大きな屋根に守られて

大きな金属屋根には4枚の天窓がついています。3本の木の柱が軒下に見え深い軒下空間をつくっている。右側は木の板塀に黒い鉄のフレームの建物がある。

南縁外観

住まい手は、三方を水路に囲まれた敷地ゆえに、大雨によって水路の水が溢れると敷地にその影響を受けることを把握されていました。
それを理解した上で、この土地を購入されましたので、建物へのご要望は水対策も、その一つでした。
そのために1階の床高を地面から1.0mの高さまで持ち上げました。
又、建物は一屋根の大きな屋根に憧れがあるとのことで、出来上がった外観ですが、屋根のボリュームと床高が上手くバランスのとれたプロポーションとなりました。
リビングダイニングは丸柱を中心に据えたことで意識的に機能分けされます。
屋根裏部屋のような二階にはご家族のワークスペースと寝室を設け吹抜けを通じ、リビングダイニングと繋がっています。


建築場所 兵庫県丹波市
敷地面積 293.34㎡(88.73坪)
建築面積 138.74㎡(41.97坪)
延床面積 176.59㎡(53.42坪)


施工 / 株式会社 中井工務店
撮影 / 中村写真工房

 

浸水対策のために床を地面から1.0mに設定しています。一般的な住宅よりも40cmほど高くなります。
これが翌年の大雨被害から家を守ることになるとは思ってもいませんでしたが、備えることの大事さを知りました。
下写真は、その高さが分かる1枚です。玄関戸を開けた中で、更に床は1段高くなっています。

 
深い軒下の縁側のある空間

縁側空間

深い軒に守られた軒下の縁側空間です。ガラス窓、網戸、内障子は全て戸袋に納まり、フルオープンになります。

 

丸柱を中心に据えたことで意識的に機能が使い分けされます

部屋の中心に太い丸柱があり、その右側には木のテーブルと椅子がある。その後ろには2枚の窓がある。丸柱の左側には2か所の掃き出し開口があり、その上に高窓がある。

リビングダイニング

 
 

今では、人気のファミリークロゼット。当時は家族の収納が皆、同じ部屋にあるのは珍しい時代でした。

木の床と柱、梁と天井に白い壁。木の箱組の中に洋服が吊るされたハンガーパイプがついている。

ファミリークロゼット

 

2階は妻側にしか窓がないので屋根裏部屋のような感じになっています。しかし吹抜で下階とつながり快適なスペースでもあります。

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陽だまりで繋ぎました