兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所
兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

棟上げ

今日は、今月2軒目の棟上げと言う事で「綾部の家」の現場へ

他の事務所は、どうされているのかは分かりませんが、私共では基本的に朝、職人さんが仕事を始めるのと同時、(遠方の場合は少し遅くなる事もありますが)に現場に入るようにしています。

何故かは分かりませんが、こんなおめでたい日に、夕方にちょっとだけ行って「おめでとうごうざいます」と言うだけでは、もったいないし、図面と言う二次元の世界から三次元へ、建物が立体化する様をやはり確認しておきたい事や少しだけ福を分けて頂けるような気もするので、出来る限り、1日立ち会う事にしています。

さて、そんな、おめでたい大安の今日の天気は「晴れ」と言いたい所ですが午前中一杯、現場周辺は深い霧の中。

まあ、でも霧の出る日は殆ど晴れの日なので、今か今かと青空を期待していましたが、結局、お昼12時前にようやく西の空からかすかな青空が出てきました。北近畿は日が差さないと流石に寒いです。

棟上げ3

霧の中の現場はこんな感じです。

で晴れてくると、抜けたような青空

棟上げ

 

そんな青空も、この季節あっという間に暮れましたが、何とか屋根の7~8割方、蓋が出来た所で式典に移行。明日も好天らしく何とか雨に降られずに済みそうなそんな現場は来年、桜の季節に竣工予定です。

棟上げ2

又登場しましたが今回の現場も登り梁構造ですが、この住いでは上下階での柱の通りも良く、シンプルなプランゆえ、構造的にも非常に整合性の高い物となっています。

今回は、全て手刻みとあって、良く見ないと分からないのですが、職人さんの手仕事の跡(気遣い)が随所に散りばめられている、良い仕事です。

棟梁も若手職人に対し、「(材料に)傷をつけるなよっ!」と発破を掛けられていたのが印象的でした。