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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

住まいづくり通信 6/23号

今日の一言は・・・

 

すいません、今日はズバリ言える話ではありません。

 

「木の家の温か味」と言う言葉を耳にした事はありませんか?今日はこの「温か味」について考えてみます。

 

もし、木自体が温か味を確保しているのなら、純粋に木だけでつくられたログハウスなども暖かいと言う事になります。しかし、実際に生活されている話を時々、耳にしますが、悪い点ばかりを取り上げると、冬場は隙間風やその隙間から雨風の強い時には雨が入るなどがあるようです。只、そう言った事を上回る何かに魅力を感じ、好んでログに住む人がいるのだと思うのですが。

 

では、温か味と言う言葉を具体的に数字を追って見てみる事にします。熱の伝え易さを示すのに「熱伝導率」と言う言葉があります。言葉や単位は別としてこの数字が大きいほど熱を伝え易いと言う風に考えて下さい。

 

杉、桧・・・0.12(W/mK)

住宅用グラスウール24K(※)相当・・・0.038(W/mK)

土壁・・・0.69(W/mK)

畳床・・・0.11(W/mK)

アルミニウム・・・200(W/mK)

鋼材・・・53(W/mK)

コンクリート・・・1.6(W/mK)

 

※24Kとは1立方メートル当たり24kgの質量である事を示す、つまり密度です。

 

この数字からアルミニウムは大変、熱をよく伝える事がわかると思います、前回お伝えした断熱材に使われるグラスウールの数字がこの中では最も小さく、熱を伝えにくい材料である事がお分かり頂けると思うのですが木材である杉や桧を見てみるとグラスウールに比して約3倍熱を伝え易い材料となります。ただ他のコンクリートや鋼材に比較すると木材は熱を伝えにくい材料と言う事になります。この数字が小さいからと言って厚みが薄ければ当然、熱は伝わり易くなりますし、数字の大きい物でも厚みを増せば熱は伝わりにくくなります。

 

只、住宅の断熱性能と言う面から考える時にはこれら材料の熱伝導率でなく、混合して使われる他の材料の性能や施工状況等他の要因もミックスされて考えられますので単体の数字を見て断熱性能が無い、ウンヌンは言えないのです。

 

では「木の家の温か味」とは何なのでしょうか?木の断面を見ると細かい細胞壁に囲まれた空気包がたくさんあり、その中に空気を閉じ込めているので先日の断熱材の話のように多少の断熱性能はあると思いますし、実際当事務所でも杉の床板を貼っていて、足触りもいいし温かな感じはしています。

 

今日はズバリ言えませんでしたが、温かさの感じ方には個人差がありますし、イメージによる擦り込み半分、技術的な裏付けによる所少々と言った所で中途半端になりましたが一旦幕引きとします。