
自邸のためのコンペを開くと言う話がありました。
そこに、第三者のプロによる目は誰も介在しない
ようでしたので、私はそこへの参加は辞退させて頂きました。
理由の一つはコンペ参加での報酬は無しと言う事
無料で提案してくれる事務所もあるのですが
当方は基本、提案時点でも幾らかの費用は
頂くようにしています。
もし、あなたは私のために無料で仕事をしなさい
と言われたなら皆さんは、どうしますか?
殆どの方が、しないと思います。
それと同じことだと思います。
次に、プロの提出する提案を
クライアントさんがどのように判断されるのか?
疑問ですよね。
そこでコンペを取りたければ
予算がどうであろうと住まい手さんの要望に従うような
提案をした者が有利になります。
あなたの予算ならば、この程度が限界ですよ
と言う提案をしたならば、
おそらくその提案は選ばれません。
そこにプロである第三者のアドバイスが
入るならば、提案の適性の判断は
し易くなるかもしれませんが、
正直クライアントさんが、
そこまで見抜けるとは思いません。
プロだったら絶対に間違えないか?
と言うとプロであっても間違えはあるだろうし
性格によっては仕事をゲットしてから
予算のことを考える人だって居ます。
だからクライアントさんだけで
責任感の無い無料の多くの提案を見てしまうのは
危険だと考えます。
探し物は何ですか?
いつか受けた、あの講習のテキストに書いてあった内容
あれ、どの講習のテキストだったかな?
と言う経験、皆さんは、ないですか?
と言う訳で、今日もそのような探し物を
午後から1時間半、実に勿体ない時間ですね。
必要を感じて受けた講習なので
そのようなテキストをまとめて本棚に
置いていた所までは良かったのですが
置き方が問題のようでした。
講習時に貰ったテキストを収めた封筒ごと
本棚に置いておきましたが、
受けた講習の数が結構ありまして、
封筒の中から一つ一つテキストを出しては
これは違う、これも違う
これかな?と中を開き、否これも違う
を繰り返すこと数回
結局、欲しかったテキストはいつの間にか
封筒から出し、封筒とは別の所から見つかると言う、
何とも、お粗末な結末でした。
封筒の中から出して本棚に置いておくのも
方法ですが、冊子ばかりでなく1枚物の印刷物
なども含まれていたりするため、
やはり封筒に入れておく方が保管しやすいんですね。
悩みますね。
必要な物をスキャンして電子データにするのも
手なのかもしれないですが、テキストのページ数も
そこそこあります。
何か、良い手はないものでしょうか?
造り付け
住宅建築において造り付けとは
出来上がった物をぽんと置いて終わりにするのではなく
幾つかの行程を経て、その場にだけしかない
空間や機能を満たすものを造ることを
指すのですが
最も、気を付けないといけないのが
お風呂です。
昨今はユニット化されたものを据え置く機会が
随分と増えました。
しかし、30~40年前になると
造り付けのお風呂は当たり前のように
造られていました。
一番気をつけないといけないのが
水に対する配慮ですが
昔は、防水だけしておけばいいだろうと
防水シート1枚だけを施工して、その上に
仕上げのタイルが貼ってあるだけと言うのが
当然の施工でした。
しかし近年では、防水と同時に
湿度を木に与えないようにする
漏水結露対策なども十分に考える必要が
あると言われるようになりました。
当然ですよね、木は乾いているに限る
と以前、このブログでも書いた記憶があります。
そしてリフォームでよくあるのが
開けてみなけりゃあ分からない
開けてみてびっくり!
と言う事です。
今日紹介するのは、
そんな造り付けのお風呂だった場所を
開けてみてびっくりと言う状態です。
床下ばかりを意識していると、
上がこんな状態であることにも
びっくりですが、
材料の幅の2/3程度まで食害されています。
材料は米松であるため、
粘り気を感じませんが
さて、これをどのようにすべきか?
