防腐防蟻処理
晴れでなくても雨さえ降らなければ、と言う日を待ってました、とばかりに今日は土台大引の防腐防蟻処理。防蟻だけでなく防腐も入っているのが肝です。 良くある底の部分だけ、農薬系の防蟻剤をちょっと塗るのではなく4面丁寧に、そして小口、仕口などにも丁寧にホウ酸系の材料を噴霧します。
農薬系の防蟻剤は人体に影響があるだけでなく、耐候性が悪いので築後の住まいに再度塗布しようと思うとそれこそ大変なんです。
つまり業者の思うつぼ、頻繁に塗布するためにお金を払い、勿体ない。安物買いの銭失いとはこの事です。
ホウ酸系の材料は複数社から出ています。
固着するまでに雨に濡らしてしまうと駄目なのと、少し粘つく特徴があります。
写真は、底面防蟻処理後の土台。濡れ色なのは防蟻処理後の証で、時間を置くと乾いて元の色に戻ります。
コンクリート打設&材料検査
梅雨の晴れ間を狙ってかどうかは別として一週間前から決まっていた今日の基礎コンクリート打設です。 真夏の暑さとまでは、いかないまでも、そこそこの暑さの中のコンクリート打ち、雨が降らずに良かった。
雨が降ると調合が狂うのが一番困るのです。
現場に運んでくるコンクリートは工場で既に調合されています。そこに予定外の水分が足されると所定の強度に影響を及ぼす事もあり天候には神経質になるのです。
まあ、そんな心配をすることも無く、午後からは梁材の検査へ
長物の大きな版が沢山ありましたが、比較的良い材料を揃えて頂いていて、一安心です。
今回も、見える所に使う材料だけ先に出して頂いていたために作業もスムーズに進みました。
上棟に向けて動き始めた感があります。
新規のご相談と選木作業
午前中、新規にお問い合わせを頂いた方が事務所までお越し下さいました。 仕事を中心に住まいの場所を探るのか、ライフスタイルを中心に場所を探るのか非常に興味深いお話を伺いました。
土地探しからスタートされるとのことでした。
午後、「翼を広げる家」の選木作業
今回、直接の取引としては初めてのお付き合いとなる製材所さんでしたが、気合を入れて中々良い材料をご準備頂きました。
今回の選木作業では沢山ある材料の中から、室内の見える部分に使う柱材を選択し、それぞれの行き場所と向きを決めました。
番付けと呼ばれる符号を柱に書き込めば行き場所と向きが確定される訳です。
料理で言う所の下準備のような作業です。
この作業をしておく事で、同じ等級の材料であっても全く仕上がりの状態が違って見えます。
1枚目の山の中から良さそうな材料をピックアップし、それぞれの材料の顔(節、木目、目の流れ、赤味白太、割れなどが判断基準です)を見て行き場所を決め番付けを打つ
作業は、このような流れです。今回は見える場所に使う化粧材と呼ぶ材料が少なかったため予め候補となる材料をピックアップして頂いていましたので、作業も短時間で済みました。
来週は梁材です。
遣り方開始
梅雨を前に動き始めた「翼を広げる家」、くもり空の今日から遣り方の開始です。 「遣り方」とは何も目印が無い敷地の中に建物の位置を出すために木の杭や貫板と呼ぶ板を張って、そこに基準墨を出す作業です。
これが狂っていると後々、大変なことになるだけに真剣勝負なんです。
しかも今回の建物は、建物の振りが90°ではありませんので余計にややこしいのです。
思い返せば何も知らない小学生の頃、通学路の田んぼの中に、遣り方であろう木杭が打ってあった事を思い出しましたが当時の自分は、これが何の目的で存在しているのか全く分かっていませんでした。
おそらく、道路拡幅のための遣り方であったのでしょう、何やらよからぬ事をしでかしていたのかもしれません。
と言う事で、工事関係の方、遣り方が狂ってしまっていたら申し訳御座いません。知らないとは、本当に恐いものです。
もし、この現場でそんなことをされてしまったらと思うと、本当に腹が立つと思います。
と言う訳で地縄張りの時と同じポイントで、つじつまが合わず、てこずりましたが4時間ほど掛けてようやく遣り方作業が済みました。
地縄張り
先日、見積もりが始まった「翼を広げる家」 今日は地盤調査に先立ち、地縄張りを行いました。
四角い建物では無く「への字型プラン」です。直角では無く少し開いた形状の建物の地縄張りは苦労することを予想していましたが意外に2時間ほどの作業で済みました。
高価な機械は無いので、ローテクで如何に手早く作業を進めるかを考えた挙句、最初の一手、矩(かね)の手が勝負でした。
矩の手とは直角の事です。先ほど直角では無い、と言った所なのに何故なのか?
要するに、最初のポイントを出すのはどこか一辺なので、その一辺を出すために矩の手が必要になった訳です。そこから角度を振るために三角形を作っていくと振った先のポイントが求められる。
要するに、紙の上でコンパスを使って描くのと同じことを実寸でやっているだけのことです。
で、何故この建物が「への字型」なのかですが、採光と景色を求められる南側は住宅が建ち並んでいます。しかし、唯一、敷地の頂点となる側に抜けがあります。隣地の庭になっているスポットで木が植えらているために空間が抜けているのです。その抜けている部分を目指し、開口を向けるために様々な検討をした結果、四角い形状ではなく、「への字型」になった訳です。こうすることで隣家との適度な距離を保て、どの家とも、まともに窓が向き合いません。道路には背を向け雑音を排除しようと練った訳です。
四角いだけが家と言う訳ではありません。敷地の持つポテンシャル、周囲の環境を読み解くこと、住まいづくりにはこれが不可欠なんです。
















