植栽工事
「9T+」の現場に植栽が加わりました。
樹種はシマトネリコですが、庭木としては比較的、
良く使われている木なので、
そんなに手間が掛かるものではありませんが、
上へ上へと延びていく傾向にあるようなので、
メンテナンスを考えるなら出来るだけ
上へは伸ばさない方が良いようです。
木も人と同じで、いきなり育ってきたのと
違う環境に連れてこられて、
その地に馴染むかどうかが分かるには一先ず、
その土地の四季を経験する必要があるようです。
水やりは、結構な量の水が必要になりますが
天候に応じて調整する必要があり、
やり過ぎると根腐れをおこして
枯れることもあるそうですし、
水が足りなくても枯れることがある、
生き物を育てることって、やっぱりデリケートですね。
玄関戸が入りました
「9T+」の現場では外部の焼き板張り作業も
ほぼ完了し、メインは内部仕事へと移っています。
そんな中で、待望の玄関戸が先週末に
取り付けられました。
今回、初採用させていただいた既製品の
高断熱玄関戸は断熱性も良さそうですが、
気密性も高そうで戸を閉める際の力加減が
どの程度必要になるか、全体が完成した時に
判明しそうです。
玄関戸に関しては、これまでは建具工事で
一品製作していただくことが多かったのですが、
どうしても断熱性能や気密性能に劣る
と言う欠点がありました。
そこで性能を確保しながら見た目にも余計な
装飾の無い物が現れたため採用させていただきました。
未だ養生紙が貼られているため全貌は拝めませんが、
殆ど装飾の無い建具ですので紙の貼ってある部分も
見えている枠の色と同じです。
玄関先の軒はおよそ90㎝ほど出しているため、
今日くらいの雨でしたら出入りには
殆ど問題ありませんでした。
外壁通気
最初にお伝えさせていただきます。
今日のブログは集合体では
ありませんが、そのように見える
写真を掲載していますので、
苦手な方はご覧にならない方が
良いかもしれません。
尚、サムネールに登場する写真は、
出来るだけそのように見えない物を
採用しています。
外壁に通気層を確保する事は
今や普通になりました。
物体と物体が接触しているのですから
当然、外壁に雨が掛かれば浸透もしますし、
又室内からの湿気が室内からも
排出されようとします。
そのような物理現象を壁の層の
どこかでシャットアウトしたり
若しくは万が一濡れてしまったら
乾燥するように空気が流れる層が
通気層の役割になります。
空気の流れに従って通気胴縁を
縦に貼るのが理想ではありますが、
今回は外壁の焼き板を縦に貼る
予定であるため、焼き板を受ける
材料である通気桟は横にして
使っています。
そうすると空気の流れを阻害するため、
その通り道を用意しているのが
写真の物です。
写真の方法以外にも横向きに使った時の
通気の方法はありますが、
説明は割愛させていただきます。
その通気胴縁を上から見下ろすと
通気のために加工した穴が
実に遠近感を生み出し、
実際の高さ以上に深い谷のようにも感じ、
思わずクラっとしそうになりました。
足場の上から、この状態は危険です。
最初にもお伝えしましたが、
その通気のための穴が集合体に見えますので、
苦手な方は下の写真は
ご覧にならない方が良いと思います。
中間検査
「9T+」の現場は本日、中間検査でした。
検査自体は大きな問題は無かったのですが、
私が提出するべき書類が不足していたため、
追って追加書類を郵送することで
クリアできると思います。
先週までとはうって変わって、
窓が付いたことで建物の中が明るくなりました。
特に2階は窓が付く位置も面材で塞がれていたため、
昼間でも投光器が点かないと真っ暗で、
携帯のライティング機能で確認していたのですが、
窓が付くと、想定していた景色が広がり
特に東側の開けた景色が心地よさそうです。
一方で真南には隣家の工事中で、
変わっていく景色がどのようになるのかは
未だ読めませんが、幸い隣棟距離はしっかりと
確保出来ているため日当たりは問題なさそうです。
水平構面を固める
上棟翌日こそ、雨に見舞われたものの、
その後は穏やかな天候が続く「9T+」
の現場では、外壁を面材により固める工事と
ともに、水平構面を固める工事も
進められています。
水平構面とは床や屋根面のことですが、
実際に屋根面を固めるのは、
そう簡単では無く色々調べた結果、
水平ブレースに頼ることで解決しました。
と言う訳で今回採用したのが写真の物です。
今回、初採用したのは
オメガメタルブレースと言う商品で
四角く囲まれた区画の大きさによって、
その強さが変わります。
耐震の考え方について壁面を固めることは、
ユーザーの皆様にもかなり浸透しているとは
思いますが床や屋根を固めると言うと、
未だイメージしにくいかもしれませんね。
建物が箱だとすると、それを構成する
外側だけが強くてもバランスが悪いので、
蓋に該当する床や屋根面も力を伝達できるように、
それなりの強度が必要になる訳です。
直下率
「直下率」とは1階と2階の柱の位置が
どの程度一致しているかを表すもので、
熊本地震の時に少し話題になりましたね。
直下率が高いとは上下階の柱位置の
一致率が高いことを指し、
直下率が低いとは、その逆になります。
構造的には勿論、直下率が高い方が望ましく
繰り返し地震に対しても有効である
と言われています。
在来工法の自由度の高さから一見、
間取りなんて、どのようにもなると
考えられがちですが、
このようなことを考えて設計を
しておかないと梁に大きな負担が
かかることにもなり兼ねません。
リノベーションの現場では空けたら、
よくこんなアクロバティックな構造を
考えたなあと、ある意味感心させられる
こともありますが、構造体には極力、
変な負担がかからない計画を志したいと思います。
先日、棟上げまで進んだ「9T+」の現場では
2階の室内に存在する柱はたったの1本だけです。
建物のボリューム的に、これで十分に成立するのですが、
間取りに従って柱を無造作に入れるなら、
あと数本はあってもいいのですが、
直下率を意識したことで、
梁に変な負担をかけないように
しようと思い、このようになっています。
断面フェチ
庫裡の改修工事は、今日キッチンが入るとのことで
少し覗いてみました。
只、少し早く行き過ぎたようで、肝心なキッチンは
到着したばかりで未だ設置のための下準備中でした。
待っていても時間が過ぎるだけなので
今日の所は退散しようと思いましたが
おっと「高さの動線整理」の投稿の際に
紹介した部屋が面白いことになっていました。
それが上の写真なのですが
壁がくり抜かれていて、
向うの景色が丸見えでした。
まるで壁にかかった絵画のようで
大工さんと額縁やなあと談笑!