考えます。
兎に角、ユニットバスや造り付け関係なく、
お風呂の使用後はしっかり乾燥させて頂きたいのです。
ポジション
メジャーリーグベースボールや
日本のプロ野球を見ていて
最近、気になることがあります。
それは主審の立っている位置
即ちポジションです。
本来ならホームベースの中心と身体の
中心が一致するように立つべきと思いますが
気になる方は一塁側や三塁側に少し寄って
立っているんですね。
で、立っている側から遠い側の
ストライク、ボールの判定が微妙に
おかしくない?と思える判定になることが
あるんです。
当然ですよね、目線から遠い位置なんだから
当然、ホームベースからもズレるし
判定もズレる。
これを正すには、簡単なことで
ホームベースの真後ろに立てばいいだけの
話なんですね。
でも選手側から、
それについて何も異論は出ていないのか?
とは思いますが・・・
同様に、建築も見るポジションがずれると
色んな意味で微妙になることが多々あります。
完成写真も、しかりですが住まいづくりの
経緯においてもポジションがずれると
視点がずれておかしな方に走り出します。
それを元に正すためには、
やはりプロの力が必要では無いでしょうか?
と、凄く抽象的な表現で今回は止めておきます。
もう出来たの?
今年、3月18日にプレゼンテーションした
丹波並木道中央公園サイクルステーションの
当選案が既に、およそ完成していました。
えっ、早くない?
3月末に当選案が決まり
そこから契約して設計を済ませてから
材料を用意していたら
丁度、ウッドショックの真っ最中です。
乾燥の行程やら諸々、よく出来たなあと思います。
木材価格も上がっている中、
予定通りの値段では出来なかったと思います。
言いたいことは色々あるけれど
プレゼン時に急に告げられたおかしな条件も
良く理解できませんでしたが
クリーンなコンペであったことを願いたいと思います。
当案は残念ながら見事落選しましたが
プロポーザルなので、案だけが審査対象では無く
過去5年間に公共施設の経験の有無なども
基本点への加点対象になるそうで
そうなると、過去5年以内に実績も何もない
当事務所は加点要因は見込めず
見込めるとすれば、一緒に参加させて頂いた
工務店さんの公共物件実績分のみになります。
とまあ負け惜しみを言うことになりますが
何はともあれ、出来上がったことは良かったですね。
上が私どもが提出した案です。
どのアングルから見ても
建物の見栄えがするように計画しました。
ヒンメリ
絶好の行楽日和の日曜日
お隣の丹波篠山市にある兵庫陶芸美術館に
ザ・フィンランドデザイン展に出掛けてきました。
朝10時開館間もなくにも関わらず
多くの来場者で館内は賑わっていましたが
残念ながら展示館内の撮影は禁止でした。
最近はSNSをあてにした撮影OKの
催しが多いのですが、そこは流石に
主催や協賛がお堅い所ばかりですので
クローズな展示でした。
展示室の最後の最後にあった
立体トラスのような物が何?と
気になったのですが
ヒンメリと呼び、
乾燥させたライムギの穂に
糸を通し、立体的な造形にした
飾りなんだそうです。
作ってみたいけど、展示してあったような
物を作ろうと思うと、多分相当な
労力と時間が必要なのでは?と思いましたが
それ以前に材料の入手が大変なのかな?
