ハイテクとローテク

アリダード

世の中には、ハイテクな製品や機器が溢れています。

しかし、もし、そのような機器や製品が故障した場合、皆様はどうされますでしょうか?

買い替えるのか、或いは、修理して使い続けるのか

もし修理して使い続ける場合、最初から専門業者に任せるのか、一旦自身の手で直せるか探ってみる?

先日、公民館での集まりの際にトイレの水が流せないと言うので、村では建築担当になっている私が一旦、原因を探ることにしました。

タンクがあるタイプの便器なのでタンクの蓋を開けて、水を流すレバーを捻るも水は出ませんでした。

タンクの底を見てみると、なにやら金属が落ちています。

レバーとボールタップ弁を繋ぐチェーンが外れ、タンクの底に落ちていただけでしたので、

チェーンを拾い上げレバーとボールタップ弁を繋ぐと、見事に水が流れるようになりました。

これは便器が非常にローテクな構造であったために直せたことですが、現在のハイテクタイプの便器だったとしたら

おそらく私の手では直せなかったと思います。

以前、事務所のトイレのタンクの蓋を開けた所、既に私の見知る構造では無かったため、下手に触ると壊してしまう可能性があり

それ以上、触ることを止めてしまいましたが、タンクレスタイプのトイレなら、もはや覗き込むことが出来るタンクさえありません。

このように考えると、必ずしもハイテクが良いと賞賛ばかりしていられません。

そしてハイテクな物って意外に寿命も短く、ローテクな物は寿命が長いこともあります。

ハイテクとローテクの使い分け、

皆さんなら、どこまでハイテクを求めますか?

写真は平板測量に用いるアリダードと言う機器です。

赤丸の穴から対側にあるワイヤーを目で見通した延長線と、測量ポールの足元が一致することで

測量点の方向を定めると言う非常にローテクな物で、精緻な測量に用いられることはありませんが

おおよその測量は出来ます。

おそらく伊能忠敬は、このような仕組みを利用して測量していたのではないかと思いますが

精緻な測量では、赤外線を飛ばして受信機との間でレーザーをやり取りして距離と方向を決めます。

最も、正確な値が求められる測量ですので、後者のレーザーによる方法が良いに違いありません。

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リノベの勘所 第7話