写真も上手く、そのように表現できたと思います。
折角壁を抜いたので、その断面構成も
気になり撮ったのが、こちらです。
写真の右側が屋外で、竹小舞の外に
荒壁が塗られ中塗りがされて一番外側に
漆喰がうっすらと塗られている構成が見えます。
そして左の室内側は、解体の際に少し
土が落ちてしまったようで荒壁だけが残っている
ような感じです。
最近、フルーツサンドの断面を見せて販売したり
飲食の世界では断面を見せるやり方が流行っているようですが
建築も、こんな風に断面が見えると
壁の造られた順が分かって面白いなあと思います。
ここが通常の部屋なら下地窓をこしらえても面白いのですが
そのような使われ方をする訳ではないので最終的には
塞いでしまうのですが、目の錯覚が楽しい1枚となりました。
面を取る
「面を取る」ってもしかしたら
専門用語なのかもしれませんね
被っていた、お面を外すことではありませんよ。
木材などを柱や梁などに製材すると
正方形や長方形断面に仕上がる訳ですが
そのままだと角が直角になっていて
手で触れると角が立って手が痛いとか
物に当ててしまうと、角の部分が
直ぐに傷んでしまうと言うデメリットがあります。
それらの対処方法として
角を落とす作業を「面を取る」と言います。
で面を取る方法は幾つかあって
最も簡単な方法はサンドペーパーで
ひたすら擦り続ける方法です。
カンナの刃を少しだけ出して
さっと1~2回カンナを通すだけでも
面が取れますし
トリマに面取りビットを装着して
面を取ることも出来ます。
従って面の形も様々で
カンナを通すだけなら、三角形に面が
取れますし、トリマのビットには
様々な形状の面取りビットがあります。
ひょうたん面や銀杏面と呼ぶ
面の形状もあって、そのネーミングの
ユニークさに感心させられるのですが
実はそれらは装飾性が強くて
そこに装飾性を求めていない私には
あまり用いることが無い面の形状となります。
丸い面を取ろうと思うと
ボーズ面と呼ぶビットを使うそうですが
一般的には3Rと呼ぶ面の半径が3ミリの物が
一番小さいそうですが、実は手触りとして
3Rは少し大きいそうでして
それよりも小さいRは無いのかと
探していたら、ありました。
2Rと言う物があるそうです。
値段を見ると、3Rよりもウンと高い!
写真が少しピンボケしていますが
以前、テスリとして加工して頂いた物の
残りの材です。
上は面取りと言うよりも
手触りが良い様にR加工して頂いています。
そしてそれ以外の3つの出隅の角も
少し面取り加工してあります。
丸テーブル
最近、欲しい物の一つに
丸テーブルがあります。
コンパクトな住まいで提案するのに
直径1.0m前後の物が丁度良いのですが
大人数が集まる機会が多いお住まいでは
少し小さなサイズになります。
もっとも、私は竣工写真撮影時に
このサイズのテーブルがあれば
凄く場への納まりも良く重宝すると
言うのが大きな理由ですが
当然、実用にも耐えられる物が
必要になります。
但し、事務所には既に立派なテーブルが
2台もあるので、未使用時の保管が
課題になるので、出来れば未使用時は
コンパクトな状態に出来る物が
欲しい訳です。
所が、これだ!
と思える物は簡単には出てきませんので
であるならば、自分でデザインしてみようと
空いている時間を見てはスケッチに勤しんでいます。
炬燵の脚のように捻じ込む形式の物
若しくは職人さんが現場で作業台を造る時に
2枚の板を十字に交差させ、その上に板を載せる
形式を応用した物など、いずれも脚と天板を
分離させる事は技術的に難しくはなさそうですが
収納時のサイズを出来るだけコンパクトに
且つデザイン的にも見栄えがして
コスト的にも出来る限り抑えられる物を
又進展があれば
ご報告出来ればと思います。