と思ったらミュージアムショップで
売っているではありませんか。
でも、テンションが上がっている時に
思い付きで買って、結局無駄にすることも
あるので、ここは落ち着いて、
やっぱり止めておこう
と言う事で今回は、ヒンメリと言う言葉を
知ったことで満足することにしました。
尚、写真とヒンメリは関係ありません。
調査と不審者
住宅建築に携わる者として
建築現場や建築前の敷地調査に行くことは
誰が何と言おうと、完全な仕事なのですが
如何せん、住宅と言う用途である以上
周囲にも当然、住宅が建っている場合が殆どです。
そして、その住宅街に朝の通学時間帯や
夕方の下校時間帯に行くことも当然ある訳です。
以前、勤めていた事務所で丁度
工事中の現場に下校時間帯に行かなければ
ならないことがあったのですが
電車では不便な場所のため車で行ったのですが
住宅街と言うことで、専用の駐車場が
ある訳でもなく路上駐車せざるを得なかったのですが
現場近くで路上で停めるための場所を探すために
超低速で走ってた時のことです。
丁度、停めるのに都合の良さそうな場所を見つけたので
更にスピードを落とした所、
目の前にはランドセルを背負った小学生が一人
とぼとぼと歩いていましたが
私の車が近寄ったことを察知すると
ふと振り返り、こちらを見ました。
そして、前に向き直ると少し歩を速めました
完全に車を停めた私は、目の前の現場に行くために
カバンなどを持ち車のドアを
開けるや否や、その小学生は走り出し
あっという間に逃げて行きました。
えっ、もしかして不審者と思われたの?
こちらには、そんな気持ちが全くなくても
その小学生からすれば、どんなに怖かった思いだったのか
と思うと、なにか申し訳なかったなあと思いつつ
じゃあ、どんな行動が一番正解なのか?
は分かりません。
そして、同じようなことが
割と最近にもあります。
お客さんが購入前の敷地調査のために、
電車で行っていたのですが、お客さんとは現地で
午後3時頃の待ち合わせだったと思います。
初めての場所なのでスマホの地図を片手に歩き
殆ど間近まで近づき、場所を特定できたので
スマホはポケットに収納
と思ったら、又前に小学生が数人
歩いているではありませんか?
私は、その道を左に曲がるので
誰も曲がらずに真っすぐ歩いてくれ
と願っていたら、その内の一人が
左に曲がりました。
うぁ~、急いで怪しまれない方法を
と思いカバンの中をゴソゴソしながら
歩いていたのですが、後ろを振り向いた
その小学生からすれば
カバンから何が出るんだろうと
恐怖心一杯だったかも知れません。
彼も又、逃げ去るように走り出しました。
結局、カバンの中からコンベックスを取り出した頃に
現場に到着したので、道幅を測る仕草と言うよりも
本当に測っていたのですが
それを遠目から振り返っていた彼からすれば
どのように映っていたのかは不明ですが
無実を証明するための表現
私はあなたに敵意はありませんと言うことを
表現する方法、一体どうすれば良いのでしょう?
カバンに「私は不審者ではありません」と
貼っておくべきか?(笑)
まさか、マンガやコントじゃああるまいし
一目で建築士と分かる何か無いのでしょうか?
地域性 その2
今回は、地域性について又別の角度から
書いてみたいと思います。
最初に私は、生まれてから30歳を過ぎるまで
その殆どを大阪で過ごしてきました
そして32歳から、ずっと丹波で暮らしています。
つまり純粋な丹波の人ではありません
外からの目で俯瞰して丹波を見る事が出来ます。
そんな私が体験したお話になります。
丹波市は元々氷上郡と名乗っていて
青垣町、氷上町、柏原町、山南町、春日町、市島町の
6つの町から成っていました。
それら6つの町は合併して丹波市になった今も
存在しています。
緯度的に最も北に位置するのが
私も住む青垣町です。
ある時、同じ市内の方と話をしていた時に
私が青垣ですと伝えていたこともあり
会話の端々に
「青垣は、雪が降るから・・・」とか
「青垣は田舎だから・・・」と兎に角
青垣を蔑んで優越感に浸ろうとしているんです。
最初にこれを聞いた時、私はまだ若かったし
