兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

朝霧

そろそろ、朝起きるにも勇気のいる寒さとなって来ました。ここ丹波ではこの時期、天気がよくなる日は周囲を朝霧に包まれ、まるで寝ぼけ眼のその目には、「ああ、今日は曇りかー」と思わせるように太陽や視界を遮り、辺りを白く支配します。そしてこんな朝は、とても寒く、時には視界100メートル位に濃くなる事もあり、朝昼の温度差がとても大きくなります。今朝、目を覚ますと体の右半分に掛布団、左半分に毛布と言う昨夜寝た時の重なりとは違う器用な布団のかぶり方のせいで、寒さを感じ目を覚ましたのですが、この温度差が丹波特産の農作物の味を引き出すのだそうですが、もう一つ美しい紅葉もお目にかかることが出来る様になります。 私が住む、丹波市青垣町には紅葉で有名な高源寺と言うお寺がありますが、この時期観光バスが群れを成し、あちこちから人が訪れます。先週、横を通ったついでにお寺の近くまで行ってみましたが、未だ3分程度の紅葉かと判断しましたが、もう少し朝昼の温度差のメリハリがはっきりしないと色付かないかなと思います、また近い内にネタ探しついでに行ってみようと思います。

さて、先日は地域の方々と山に張ってある電柵の撤去作業を行いました。新たに業者が柵を作るための下作業で、その撤去と整備は地元の仕事と言う事で約半日の重労働で少々、筋肉痛。久々に近くの山に入り、その現状を間近で確認しましたが、おそらく森林ツアーなどで入る山とは違い、樹齢の割には径の細い桧と昨年の台風により小規模ながら影響を受けたのであろう倒木が放置されたままです。普段遠目に眺めている分には、何の影響も受けていないように見える山だったのですが、内部に入ると影響を受けていない殆どの木々の間に横たわるように倒れている木々、ああなってしまうと全面的に被害を受けた山よりも余計に、周りに生きた木々が残っている分、処分の仕方が難しくなり、放っておくしか無いと言うのが現状でしょうか・・・?

電柵撤去により新たに柵が作られるまでの間は山との行き来が自由になったと言う事であり、鹿やイノシシからの農作物被害が予想される訳で、農家(幸いうちは農家ではありませんが)では早急の対策を講じる必要があるようで、早速昨夜も近くから鹿の鳴き声が、「電柵、撤去ありがとう」と語っているかのごとく、聞こえていました。