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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

電気配線とケヤキの敷台

夏の暑さが戻って来ました。

でも朝夕は涼しいので簡単に脱ぎ着出来る上着があれば万全なのですが、でもこの時期って直ぐに過ぎ去り、やがて冬の寒さって感じなので、合物の服って意外に持ってないんですよね。

さて、そんな今日は2週間ぶりの週末の現場打合せの「宍粟市山崎町の家」の現場です。

今日の主題は外壁の色候補を決める事。従がって住まい手さんにもご参加いただきましたが、難なく色候補も決まりました。

又2週間後に、見本が吹き上がるのでその時に本決めです。

実は色の選択って、難しいんですよ。
色見本って数センチ程度の大きさで、又つるっとした若しくはマットな場合もありますがそんな表面の見本の中に無数にある色数と、実際の外壁材とはテクスチャーも違います。

そのような条件から実物のスケールとテクスチャーを想像し候補を選択するのですが、思うような色サンプルが出来上がって来ない事もあります。

幸いにして、過去の現場で作ってもらったサンプルを沢山ストックしておりますので、もしお好みの色に近いイメージがその中にあるようでしたら、その中からひとまずイメージして頂くと言った方法をとることもあります。

で、実際に現場で色を見ると、陽射しが当たっているか否か、近くで見るかちょっと引いて見るか、ぱっと見た瞬間の印象と、暫くその色を見続けた感じで、同じ色でも全然違って見えます。

ですから、色を選ぶ時って、ぱっと見た瞬間の印象を大事にする事、それでも決まらなければ長時間見続ける事は避け、一旦見る事を止めて5~10分間程度違う作業をするなどしてから、もう一度見直すなどして新たな気持ちで決める事などする方がいいのではないでしょうか。

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と、主題とは違う所で長々と書き込んでしまいましたが、現場では2階のフローリング施行に先立ち、電気配線が先行して施行されていました。

通常、1階に天井を張る仕様の場合は、その天井裏に施行する仕様で良いのですが、生憎、ウチの仕様って天井を張る個所が少ないんです。

ですので、電気の配線は自ずと2階の床下になる訳です。

写真の上の方は既に床のフローリングが施行されています。手前がこれから施行される部分。

配線の下に既に施行されている床板は剛床(ごうしょう)と言う仕様にするために棟上げ時に既に施行されていた28ミリの厚い床板です。

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で壁際を見るとこんなに沢山の配線が隅々に行き渡りコンセント、照明のスイッチ、テレビなどなど、床や壁が仕上がるとこれらは全く見えなくなりますが、これらが無ければ私たちの生活は成り立ちません。
まるで体内の隅々に血を運ぶ血管のようにも見えてきます。

さて、打合せも、一段落。

場所を移し、ご主人待望の玄関敷き台を極秘ルートを使って超格安で入手。R0016553c

耳付きのケヤキです。

キッチンカウンター(下写真)に続き、耳付きの厚板。
仕入れ3

なかなかの物ですな~!