大阪から丹波に移って、余り日が経っていなかったこともあり
「何言ってんだろう? このおばはん、
丹波なんてどこも田舎で変わらんやん」
と言う感じで思っていました。
そして又ある時、同じような発言をする
方に出会った時に、どうも柏原や氷上は都会で
それ以外はそうじゃあないと言うような口ぶりでした。
きっとこれらの方は外に出たこともなく
井の中の蛙、或いは 目くそ鼻くそ
状態なんだろうと思いました。
又、このような思い込みは移住希望者の方にも
伝わることがあるようで青垣は希望から外されることも
あるそうです。
但し、何のために田舎暮らしを希望されるのか
その大意を見失ってはいけません。
外から俯瞰的に見れる目を持つ私からすれば
市内で、どこに行こうが大して変わらん田舎です。
多分、都会の方も同じように言うと思います。
確かに青垣は多少、雪が降るかも知れませんが
市内で5℃も6℃も気温が変わる訳ではありませんし
雪の降り方が50cmも変わる訳ではありません。
そして2年前に半年ほど宮崎で
仮住まいさせて頂いたことでも分かりましたが
どこへ行こうと多少栄えている場所や
そうで無い場所があることは同じなんです
それを局所的に捉えて都会だ田舎だと言っている人
の世界観が極々小さいんだと思います。
言葉の通じる限り、或いは言葉が通じなくても学べば良いし
どこへ行こうが人は順応し、都会だ田舎だと喚き散らさなくても
住めば都なんだと思いました。
今回は地域性と言うタイトルからは少し逸れたかもしれませんね。
地域性
私が住む丹波市は平成の大合併前は
氷上郡と名乗っていました。
一方、お隣の丹波篠山市は元々篠山市で
平成の大合併時に多紀郡などの一部を吸収し
そのまま篠山市だったと記憶しています。
そして丹波篠山市を名乗り始めたのは
割合に最近のことです。
戦国時代はどちらも丹波と言うエリアだった
はずですが、お隣に存在しながら
実は、地域性があると言う事を
私自身も感じていますし、
他の方も同じように感じていたと言う
話を聞きました。
このように感じていたのは私だけではなかった
と言う事です。
代表的な例を挙げます
お隣の丹波篠山市では、それぞれの工務店さん同士の
横のつながりが割と取れているのに対し
丹波市では、そのようなつながりを感じることが
あまりありません。
群れたがらないと言うか、個人主義と言うべきかは
分かりませんが、そのように感じているのです。
それが、どうした?と問われれば
それまでなのですが、このように感じているのは
私だけではないと言うことが分かりました。
他にも違いを感じることは色々あるのですが
その違いがどこにあるのか?
を考えた時に、一つは城下町であるか否かの違いが
現代人である私たちの世代の住民にも影響を
与えているのではないかと言う仮説を立てています。
仮設を立証する手立ては、今の所何もないのですが
何か紐解ける機会があるのなら、凄く面白そうです。
その仮説が正しければ、同じ元城下町であった
福知山市と丹波篠山市には、もしかしたら
何かしらの共通点があるかもしれないですね。
お金で買う
何とも当たり前のようなタイトルですが
とある賞のことです。
今や誰もが知る「グッドデザイン賞」ですが
これ意外にお金が掛かる賞なんです。
先ず応募するために費用を払います。
ここまでは殆どの賞レースでは当たり前のことなんですが
違うのはこの先
更に二次審査に進むと又そこで審査にお金が掛かり
入賞したら入賞したで
入賞作品の展示のために又お金が掛かり
そしてグッドデザイン賞のあのGマークを使用するのに
又お金が掛かるという
正にお金で買う賞と言っても過言ではないほど
お金の掛かる賞なんです。
なので個人で応募できる人は
よほど、名誉が欲しいか懐に余裕がある人
と言っても良いのではないでしょうか?
このように書くと賞を取ったことも無い人間が
拗ねているように思えるかもしれませんが
そのように捉えられても仕方がありません。
只、オリンピックと同じように
有名が故に、お金が掛かりすぎるのも
本来の目的を見失うことになり兼ねない
と言う事の危惧もしています。