御裾分け
本日は、只今計画中の住まい手さんをご案内し、
既に建っている住まい手さん宅を訪問させてい
ただきました。
お庭の新緑がとても元気で鮮やかな緑がこれか
らの季節を楽しませてくれそうな雰囲気に育っ
ていました。
図面を眺めているよりも実際に建っている建物
は、かなり雰囲気が掴めるので参考にしていた
だく意味が大きいと思っています。
このようにして住まい手さん同士にもつながり
が出来て輪が広がると我々も嬉しくなります。
家づくりって敷地を取り巻く環境や条件によっ
てケースバイケースなので、その場に応じた回
答があってしかるべきで折角、注文建築でつく
るのだから人と同じで無くて参考にはするけど
もオリジナルの方が意味があると思うんですよ
ね。唯一無二と言うべきか、なのでこれまで設
計させていただいたお住まいに二つとして同じ
家が無いのは当然のことなのですが、それぞれ
に、そのお住まいの特徴が現れています。
写真は、勢いよく土の部分を飛び越えて舗装部
分にはみ出した、今日見学させていただいたお
住まいの植栽です。舗装部分との対比が良いな
あと思い1枚撮らせていただきました。
塀の足元を少し透かしていたのは、このような
狙いがあったのですが、道路を歩く人やご近所
さんにも緑を御裾分けしてくれています。
何故、中庭だったのか?
答えは、私だったらこんな景色を見て暮らし
たくなかったからです。とまあ唐突に始まっ
た今回のブログですが、エコハウス大賞とは
又別のコンテストにおいて審査員から「車庫
や塀が景色の邪魔をしている、もっと景色を
生かした設計を心掛けるべし」と言う辛辣な
コメントがあったのと時々、何故中庭にした
のか?と言うことを尋ねられることもあるた
め、それらへの返答としてここで記しておき
ます。
もっとも審査員はこのロケーションを知る由
もなく田舎イコール延々と長閑な景色が広が
っていると言う固定概念に捉われた発想でお
話をされているとは思いますが、目の前のこ
んな景色をずっと見せられていては落ち着い
て生活出来る訳はありませんよね。
そのことの説明が不足していたのは私の落ち
度になりますが・・・。
写真の方向は南面を写したもので、道路の向
かいには2階建てのアパート(写真の茶色い建
物)があります。西側には某企業の社屋、東
側は分譲地でこれからどのような建物が建つ
のか想像が出来ません。唯一開けているのは
北側の景色です。
上手く見たくない物を隠せたことが分かるの
が最後の写真で、その前の写真には、それを
隠したことによる内部から景色が望めます。
寛容な気持ちで
先日、中庭のある家に御伺いしてきました。
車庫には車が止まっていなくて、2台ある車
は何れも敷地内ではあるけども、車庫の外に
あり、「あれ?」と思ったのですが私も車を
降りて家に近づいてみると納得でした。
何だか、分かりますか?
車庫の床には大きめの段ボール箱も置かれて
いました。車庫の中を見上げると梁には泥の
塊のような跡が3カ所ほどに、そうです、田
んぼに水が入りだすとツバメが巣を作るため
の場所を求めて飛び回るんです。
で、3カ所の内の1つが実際に巣として使わ
れていたようですが、既に巣立ったらしく、
ひな鳥は居ませんでした。
これまでにもオープンな車庫は何棟も設計さ
せていただいていますが、殆どの皆さんは寛
容な心で巣を作らせてあげています。
昔からツバメと人間の生活は身近な場所にあ
ったようで、ツバメが巣を作った家は栄える
と言う話さえ聞いたことがあります。
ツバメは人間の生活する近くに巣を作ること
で外敵から身を守ることが出来、又ツバメは
田んぼの害虫を食べてくれるので、昔は、
WIN WIN の関係が成り立っていたようです。
こうやって巣を作りに来るのは本物の木を使
っているからであって、工業製品で覆われた
家ではツバメさえ寄って来ません。
本物の証であることを実感していただき、寛
容な気持ちで対応されている住まい手さんの
優しさを毎回感じます。
木の家を選択される殆どの住まい手さんは、
皆さん心が広くて生活を楽しまれているよう
に感じます。
分譲宅地情報をリンクに加えました
「中庭のある家」が建つ隣にある分譲宅地
「VITALO KAIBARA」の情報が公開されて
いますのでリンクページに加えています。
VITALO KAIBARA ウエブサイト
https://vitalo.hikami-co.jp/
文化の薫り高い丹波市柏原町の中に生まれ
た新規分譲地です。学校、病院、文化施設、
駅、スーパーどこへ行くにもほど近くにあ
りながら幹線道路からは少し離れているた
め、交通量も少なく静かな環境です。
丹波での新しい暮らしを叶えるには、ぴっ
たりの場所です。
ウェブサイトもこれから情報が更新され充
実していくことと思います。
