発表会
先日、朝から雪が降る中、建築環境ラボと言う
勉強会の発表会に大阪の福島区にあるフクマチ
ヤまで御伺いさせていただきました。
私が受講していたのは応用コースと呼ぶ、基礎
コースから、もう一つ進んだコースです。共通
のモデル住宅があって、そのモデル住宅を各人
でテーマを自由に決めて建築環境に関する内容
を発表すると言う内容です。
私は部分改修の場合の光熱費比較をしてみまし
た。特に優劣がつくわけではありませんが、講
師の先生から発表した内容に関してアドバイス
をいただく形で会は進んで行きました。
発表は持ち時間1人10分、講評5分と言うプ
ログラムですが、10人以上の発表になります
ので、13時にスタート途中休憩を何度か挟み、
全員の発表が終わってみれば、すっかり日も暮
れていました。
その後、終電少し前まで懇親会も楽しく過ごさ
せていただき、篠山口まで帰って来た時には、
車のフロントガラスもバリバリに凍てつき、地
面もツルツルで、もしかしたら峠の坂道もツル
ツルなんじゃあないか?と、こわごわと運転し
何とか日付の変わる頃に辿り着きました。
継続は力なりと言いますが、この系統の勉強、
これまで少しかじっては間が空いて忘れてしま
い、又少しかじっては忘れの連続でしたので、
少し続けてやってみることで、自信のレベルア
ップにつながるのではないか?と思っておりま
す。
木のらせん階段
当初の設計では絵に描いたような優雅な3次
元の曲線を描く鉄骨のらせん階段を予定して
いたのですが、どうも金額が合わず、諦めて、
この部分は木で階段をつくることにしました。
木でらせん階段をつくると言っても、鉄骨と
同じようにする訳ではなく木造でつくること
が可能ならせん状の階段に仕上げると言う意
味です。
しかし鉄骨のらせん階段と同様に真ん中に立
つ芯柱に殆どの段板が集まってくるため、芯
柱はあっちやこっちから切り欠かれることに
なり、その分断面積も削られる訳ですから、
最初から芯柱は少し大きめの物を採用してい
ます。
上から光が射し込み階下を照らすことを狙っ
てみた訳ですが、さてその目論見はどうなる
か、徐々にここの雰囲気が分かってくると思
います。
建物巡りの旅 その3
少し間が空いてしまいましたが、記憶が薄れ
ない内に続きを投稿させていただきます。
21-21デザインサイトと国立新美術館を後にし
て次に向かった先は東京メトロ神谷町駅です。
地下から上がるとそこは最近、雑誌でも見た
ことのある独特の建物の下でした。「あっ、
ここにあったんだ」と思いましたが、又帰り
に同じ駅から地下鉄に乗る予定だったので、
一先ず目指すは白井晟一さんが設計した
「NOAビル」です。事前にグーグルストリ
ートビューで調べていた限りでは駅から少し
歩かなければ見えないと思っていたのですが、
意外に地上に出てメインの通りに建った途端
にその異様な姿が目に飛び込んできました。
周りに建つ四角四面のビル群とは打って変わ
り、下層こそふくよかですが、上層部は楕円
形のプランがそのまま立ち上がったような姿
に目を奪われ、建物に近づくに従って、その
異様さはますます度を増すのでした、多分こ
こがメインエントランスであろう部分は高く
えぐられたアーチ状で、その先はどうなって
いるんだろう?と思わせる神秘性でした。
地面から生えてきたように見える姿は、ビル
と言うよりも彫刻?と表現する方が相応しい
かもしれないとも思いました。そう感じさせ
るのは恐らく低層部に用いられたレンガタイ
ルがほぼ、道路に接する所まで貼ってあると
言うのも原因なのかもしれません。目の前の
道路には警察の護送車が横付けされていて、
少し物々しい雰囲気でしたが常日頃の風景な
のか、道行く人達は平然とやり過ごしている
ように見えました。
交差点の角に建つ建物は近づきすぎると細部
だけは分かるのですが、全景が分かりません。
交差点四方向からその建物を仰ぎ見ると、あ
る方向に赤白のタワーがあるではありません
か。「あれ、東京タワー?」下調べの中で眼
中になかったため、この有名な建物がどこに
あるかもしらずに訪問していたのですが、調
