兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所
兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

本当に便利なのか?

先週、家の者が数日家を空けることがあったので、久々に台所に立つ機会が続きました。

と言いましても忙しい中、食べる事は二の次になりがちで、インスタントやレトルト食品についつい手が出る始末。

所が、いざ開封して調理すると気になるのはその包装のご丁寧さ。出るわ出るわでビニール系のゴミがあっという間に増えてきます。

私が住む丹波ではゴミの分別収集は都心部に比べるとかなり細かいのでは無いかと思うほどうるさく言われますし、食品トレーに使われている発砲スチロール系のゴミなども綺麗に洗って出さないと持って行って貰えませんし、ゴミ袋は全て市指定の透明の物で名前記入は義務化され、おまけに高い。(10袋入りで1000円、びっくりです。)

時々、このブログにも登場する「香住の家」の打合せなどで当地を訪れスーパーで買うお弁当もスパーのゴミ箱にはお弁当の入れ物は洗ってから出すように書かれています。従って食べ終わってもそのまま捨てる訳には行かず持って帰る事になりますが持って帰っても、捨てるについては同じような厳しさが付きまとうのです。

このように環境に対する取り組みは川上である田舎の方が進んでいるのかも知れません。私が数年前まで住んでいた大阪の豊中や大阪市ではもっとルーズなゴミの出し方でしたから、今も変わっていなければ取り組みに対する比較は雲泥の差となります。

元来自然環境のいい所だからこそ、その意識も高いんだと思いますが、問題は都会からやってくる観光客、都会と同じ気分でコンビニのゴミ箱にぽいっと捨てると困るのはコンビニで働く人々です。確かに何もかも行政がやってくれる都会とは違って田舎では自分達でやらないといけない事も多い分、心掛け一つでそれが即結果となって目に見えるのは効果的かもしれません。

もう少し、便利すぎるこの暮らしを見直してみるといいかもしれませんね。