興味のあるかたは是非、覗いてみて下さい。
見学会御礼
終末、21日、22日の2日間に渡り丹波市柏原町にて
「中庭のある家」の見学会を開催させていただきました。
初日は雨が降ったり、一瞬晴れ間が広がったり、
又曇ったりの山の天気と呼ぶべきか日本海側の冬の
天気と呼ぶべきか、何とも言えない初日でしたが、
2日目は一転、絶好の行楽日和でポカポカの一日でした。
2日間に渡り、多くの方にお越しいただき、
色んなお話をさせていただいたり、
御伺いさせていただいたり、
楽しい両日となりました。
お越し下さった皆様には
改めまして、足をお運びいただきまして、
どうも有難うございました。
見学会の終了後には、住まい手さんにお越しいただき、
御引き渡しをさせていただきました。
私が、初めて敷地を拝見させていただいたのが
2021年の12月、年末差し迫った頃だったと記憶しています。
今の敷地の状態は、その頃の面影もありませんが、
それもそのはず、隣接する分譲宅地と共に
これから敷地の造成が始まる前の段階でした。
お住まいの計画自体は1案目に提案させていただいた
内容から殆ど変更も無く、そのまま建っています。
2022年9月にようやく隣接する分譲地とともに造成が完了。
確認申請や長期優良住宅の申請を順調に済ませ、
着工前には工務店さんの御案内で住まい手さんも一緒に
高知県馬路村まで木材の見学に行かれました。
家の中には、その時の木材があちらこちらに使用されています。
そして今年1月からようやく建物の着工となりました。
住宅部分と車庫部分は完全に別棟ですが、
その配置に工夫を凝らし中庭を挟む形で
お互いが一体化するように見えます。
2日間に渡り、快くお住まいをお貸しいただいた
住まい手さんに感謝し、一先ず形としては
御引き渡しとさせていただきましたが、
住まいは完成して終わりでは無く、
実際に住み始められてからも
つながりは継続して参ります。
毎回思うことですが、
頻繁に通っていた現場に赴く頻度が圧倒的に減ってしまうため
名残惜しい感じはします。
但し、ここからは住まい手さんに
バトンタッチをし、
家を更にご自分達のスタイルに合わせて
育てていただけると思います。
100%
本日、中庭の家のソファのクッションを
納品していただいて100%完成と言える
状態になりました。
後は椅子が入るとぐっと現実味が出そうです。
どのスイッチを触ると、
どの照明が付くのか、図面には描いてあるのですが、
スイッチの場所に行くと図面で確認するよりも、
実際にオンオフして点けてみる方が速いので、
いつもそうなります。
スイッチの所にネームを入れていただく
ケースもありますが、わざわざネームを
見るよりも、やはり実際にオンオフしてみる方が
速かったりしますし、その内慣れてくると思います。
スイッチの種類によってはネームを
入れられない又は入れ難い物もあります。
当事務所ではシンキンプレートの
フルカラースイッチと呼ぶ比較的昔から
変わりのないベーシックな物を使います。
朝鮮張り
朝鮮張りとは、フローリングの張り方の方法で、
比較的短い材料を大引間等に直交するように
張る張り方となります。
何故、このような張り方をするのか
はっきりしたことを存じ上げないのですが、
恐らく長い材料が確保できない中で
生まれた張り方だと推測します。
又、何故この張り方を朝鮮張りと
呼ぶのかも不明ですが、
もしかしたら韓国と北朝鮮が統一されていた
時代の建物では、この張り方が
一般的だったのかもしれません。
この張り方だと材長1.0~2.0m程度の
長さしか獲れない樹種であっても
床板として成立します。
今回、紹介させていただくのは
「中庭のある家」のエントランス部分に
張った天井板で、
1間ごとに構造体である梁が
天井板と直交するように横断します。
天井版の朝鮮張りと言えると思います。
天井に使った材は杉板なので、
もう少し長い材料を確保することも
出来るのですが、天井高さを
ある程度確保したい部分でもあり、
この張り方を選択しています。
最近はヘリンボーン張りと呼ぶ張り方も
人気があるようですが、ヘリンボーンとは
ニシンの骨と言う意味も持つようです。
フローリングを斜めにジグザグさせて張るため結構な
手間が掛かりますが、綺麗な柄が人気でもあります。
中庭のある家
次週末に見学会の予定をさせていただいています
中庭のある家ですが、
既に内部の清掃も終えて
いつでも見ていただける状態である
と言いたい所ですが、
未だソファのクッションが納品されておらず、
完成度で言うなら98%と言った所です。
そんな現場に足を運べる回数も
残り少なくなってくると、
私個人の気持ちとしては、
少し物悲しい感じがするのですが、
住まい手さんにとっては、
ワクワクされているのではないか?