べてみると確かに東京タワーでした。
一通りNOAビルを堪能し、元来た道を戻っ
て行こうとすると大きな屋根がいやに印象に
残る建物が現れました。その姿から多分、宗
教建築であろうとは思いましたが、もしかし
たら相撲関係の建物か?でも相撲関係なら両
国だろうと歩を進めてみると、そこには霊友
会本部と書かれたサインがありました。
なるほどなあ、ラジオCMでは良く耳にして
いた霊友会とは、ここに本部があるんだとは
思いましたが中に入るほどの事情も勇気もな
くあえなく素通りし、神谷町駅に向けて戻っ
て行くのでした。
さて駅前まで戻って来て、この3字曲線を描
く躯体のような、そうでないような部分は構
造的に意味のあるものなのか?と思いました
が多分、構造的にも意味のある現代版のフラ
イングバットレスではないかと思いました。
それが麻布台ヒルズの建物です。中にはハイ
ブランドのアパレル店などが入居されていて、
少し敷居も値段もお高めそうな雰囲気でした
ので、少しだけウロウロして次の目的地を目
指すのでした。
ヒートショックに気を付けて
先日来、歌手で女優の中山美穂さんが突然、
お亡くなりになったニュースが世間を騒が
せておりますが、入浴中の不慮の事故との
ことではっきりした原因は特定できません
が、実は日本では交通事故で亡くなる方の
数よりも家庭内事故で亡くなる方の数の方
が圧倒的に多いと言われ続けております。
因みに2022年の総務省人口動態統計では交
通事故で亡くなった方の数が約3500人、一
方家庭内事故で亡くなった方の数は約15000
人とおよそ4倍以上もの方が家庭内事故で
亡くなっていることになります。
この状態は、私が独立したばかりの頃にも
同じことが言われていたので少なくとも20
数年は、一向に改善していないことになり
ます。
家庭内事故の中には段差が問題であったり、
温度差が問題となるヒートショックなども
含まれていて、先日のオンラインセミナー
では特に65歳以上の方はヒートショック
に、ご注意下さいとお話したばかりでした。
中山美穂さんがヒートショックが原因でお
亡くなりになったのかは不明ですが、入浴
中と聞くと、ヒートショックなのか飲酒に
よるものなのかと想像してしまいますね。
入浴中のヒートショックを予防するには入
浴前に脱衣室や浴室も予備暖房して出来る
だけ暖めておくことと言うことも先日のセ
ミナーではお伝えしたのですが、飲酒後直
ぐの入浴も危険ですね。
寒さの厳しいシーズンに突入しましたので
断熱対策には先ず内窓や断熱シートを窓に
貼るなど、まず窓への対策が有効となりま
す。来年も又、国の窓補助金が続くような
感じですので、皆様も是非ご活用を検討さ
れてみては如何でしょうか?
8年前の出会いから
昨日、今日の2日間、当方の工事中の現場と、
既に完成している住まい手さんのお宅を見学
していただきました。
快く応じていただきました、住まい手さんに
感謝の意を示しながらご案内させていただい
たのは、8年前に東京での勉強会で席を同じ
くさせていただいていた工務店さん2社さん
(長野県からと大阪の堺から)と当時の講師
をお勤めいただいていたコンサルタントさん
の計8名です。
先日の工事中の現場では階高の設定に関する
考え方や屋根の見え方に関係する屋根組の掛
け方など質問も多岐に渡りました。
そして夕食会に先んじて当日の振り返りを、
丹波で一泊していただいて、本日は昨年完成
しているお住まいを訪問させていただきまし
た。
工事中の現場と違って完成しているお住まい
では、既に生活もされていますので、住まい
手さんから直接、感想やきっかけなど、お話
を御伺い出来る絶好の機会でもあります。
予定していた時間も少しオーバーする感じで
したが昼食を済ませ、最後は丹波の奥座敷な
らぬ山奥の当事務所までお越しいただき、本
日の振り返りと感想などをいただき、皆様帰
路に就かれました。
皆様にとって、この2日で何か大きな収穫に
なったようでしたら、何よりと思います。
2日間のスケジュールは終えましたが、これ
は終わりではなく始まりだとのことでしたの
