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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

高低差のある土地に住まいを考える場合

近頃、「土地が見つかったら設計をお願いしたい」と言う有難い、問合せが立て続けに数件入っているのですが、所がこの土地探し意外と簡単ではないようですねー。

長いケースでは2~3年と言うスパンもあります。

私達、設計者との住まいづくりにおいては出来れば土地を購入する前に候補地を見させて頂けますとより適切なアドバイスが出来ます。

と言う事でその一例を紹介

安息角1

道路や隣地よりも購入予定地が高い位置にある場合

地面は粘土質の場合、砂質の場合(これらをまとめて土質と呼びます。)等様々ですが、普通にこれらを盛って山のようにしようとすると切り立った崖のように垂直には、ならない事ぐらいは容易に想像できる事でしょう。山の裾野の状態を想像して頂くと分かるように裾野が広がっている状態が力学的に一番安定している状態と言えます。この角度の事を安息角と言い、土が自然に崩れ落ちる事のない角度です。土質によってこの角度は変わるのですが最小角は30°とされています。

さてここからが本題になりますが、このような土地に住まいを考える場合、その基礎は最低安息角30°よりも深い位置(図中水色斜線部内)にその底盤が埋まっている必要がある訳で、敷地の有効利用を考えて出来るだけ隣地や道路寄りに建物を建てようとするとそれだけ深い基礎が必要となる訳でコストに影響を及ぼす事になります。

又、逆に一般的な平地に建てる基礎と同程度にしたいなら、それだけ建物を後退させる必要があり、敷地の中で建物を建てられるスペースが小さくなる訳です。

但しコンクリート擁壁等を設けるなどする場合は必ずしもこの通りではありませんが、そうするにも、それなりにコストがかかる訳で、結局コストバランスをどう考えるかと言う事が重要になる訳です。