と思うと、引き渡し後は
バントタッチさせていただく
感覚になるように気持ちを
コントロールしています。
さて、そんな先日はテーブルの
納品をしていただきました。
置き家具をいつもお世話になっているのは、
ARIA さんです。
秋の陽射しが差し込む室内に
置かれた丸いテーブルは
デンマークのデザインで
脚の木口が天板と同じ高さに揃って見える
珍しいデザインです。
椅子の納品までは、
もう少し時間が掛るようですが
セットになった時の姿を想像すると
にんまりしてしまいます。
さて、見学会の御予約状況ですが1
0月13日午後6時の段階で、
10月21日(土)は、ほぼ御予約が
埋まっております。
10月22日(日)は未だ空きが
ありますが、少しずつ御予約を
いただいている状態です。
詳しくは、こちら から状況を
御確認下さいませ。
宜しくお願い致します。
造園工事
10月になり、めっきり秋っぽくなってきましたが、
同時に中庭のある家では造園工事を
進めていただいています。
つい先週まではガランとした中庭でしたが、
植物で密度が高まり引き締まった感じと
高級感が増した気がします。
その合間を縫って、私は庭園灯の位置を
決めるために家の中に入ってみたり、
庭に出てみたりを
何度となく繰り返していました。
とある著名な建築家が造園工事の費用が
でない仕事は請けないと仰っておられましたが、
家の中から庭を眺められるようなプランだと
家と庭はセットになって成立すると言えます。
元来、自然と共に生きてきた人間にとって、
やはり自然に近い環境が身近にあると
リラックスした気持ちになると
言るのではないでしょうか?
風で葉が擦れ合う音や、
実のなる木を目当てにやってくる
小鳥の鳴き声など、
森のコテージなどに泊まった朝を
迎えたようで実に優雅です。
中庭のある家 あと一息
中庭のある家の現場も、
あと一息と言う所まで来ています。
内部では大工工事はほぼ終わり、
建具、家具の搬入取付、
そして外部の外構工事と造園工事を
残すのみとなっています。
只、未だ床には養生のためのシートが
敷かれているため家の中に入っても
全貌までは分かりません。
何となく感じがつかめるように
なってきた部分のみを少しだけ
紹介させていただきます。
外部のデッキが出来上がり、
植栽が加われば目指すべき姿になります。
中庭に面する大きな窓のある室内。
床の養生に加え窓ガラスにもシートが
貼ってあるため現段階では
外の景色が全開とまではいきませんが
シートが外れれば開放的な空間になります。
色は第一印象で決める
「Courtyard house in Tamba」改め「中庭のある家」
の現場では、内部の大工工事は終えて、
外構工事を残すのみとなりました。
内部では内装工事が始まり完成まで、
あと一息となっています。
間もなく完成見学会の告知を
させていただく予定です。
外壁の色選びの時にも触れていたかもしれませんが、
住まいづくりでは色の選択に迫られる機会が
何度かあります。
私の持論は、「色は第一印象で決める」です。
幾つもの似通った同じような色ばかりの見本の中から、
一つを決めて下さいと迫られても、
どれにして良いかオロオロすると思います。
どれにしようか?と見本をずーっと眺めていると、
どんどん色の違いが分からなくなり、
どれも同じ色に見えて益々決められなくなります。
なので、第一印象が重要になります。
既に何度か書いたことがあるかもしれませんが、
当事務所では、この色であれば、どれを選んでも
先ず失敗することはないであろうと思われる幾つかの
候補を選択しておいて、
この中から選んでいただくと、
ほぼ間違いないですと言う感じで
進めさせていただくことが多いのですが、
このようなサポートが無い場合、
初めての家づくり皆さんは、
一体どうやって決めておられるのか?
少し興味があります。