で、今後どのような展開を迎えるのかを、注
目して行きたいと思います。
初日、工事中の現場見学の様子
2日目 完成しているお住まいの見学の様子
届きました
先日、日本エコハウス大賞のイベント出席の
ために東京へ行った記事を投稿しました。
その際、奨励賞は名前も呼ばれず表彰状も無
かったと言う内容を書いていたのですが、本
日なんと表彰状が郵送されてきました。
後でびっくりさせる、どっきりでは無いけど
も荷物になるから郵送してあげるよと言う気
遣いだったのかもしれません。否、私のぼや
きが伝わってしまったのかもしれませんね。
しかし小さなリュック一つの私にとっては好
都合の結果であったことに違いありません。
きっとあのまま受け取ってたとしても、少々
硬い紙とは言え、所詮、紙ですので、あっち
こっちと移動の最中に、きっとしわしわにな
ってしまっていたに違いありません。
と言う訳で一旦、ほっとしました。それでも
上には上が居ることも分かったので更に精進
し、もっと高みを目指すつもりで今後の活動
にも取り組みたいと思います。
建物巡りの旅 その2
今回、一番見たかった「とらや赤坂店」を後
にして次に向かった先は安藤忠雄さん設計の
21-21デザインサイトと黒川紀章さん設計の
国立新美術館です。
事前に調べていた限りでは、そう遠くない距
離でしたので歩いてみることにしたのですが、
平面的な地図で見るのと違い坂道も結構あっ
て起伏の多い土地なんだなと思いました。
地名の坂の字はまんざら嘘でもない、そんな
印象です。どちらの建物も、もっと広大な敷
地に建っているのかな?と思っていたのです
が、意外にそうでもなくこじんまりした公園
の中に建っている感じがしました。
安藤建築は関西でも沢山、見る機会もあるた
めそう珍しくはありませんでしたが、黒川さ
んの建物は以前見た中銀カプセルタワー以来
でした。その頃にも既に、同ビルの解体の噂
はありましたが、もはや存在せず解体されて
しまっていて建築とは、かくあるものなのか?
形あるものはいつか無くなる運命なのかもし
れませんね。
この国立新美術館では日展が開催されている
真っ最中で多くの人で賑わっていました。し
かし日展を見ていては他に見たい建物を見る
ことが出来なくなると思ったので、建物だけ
を見学するにとどめましたが、美術館と言う
性格上、しっかりと展示スペースの面積やバ
ックヤードが必要になるため展示以外で見学
できるのはアトリウム部分だけでした。
曲面を描くガラスのファサードが印象的で中
は暑いんじゃあないの?とも思いましたが日
射遮蔽も考慮された内側のデザインによって
上手く陽射しはコントロールされているよう
に感じました。
実は21-21デザインサイトの裏手に回ってみ
ようと歩を進めた所でふと目に留まったのが
3枚目の写真です。一瞬マンションなのかな?
と思ったのですが、複合施設のようでした。
細い木の型枠を写し取ったコンクリートの外
観は無表情のようで優しい表情を感じました。
こんな近くに有名建築家の建物が集まってい
るロケーションって関西には、そう無いなあ
と思いつつ、1時間少し余りを過ごし次の場
所へと向かうのでした。
建物巡りの旅
先週末、日本エコハウス大賞のイベントがある
とのことで東京に行ってきました。表彰式があ
ると聞いていたのがメインの目的でしたが奨励
賞の席は用意されていたものの、名前も呼ばれ
ず、表彰状さえも無しと言う罰ゲームのような
悔しい思いをしましたが、この悔しさは又次に
生かせるように頑張りたいと思います。
まあ何よりも大きな収穫は懇親会にて住宅医の
検定会で同期受験した方々などにお会いできた
ことでした。同期の方々等は皆さん、奨励賞よ
りも上の賞だったため、ちゃんと表彰されてい
ましたが、それも励みにしたいと思います。
まあ、それはそうとて一番楽しみにしていた、
翌日の建物巡りの旅。今回一番見たかったのが
内藤廣さんが設計された「とらや赤坂店」です。
和菓子販売と飲食スペースを持つお店ですが、
本店は京都にあるそうです。未だ、そちらにも
行ったことがありません。本来なら、もう少し
