そう大したことでもない
前回、北海道基準って何?と言うことで
記事を公開しました。
では今回はその内容について説明します。
現在、国の省エネ基準を計る物差しとして
「Ua値」(ユーエーチ)と言う指標が使われています。
省エネ基準で最も厳しい1地域では
Ua値が0.46W/㎡K以下である必要があるとされています。
(Ua値は小さければ小さいほど性能が良いことを示します。)
じゃあ、この値を確保するのに、
物凄いことをしているか?と言うと意外にも
凄いことはしなくてもキープ出来ます。
何故そのように言い切れるのかと言うと、
当方で最近設計させていただいた住まいで
0.49W/㎡Kと言う値を確保しているからです。
1地域の基準クリアまで僅か0.03W/㎡K、
恐らく全てのサッシを樹脂サッシにしておけば
簡単に基準をクリアしていたと思います。
この時は付加断熱も何もしていません。
南面の大きな窓の性能上げたことくらいで、
あとは普段の仕様と殆ど変わりません。
(今後は当方の標準仕様も南面の窓の性能を
良くする予定です)
つまり国の省エネ基準ってそれほど高い基準ではない、
と言うことになります。
この他に最近言われるようになった言葉としては
ZEH(ゼッチ)基準と言う言葉もありますが、
省エネ基準よりも少し上の基準と
思っておけば良いと思います。
G1やG2相当などと言う言葉が出て来た時に初めて、
「おおっ」と思えるような仕様になります。
住まいづくりに使われる様々な言葉の言い回し、
その内容には凄いと思わせるようなものもありますが、
詳しいことが分かるとそうでもないんだ
と言うことが理解できると思います。
北海道基準って?
ある日、YouTubeから流れるCMを
何気に聞いていたら「北海道基準」の
断熱性能をクリア・・・
などと言うセリフが聞こえてきました。
実は、このセリフ今回が初めて聞いた
訳ではなく、以前にも違う業者さんが
CMで同じようなセリフを謳っていたのを
記憶しています。
しかし、業界内で具体的に北海道基準
と言う呼び方が存在する訳ではなく、
おそらく独自の呼び方なんだと思いますが、
ではこれ何を指しているのかと言うと、
まずはこちらをご覧ください。
リンク先は新築住宅に求められるようになった
省エネ基準の地域区分で、
地域によって求められる性能は異なります。
寒い地域ほど優れた性能を求められるのですが、
その地域を1~8地域までに分けたのが、
先のリンク先になります。
寒いとされる地域ほど小さい数字になりますが、
先に言っていた北海道基準とは、
おそらく1地域を指しているのだと思います。
では1地域に求められる性能とは何か?
を次回解説していきたいと思います。
ちなみに、私が住む兵庫県丹波市は
5地域に該当します。関西は4地域と5地域
そして6地域が存在します。