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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

あたたかな木の住まいづくりのために ~マンション編 part15~

3月も今日で終わりですね、あっという間に1年の1/4が過ぎてしまいました。 さて、マンション編としてスタートしました当企画ですが15回の更新を数える事が出来ました。

月に5回、ほぼ週に1回程度の頻度となりましたが、「マンション編」と題しては今回までとさせて頂きたいと思います。

明日から4月、新年度スタートと共に一般住宅もマンションも含め「住まい」を全て包含する形で引き続き、発信して参りますのでお付き合いの程、宜しくお願い致します。

マンション編の最後は「音」の問題です。

最上階の場合は上階からの音を気にする必要はありませんが下階へ音を伝えていることを気にせずにはいれません。又最下階や中間階の場合は上階の音が気になることがあるかもしれません。

振動音ですので完全に無くすることは不可能ですが軽減することは可能ですし、又少しの気遣いと少しの我慢が御互いが、より円滑に生活をするためには必要となります。

床の構造としてはコンクリートに直接床材を張って仕上げる方法と、二重床にしてコンクリート床との間に少し空間をつくる方法があります。前者の方が断然コストは安くなりますが音の問題を解決するのはやや困難です。この場合、防音対策を講じるには、フローリング自体に遮音性のある物(裏にクッションとなる材を貼りつけた物)を使うのが最もポピュラーですが、柔らかすぎる歩行感覚が微妙ですし、少し違和感を感じるかもしれません。

又、後者のように二重床にする方法では床下の空間を上下水道の配管スペースや電気配線スペースとして使うことが出来ます。この方法で防音対策を講じるには床を支える材料や床の構成に頼ることになりますが、選択する材料によって結構な金額になってしまいますので、どの程度まで音を低減すべきかを十分に検討した上で採用されるべきかと思います。

写真は、昨年マンションリノベーション工事の際に採用させて頂いた床を支える材料です。足元はゴム製、胴の部分は樹脂製でネジがついているので、ここで高さを調整することが出来ます。頭の上には合板を載せるので、それを受けるためにパーティクルボードを切ったような物が設けられています。これを幾つも敷き並べて床を支えています。

頭が大きくて不安定に見えますが、ゴムの部分が結構重たいので簡単に倒れる事はありません。

床束