高層の建物を建てることも可能だったそうで当
初は高層案だったそうです。
しかし、それをあえて階数を抑え設計し直され
たそうです。角地に緩やかに弧を描くプランは、
周囲の四角く敷地目一杯に建てられた建物より
も優しさを感じますし目を引きます。それはガ
ラス張りの外壁越しに見える木のインテリアが
醸し出すものでもあると思います。
客が足を踏み入れることが可能な範囲の最上階
は3階ですが、その天井を見上げるとまるで和
傘の内側を見ているような繊細な骨組みに美し
さを感じます。
外壁の内側に沿って緩やかに登る階段も上階へ
の期待感を感じさせるもので、開店後直ぐの9
時30分に入店したのですが、3階の飲食スペ
ースは11時からとのことで、他の買い物客の
方も3階への歩みは遠慮していたようでした。
が、しかし丁寧に交渉し3階の見学の許しも得
ましたので、未だ準備中ではありましたが憧れ
の3階スペースも堪能してきました。
次に御伺いすることがあるならば3階の営業時
間中に訪問し、飲食しながらゆっくりと過ごし
てみたいと思いました。
ヘッダー配管
本日は、「坂道に建つ家」の現場定例日でした。
建物の周りを囲む構造用面材もほぼ張り終えて、
窓の搬入もされていました。
建物が建つだけでは生活は成り立ちません。大
事なインフラである水や電気の工事も現場の進
捗に合わせるように並行して行われています。
昔の水道配管とは違って、ヘッダー配管と呼ぶ
方法が採用されます。ヘッダー配管とは写真の
ように一旦、建物の中に水道主管を引込み、ヘ
ッダーと呼ぶ分岐点から給水したい各所に排水
管を送る方法です。
こうしておくことで、給水に問題が生じた際に
問題が起こった個所の系統のみを交換や修理す
るだけで済むため非常に効率が良くなります。
ヘッダーから各所へ送水されている管にはご覧
のように送水先の名前が書かれています。
ヘッダーは床下にあることが多いため近くには
床下点検口を設けることになるのですが、無垢
のフローリングの個所に床下点検口を設けるの
も見た目や納まり上、今一つなので当事務所で
はコルク床を採用している洗面所の床下に設け
ることが多いです。
現場シート掲揚
建物は上棟する前に足場が組まれ、ゴミなどが
周囲に飛散しにくいようにシートが張られます。
そうするとそこには大きな仮の壁面が出来上が
る訳で、ここを利用して宣伝を兼ねて現場シー
トと呼ぶ物が掲揚されます。
通常、工務店さんのみが掲揚されることが多い
と思いますが、当方でも良い無料宣伝が出来る
チャンスがあるのだから逃すことは勿体ないと
出来たのが当方の現場シートです。
かざした手には意味があり、様々な紆余曲折を
経て私どもへの辿り着いていただいたお客様の
「住まいづくりの受け皿でありたい」との意味
を込めています。
手ばかりが目立っていますが、文字が細くて少
々見えづらい点は次回改良点として考えたいと
思います。
上棟しました
先週末の11月9日、「坂道に建つ家」が無事に
上棟しました。最初にお会いさせていただいてか
ら随分と時間が流れましたが、ようやく工事は、
2合目辺りまで来た感じです。
図面の段階から現場の段階に進むと現実味が増し
ます。現場が進みだしたと言うことは予算にも一
応目途が立っていると言うことになるので、私の
心中は見積もり段階よりも穏やかな感じです。と
同時に住まいづくりを現場に託している感じも
していて、注意を払いたい個所に集中できていま
す。
敷地の前の道路が坂道になっていて、敷地目一杯
に建つため引きが確保できず、並列に2台駐車で
きるインナーガレージへのアプローチが十分かど
うかが不安だったのですが、何とか2台とも無事
に出入りできそうな感じです。
オンラインセミナーにてお話をさせていただきます
来る11月16日(土)午前10時よりオンライン
セミナーにてお話をさせていただきます。
「省エネ住宅と健康の関係」と言うテーマで約40分
程度ですが、関心が御有りの方はご参加下さいませ。
詳しくは こちら から御確認下さい。セミナー後に
相談や質問も出来ますので、宜しくお願い致します。