許容応力度計算詳細計算法
この春より、許容応力度計算ソフトを導入しています。
実は、許容応力度計算には一般法と詳細計算法と言う
方法があります。
そして何を隠そう、非公認ながら恐らく
日本で一番最初に許容応力度詳細計算法による建物を
設計し、そして実際に建築したのは私たちのグループ
だと確信しています。
およそ20年ほど前に詳細計算法が発表された当時
私は近畿大学の村上先生が主催する構造道場に
通わせて頂いていたのですが、その流れで
丁度、近畿大学で実験住宅を建てる予算付けがされた
とのことで、1棟の実験住宅を建てました。
今は現存していませんが
その時のグループで私が基本設計を担当し
もう一かたが詳細計算に依る構造計算を担当されました。
詳細計算法と一般の方法との違いは
腰壁や垂れ壁などの雑壁を耐力要素として見込むことが
出来ると言う違いがありますが
釘を打つピッチ等に依って強度が変わるため
管理が大変とのことで、世間ではそんなに
普及していないと言う現状があります。
まあ、そのソフトでも
詳細計算法での計算が出来るみたいですので
一度、シミュレーションしてみようと思います。