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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

ベタ基礎は湿気る?

「何で、1コ1コなんだろう?」
いやいや、1つずつでも、確実に結果を残している、あなたは素晴らしい、ですよ!

もちろん、バンクーバーオリンピック女子モーグル、上村愛子さんの事です。

私達凡人にはコツコツやっても結果が伴わない事なんてしょっちゅうなんですが、一つずつでも確実に上に向かっている、しかも4年と言う長いスパンを通して凄いとしか言いようがないですね。

見習いたいものです。

さて、ここからが本題

「ベタ基礎は湿気るからなあ」と言う話を聞いた事があります。

「何で・・・?」
正直、理解不能でした。

その方曰く、コンクリートに含んでいる水分が蒸発する時に湿気を家の中に発散してると言うのです。

ますます???

じゃあ、実際どうなのか?

私的見解では、逆です。湿気ない、むしろ乾燥すると言いたいです。

根拠、住まい手へのアンケート調査で伺った内容から
木で出来たおもちゃの車のタイヤが前の家では(多分湿気の影響で)動かなかったけど、新しい家ではそれが動くようになった。

他にはヒアリング結果から、喉が渇きやすくなったと言ったお話も聞いた事があります。

そして数値的な参考値も入手出来ました。布基礎仕様の住まいに比較して、相対的に湿度で10%以上も低いと言う結果が出ています。

もっとも同じ室内条件での比較ではないのでこれだけを根拠に結論付けるのは危険ですので、もう少しサンプルが必要な所ですが

ベタ基礎の場合、コンクリート自体の透湿性が低いと言う事もありますが、0では無い事を鑑みると、恐らくコンクリートの底に敷く防湿フィルムの影響も大きいのではないかとも考えられますが、さてこのフィルムは薄い物ですので新しい内は、問題ないと思うのですが、土中にあるために経年の劣化による影響は如何なものか?と心配したくなる所です。

しかし、私共では新築の場合、この仕様での問題は今現段階では起こっておりませんので、経過観察している状態です。

所で、住宅性能表示の床下の防湿措置の項目をみてみますと

基礎断熱工法以外の場合は
厚さ60?以上のコンクリートを打つか厚さ0.1?以上の防湿フィルムを敷く、若しくは前記の2項目同等の防湿性能を有する材料で床下を覆うと言う風になっています。

と言う事は60?以上のコンクリートを打てば防湿フィルムは要らないと言う事ですが、まあフィルム1枚敷く、くらいの手間は掛けましょうよ。

勿論、この基準は軽くクリア出来る仕様の床下環境をつくっていますので、その点は心配ないのですが、そこだけで住まいの性能が決まる訳ではありません。

住まいづくりにおいて注意すべき個所はまだまだ山のようにありますので又追々と綴ってみたいと思います。