兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

御風呂考

 本題は下の文字色が黒に変わった所からです。

あなたは休日をどこで過ごしますか?わざわざ高いお金を払って遠くまで疲れに行くような事をしていませんか?例えば、住まいがそのような、くつろぎの場であるなら、いかがですか?

私共では五感を高める木心地の良い空間の創造と提供を目指しています。そんなわくわくするような住まい、一緒につくりませんか?

一緒につくり上げる喜び、楽しんでみませんか?

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御風呂考

前回は家風呂の歴史を少し見てみましたが、それでは具体的にどんな御風呂があるのでしょう。ほんの数例ですが写真で見てみましょう。

御風呂T

最上段、写真は脱衣場が手前で戸の奥にあるのがユニットバスです。システムバスと表現している場合もあります。厳密に言えば少し区分けしてあるのでしょうけども、ここでは取り分けユニットバスと言う表現でまとめさせて頂きます。FRPと言う水や衝撃に強い、強化プラスチック素材で殆どが構成され、防水、保温性に優れる特長をもっています。内部の仕様についても各メーカーから様々な物が販売されています。ただFRPの薄い板で箱を作らなければいけないので開口を自由に設けにくいなど様々な制約を受ける事もあります。個人的にはその中身が、どのメーカーも殆ど代わり映えしないのが少し不満ですが、メンテナンスは比較的楽に行えるでしょう。入浴時に天井や壁面に水滴がつく場合は壁面に御湯をかける等して、室内温度に近付けてあげるといいでしょう。

 

御風呂A

二段目、ハーフユニットバス。浴槽の高さから下の部分がユニットになっている物で、上半分はつくり付けの御風呂と同じで、自由につくれます。写真は桧板を壁に張っています。防水性も気になるが御風呂にこだわりたい場合はこのような御風呂はいかがでしょうか?窓を換気効率良く設けておけばメンテナンスも比較的楽に行えると思います。

 

御風呂M

三段目、造り付け風呂(木製の浴槽)。御風呂好きの人には目の無い理想の御風呂と言えるかもしれません。雰囲気、香りどれをとっても抜群ですが、使用後の風通しを良くしておく等メンテナンスを考えてあげる必要がありますが、設計上の配慮で、その辺り、カバー出来ます。

                

御風呂O四段目、造り付け風呂(人造大理石の浴槽)。壁や床をタイル貼りで仕上げ、浴槽を埋め込んだ例。以前の住まいではこう言ったつくり方が主流でしたが、防水性やタイル目地へのカビの発生などメンテナンスの問題もあり、毛嫌いする方もいらっしゃいます。

 

三段目、四段目の作り付けの御風呂の場合、自由度は非常に高く、こだわりをもたれる方にはお勧めですが、水周りですのでメンテナンスも発生しますので、ご自分のライフスタイルやコストに合わせた形を選択して下さい。コストについては触れませんでしたが特別なオプションを何もつけなければ、将来性も見据えたライフサイクルコストはユニットバスが安くなるとは思いますが一概には言えません、陳腐化するという事、サイズや仕様、窓の大きさ、などに比例して徐々にコストもアップしますのでその時その時で検討してみる必要があります。

最後に、私共では作り付けの御風呂の場合注意している事があります。それは天井を水平に張らないと言う事です。天井についた水滴をスムーズに排除するために、必ず少しだけ傾斜させて水を流す設計にしています。