兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所
兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

倫理観とは?

3連休も終わり、世間も平日モードに戻った事でしょう。

結局、ずっと平日モードでしたが、そんな連休中に行われた管理建築士及び開設者を対象にした講習会が神戸で行われました。

私共のように小さな設計事務所の場合、管理建築士即ち開設者である場合が多いのですが、建築士法では開設者と管理建築士が同じでなくてもいい事になっています。

つまり管理建築士は建築士資格が必要ですが開設者は有資格者である管理建築士を別に置いていれば、無資格者でもなれるのです。

まあ、そんな事はさておいて、姉歯建築士の偽装事件以降、モラルの崩壊?等と言われそうな建築業界ではありますが、この講習での、合言葉は建築士の倫理観でした。

数時間単位で協会のお偉い講師陣が入れ替わり立ち代り夕方までみっちりと設計事務所の業務のあり方や、建築士法の改正点、トラブルが起こった時の為に・・・などと言った内容の話がされましたが、そんな中どの方も、必ずと言っていいほど姉歯事件についてのコメントが二言三言あったのですが、どうやら協会内部では当該事件を例に挙げ、建築士の倫理観に訴えかけようと言うのがテーマになっていたようでした。

まあ、当然の事ではあるのですが倫理観が崩壊すると目先の利益に目が行って、金儲けだけが目的となってしまいます。

我々が設計する住まいの中では人の生活が営まれます、そして時には災害から命を守るシェルターとして機能させないといけない時もあると言う事を肝に銘じ、普段から厳しい目で持って自分をコントロールしないといけないと言う事を再度確認した気がしました。

それにしても、朝9時に神戸は早すぎるよ~。

次回からは会場も少し考慮して欲しいものです。神戸だけが兵庫県ではないのですから・・・。